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格局吉格

人遁

休門が天盤の丁奇と会し、太陰の位の上に臨む形。星精が陰神に覆い隠され、人の和を得ることを主る。賢才を求めての協力、婚姻や和談、内密に進める正事に宜しい。

成格条件

休門 + 天盤 丁 + 八神 太陰

古訣出典

休门六丁共太阴,欲求人遁无过此。(休門に六丁が太陰と共にあれば、人遁を求むるにこれに過ぐるものなし。)

《烟波钓叟歌》

詳解

人遁は休門・天盤の丁奇・八神の太陰が同宮して成る、三遁の一つである。丁は星奇にして南極星の精、太陰は庇護と隠匿の神、休門は休養・人間関係・恩沢を司る。星奇が太陰の位に臨む様は、陰雲が身を覆って誰も窺い知れぬがごとく、人の和の利を得ることを象徴する。成格の原理は、吉門・吉奇・吉神の三者が相会し、丁火の文明の気が太陰に収斂され涵養されて、鋒鋩を内に蔵することにある。ゆえに人事の斡旋や水面下の画策に利がある。この格は大吉の格で、賢才の招聘・師事や同盟・和談や協定・婚姻嫁娶に宜しく、とりわけ内密に和合させる事に利がある——公にすべきでなく、内々に運ぶ必要のある正当な用件に、この格を用いれば最も験がある。三遁のうち、天遁は天の時を、地遁は地の利を、人遁は人の和を得るものでそれぞれ方向が異なり、人遁の要は人を借りて事を成すことにある。太陰は庇護を司り、謀事には陰ながらの後ろ盾を得やすい。注意点としては、丁奇が入墓するか休門が迫を受ければ、人の和の力は大きく削がれる。落宮が空亡に逢えば、頼んだ相手が約束を違えやすいので、謀事はまず書面の約定を交わすのが宜しい。事が成るまでは低調を保つこと。言い立てればかえってその妙を破る。

テーマ別の判断

仕事・官職

内々に運ぶ人事に利がある。社内推薦・ヘッドハンターとの接触・部門間の根回しはみな宜しく、貴人の陰ながらの後押しを得る。交渉は一対一の内談が宜しく、公の場で手の内を晒すのは不向きである。昇進の意向は信頼できる人に託して伝えてもらえば、事半ばにして功は倍する。

財運・経営

求財は共同事業・仲立ち・仲介の利に宜しく、人脈を得れば財はおのずから来る。内々にまとめる商談・内部割当・限定的な提携に宜しく、公開の売り込みや競り合いは不向きである。契約前は口を固く閉ざすこと。情報が漏れれば利益は横取りされやすい。

恋愛・結婚

婚恋には最も吉な格の一つで、見合い・縁談・婚約・嫁娶に宜しく、仲人の働きが良く、両想いがまとまる。片想いの者は人に橋渡しを頼めば成功率が高い。復縁や内々の仲直りにも利がある。恋愛事は控えめに進めるほうがかえって順調である。

健康

病状は静養が宜しく、良医と手厚い看護に恵まれて癒える。人目につかない静かな環境での療養に利がある。婦人科・心神・不眠の症はこの時の調治にとりわけ宜しい。受診は知人の紹介で名医を訪ねるのがよく、あてもなく駆け回るより効き目が勝る。

旅行・移動

外出は連れ立っての旅や親戚知人への訪問に宜しく、道中は人の世話を得て、食事も宿も整えてもらえる。控えめな旅は平安順調で、行程を言い広めるのは不向きである。商用の出張は内々の会談に利があり、会えばすぐ誼が生まれ、頼み事の多くは目処が立つ。

訴訟・争い

訴訟は法廷外の和解・水面下の斡旋に利があり、仲介者の調停を得て事を収め、条件も己に有利となる。公開の対決で対立を激化させるのは不向きである。陰ながら証拠を固めて証人をつなぎ留めること。交渉のテーブルの下の働きが最終の結果を決める。

関連項目

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