太白入熒
天盤の庚が地盤の丙に加わり、太白の金星が熒惑の火地に踏み込む、賊星が主を犯す形。盗賊の到来と門戸の損耗を主り、何事につけ窃盗・横取り・裏の企みへの厳重な備えを要する。
成格条件
天盤 庚 + 地盤 丙
古訣出典
六庚加丙白入荧,六丙加庚荧入白。白入荧兮贼即来,荧入白兮贼即去。(六庚が丙に加われば白入熒、六丙が庚に加われば熒入白。白の熒に入るや賊即ち来たり、熒の白に入るや賊即ち去る。)
《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》
詳解
テーマ別の判断
職場では足元をすくわれることに注意。中核の顧客、重要な成果、昇進の機会は、いずれも狙われて横取りされかねない。重要な企画は機密保持を徹底し、手柄はこまめに記録して残すこと。急に擦り寄ってきたり、しきりに探りを入れてきたりする者には警戒を。
散財の凶は窃盗と横領に集中する。現金・貴重品はすりに、口座は不正利用に、商売では共同経営者や従業員の使い込みに備えること。暗号化・照合・保険加入の三つに直ちに着手を。高額の財物は決して人目にさらさないこと。
恋愛には割り込んでくる者への備えを。相手の周囲に、よからぬ心を抱いて近づく者がいるかもしれない。疑心暗鬼になるよりも、そばにいる時間を増やして信頼を固めるほうがよい。財物やプライバシーも、知り合ったばかりの人に打ち明けるのは急がないこと。
健康面では外からの傷に備えたい。不意の打撲、刃物による傷、火傷などがこれに当たる。工事現場や厨房などに出入りする際は、いっそう注意を。急性の炎症が激しい勢いで来ることにも備え、発熱と外傷はすぐ受診し、我慢は禁物である。
旅はこの格が最も重点的に備えるべき場面で、路上での窃盗・強奪を主り、荷物や貴重品を失いやすい。貴重品は肌身につけて分散保管し、宿泊は正規の施設を選び、夜間に人気のない場所へ行かないこと。証明書類は事前に控えを取っておきたい。
訴訟では相手の奇襲に注意。突然の保全申立て、抜き打ちの証拠収集、開廷時の不意打ちは、いずれも起こり得る。こちらの証拠の連鎖は前もって固め、重要書類は複数箇所に控えを。相手が自分から条件交渉を持ちかけてきたときは、そこに罠がないか用心したい。
関連項目
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