奇門遁甲大全

排盤アルゴリズムの完全公開、134 の格局・用語の逐条解説、各項目への古典出典の明記——検証できる奇門遁甲ハンドブックです。

奇門遁甲とは

奇門遁甲は太乙・六壬とともに「三式」と呼ばれ、時間によって盤を立てます。立局時刻を干支四柱に換算し、それに基づいて天盤・地盤・九星・八門・八神を配置した九宮の盤面から、物事の成否・時機・対応策を判断する術で、歴史上「帝王の学」と称されました。

奇門の盤の核心は「干をもって事を代す」こと。日干は求測者本人、時干は問う事柄を表し、その他の天干にも役割があります(戊は資財、庚は障害、丁は情報など)。判断の流れは、用神の落ちた宮を見つけ、その宮の天盤干と地盤干の組み合わせ(十干克応)を読み、八門・九星・八神で吉凶を修正するというものです。

排盤方法:アルゴリズムの完全公開

当サイトの奇門排盤は主流の「時家奇門・転盤(排宮)法・拆補法定局」方式です。以下が排盤の全ルールで、各ステップは古典やあらゆる専門排盤ツールと照合できます:

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    四柱を定める

    年柱は立春の正確な交節時刻、月柱は節気の正確な時刻を境とし、日柱は 23:00 で日替わり(夜子時は翌日に帰属)、時柱は五鼠遁で日替わり後の日干に従います。

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    定局(拆補法)

    冬至から芒種までは陽遁、夏至から大雪までは陰遁で、節気の正確な交節時刻で判断。三元は日柱の六十干支上の位置で確定し(甲己が符頭:子午卯酉は上元、寅申巳亥は中元、辰戌丑未は下元)、「冬至驚蟄一七四」の定局歌訣で局数を得ます。

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    地盤を敷く

    三奇六儀を「戊己庚辛壬癸丁丙乙」の順で、陽遁は局数の宮から順飛、陰遁は逆飛で配置します。

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    直符・直使を定める

    時柱から旬首(甲子戊、甲戌己……)を求め、旬首儀の落ちた地盤宮の星が直符、門が直使。旬首が中五宮の場合、直符は天禽、直使は死門となります。

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    天盤を回す

    直符は時干に従う:直符星を時干の落ちた宮へ移し(時干が甲の場合は旬首儀で代替、中五宮は坤二宮に寄宮)、他の八星は固定の環順で同期回転。天禽は天芮と同宮し、中五宮の地盤干を携えます。

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    八門を配す

    直使は時支に従う:旬首の宮から、旬内の時辰の序数だけ陽遁は順、陰遁は逆に九宮(中宮含む)を歩き、落ちた宮が直使門の位置。八門は環順で整列します。

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    八神を配す

    直符・螣蛇・太陰・六合・白虎・玄武・九地・九天を、直符の落宮から陽遁は時計回り、陰遁は反時計回りに配置します。

排盤の正確性について

上記の各データ表(二十四節気定局表・六儀撃刑・十干入墓・駅馬旬空)は複数の古典口径と照合済みです。排盤結果は、陽遁・陰遁・直符中宮・全盤伏吟・拆補と置閏の判別時刻などの境界ケースを含む複数の盤例で、独立した 2 つの専門排盤エンジンと逐宮一致し、自動回帰テストとして固定化されています。アルゴリズムの全技術口径は本ページで公開しており、検証を歓迎します。

古典と伝承

当サイトの格局項目の断語と出典は、以下の通行古典に基づいて整理しています:

《煙波釣叟歌》

奇門遁甲で最も重要な歌訣の総綱。定局・直符直使・吉凶格局の原典で、宋代伝承とされ、後世の注本が多数あります。

《遁甲演義》

明代・程道生撰、四庫全書収録。奇門の排盤ルールと格局体系を体系的に整理した、口径考証の中核文献です。

《奇門遁甲統宗》

明清期に通行した奇門の集成テキスト。歴代の排盤方法・格局断語・応用条目を収めます。

用語・格局辞典

134 項目が九星・八門・八神・三奇六儀と常用格局の全てをカバー。各項目に成立条件・古訣出典・平易な詳解・六分野の具体的な判断を収録:

よくある質問

奇門遁甲と四柱推命の違いは?

四柱推命は出生時間から人生全体の格局と大運を論じる「命」の学問。奇門遁甲は尋ねた瞬間の時刻で盤を立て、具体的な一件の成否と時機を判断する「事」の学問です。長期は四柱推命、目の前の判断は奇門と、互いに補完します。

拆補法と置閏法はどちらが正確?

どちらも三元局数を定める流派の方法です。拆補法は日柱の符頭で直接元を定め、ルールが明快で人為的な置閏が不要なため、現代の主流排盤ツールの標準です。置閏法は超神接気の際に人為的な置閏が必要で、伝承により処理が異なります。当サイトは拆補法を採用し、口径を全て公開しています。

吉格なら必ず順調ですか?

いいえ。格局は物事の性質と水準を示すもので、用神の旺衰、門迫、空亡、撃刑、入墓などの条件で修正が必要です。吉格でも空亡や入墓では割引かれ、凶格でも吉門の生扶があれば凶意は減じます。

ここの排盤は他のソフトと違いませんか?

同じ「時家転盤+拆補定局」の口径であれば、当サイトの結果は主流の専門排盤ツールと逐宮一致します(複数盤例で交差検証済み)。差異がある場合は通常、流派の口径違い(置閏法・飛盤法)であり、計算誤りではありません。

ルールが分かったら、一局立ててみましょう

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