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格局凶格

火入勾陳

丁火の星奇が己土の勾陳の地に落ち、光華が湿土に覆われて晦む。陰私の縺れや恨みが陰に結ばれ、事の発端は女性や私情にあることが多く、謀事には不向きであることを示す。

成格条件

天盤 丁 + 地盤 己

詳解

火入勾陳は天盤の丁に地盤の己が加わって構成される。丁は星奇で、陰火の光。己は勾陳・地戸で、陰湿の土に属し、田土の縺れや暗昧な関わり合いを象徴する。丁火は己土を生じ、一見相生に見えるが、実は洩気である。灯火の光が湿土に射し込めば、照らすほどに暗くなり、星奇の明るさは暗い土に覆われてしまう。格が成る理はこの「掩(おおう)」の一字にある。文書は弱みの種となり、人情は縺れとなる。ゆえに姦私や仇怨、事は女性に因ると断じる。この格は凶であるが、凶は陰私にあって表立った禍にはない。多くは陰での怨恨、私情の露見、弱みを握られることを示し、表立った衝突はかえって少ない。事を占ってこの格を得たら、秘密・私的な交際・曖昧な関係に関わるものはとりわけ慎重を要する。ひとたび巻き込まれれば泥沼に陥るがごとく、抜け出すのに時間がかかる。層次としては、吉門が配されれば凶性はやや減じ、事は陰で解消しうる。死門・驚門が配されれば縺れは深まり、私怨が仇隙に結ばれるのを防がねばならない。落宮が空亡に逢えば陰私の事は形を成しにくく、凶意はやや軽い。門迫に逢えば土性はいっそう頑なになり、長く引き延ばされる。この格で事を断ずる要点は人事の背景にある。まず女性の当事者がいないか、表に出せない隠し事がないかを調べること。答えは多くこの層に隠れている。守るべくして攻めず、断つべくして続けず、早めに関わりを絶つことが趨避の鍵である。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では小人の闇討ちと流言の纏わりつきに用心し、昇進は私的な関係にかき乱されやすい。この時期は職場の私的な派閥争いに加わらず、まして人に弱みを残してはならない。どうしても事を進めるなら、公開の手続きを踏み、書面の記録を残せば、陰害を減らせる。

財運・経営

財には陰の損耗が多く、共同経営者による内々の流用や帳簿の不明瞭に用心する。女性の共同経営者や仲介者が関わる商いはとりわけ帳簿の照合を要する。この格は投機と内々の取引に不利で、およそ表に出せない金には後々の患いが多い。

恋愛・結婚

恋愛は三角関係や旧情の縺れに陥りやすく、私情露見の象が顕著である。婚恋を占ってこの格を得たら、まず双方に隠し事がないか調べること。すでに曖昧な関係がある者は、引き延ばすほど傷が深くなる。快刀をもって乱麻を断つのが唯一の解決法である。

健康

病は長引いて癒えにくいことが多く、脾胃の湿滞・婦人科の疾患・心火の鬱結が主となる。病因は情緒の鬱怒や私事の憂いに関わることが多い。受診は早いほどよく、遅らせれば小さな病が痼疾となる。女性の患者はとりわけ速やかな検査を要する。

旅行・移動

旅には足かせが多く、行程は私事や人付き合いで滞りやすく、道中では曖昧な関係から厄介事を招かぬよう用心する。この格は密会や内密の用事のための外出を最も忌む。どうしても出発するなら、行程を公開し、連れ立って行けば、口舌を免れられる。

訴訟・争い

訴訟は姦私や怨恨に端を発することが多く、事案は曖昧で判然とせず、立証が難しい。先に手を出して訴えた側が必ずしも理があるとは限らず、調停のほうが法廷での対決に勝る。相手が隠し事を盾に脅すのを防ぎ、己方は決して新たな弱みを加えてはならない。

関連項目

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