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格局凶格

利陰害陽

天盤の乙が地盤の戊に加わる。陰木が陽土を剋し、陰の気が利を得て陽の気が傷つく。ひそやかな事は行えるが、公開の事は阻まれる。門が凶にして迫を受ければ、さらに財の破れと人の傷を主る。

成格条件

天盤 乙 + 地盤 戊

詳解

利陰害陽とは、天盤の乙が地盤の戊に加臨することを指す。乙は陰木・日奇であり、戊は陽土で天干の財である。陰木が上から陽土を剋伐し、陰が勝って陽が敗れるため、利陰害陽と名づけられた。成格の原理は、柔をもって剛を制し、暗をもって明を制することにある。乙木が剋するのは明るい場所にある陽性の力である。ゆえにおよそ公開・華々しさ・男性側や表立った主導に属する事柄はその害を受け、およそ隠密・柔軟・女性側や舞台裏での推進に属する事柄はかえってその利を得る。吉凶の位置づけとしては凶格に列せられる。占う事項の多くは陽事——求財・求名・興業はいずれも表の事——だからである。しかしこれは条件つきの凶であり、陰の事や内々の計画はかえって成り得る。断語は凶を強める条件を明示する。八門が凶でかつ迫を受ければ(門が宮を剋するのが迫)、凶性が全面的に噴き出し、財の破れと人の傷を主る。注意点として、この格を用いるにはまず問う事柄が陰に属するか陽に属するかを見分け、それから門と宮の関係を見ること。乙木が戊土を剋すのは財を剋す象でもあり、表立った金銭のやり取りにはことさら慎重を要する。吉門を得て迫を受けなければ、陽を害する力は軽くなり、控えめに事を運べば無事を保てる。

テーマ別の判断

仕事・官職

表立った公募や公開の昇進には不利で、目立つほど抑え込まれやすい。舞台裏での調整、内部での異動、女性が主導する事柄はかえって順調に運ぶ。この段階は鋒を蔵して控えめに構え、功績は帳面に付けておき、格局が転換するのを待ってから示すのが良い。

財運・経営

表の財は剋を受ける。公開入札、店舗や露店の商い、表向きの商売は伸びがたく、破財にも備える。一方で目立たない収入、仲介による手数料、女性が扱う金脈は比較的動かせる。門が凶にして迫を受ける時は大口の資金を決して動かさないこと。財を破り人を傷つける応を最も忌む。

恋愛・結婚

恋愛では女性側が主導権を握って利を得やすく、男性側は制され損なわれやすい。ひそやかな交際の方が公開の関係より安定する。結婚話など表立った推進はゆっくりで良い。男性はこの時期、譲歩を多く争いを少なくするのが良く、突っ張れば共倒れになるだけである。

健康

男性の健康にはとりわけ注意が要る。脾胃が剋を受け、消化器系と筋肉の疲労損傷が主な症状で、門が凶にして迫を受ければ外傷や出血に備える。女性への影響は比較的小さい。養生は柔らかく緩やかに、食養と静養が強い薬に勝り、夜間に症状が重くなるなら速やかに受診すること。

旅行・移動

公開の商用行程や代表団としての訪問は順調に運ばず、控えめな私的旅行はおおむね障りがない。門が凶にして迫を受ける時は、道中での財の損失や怪我に備え、金銭と証明書類は肌身につけて保管すること。男性の旅は女性より危険が高く、夜間の山道はとりわけ避けたい。

訴訟・争い

表立って訴えを起こすのは不利で、公然と争うほど損が膨らみ、男性側・原告側はとりわけ受け身に回る。法廷外の斡旋や内々の和解の方がかえって実利を勝ち取れる。門が凶にして迫を受ければ、訴訟による破財さらには人の傷にも備え、利を譲ってでも早く身を引くこと。

関連項目

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