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格局凶格

直符飛宮

天盤の戊が地盤の庚に加わる。戊に遁する甲木が庚金に剋され、直符の尊が本位を追われて宮を飛ぶ格。根基の動揺を主り、吉事はその吉を成しがたく、凶事はさらに凶を増す。

成格条件

天盤 戊 + 地盤 庚

詳解

直符飛宮とは、天盤の戊が地盤の庚に加臨することを指す。戊には甲子が遁蔵し、甲は十干の首、直符の尊である。庚は陽金で、甲木の七殺にあたる。天盤の戊が地盤の庚の上に落ちるのは、甲木が剋星の頭上に直接座るに等しく、尊神が位を追われて宮を飛ぶため、この名がある。成格の原理は地盤が天盤を剋し、しかも殺をもって尊を剋することにある。庚金が下から上を攻め、甲木は根を下ろす場所がない。主事者の基盤が揺さぶられ、足元から火の手が上がる象であり、ゆえに断語は吉事は吉ならず、凶事はさらに凶と言う——良い話は手元まで来ても覆り、悪い事には油が注がれる。吉凶の位置づけは凶格で、その凶は受け身で制されることにあり、物事は突変と反復が多く、変動はしばしば強硬な外力によって引き起こされる。庚は刀兵・強者・敵手を象り、来る勢いは剛猛である。注意点として、この格は天盤の庚が地盤の戊に加わる天乙伏宮と表裏をなし、いずれも上下の失位を主る。この局のもとでは自ら事を起こすことを厳に慎み、目立つほど剋を受けることが重くなる。凶門・撃刑に逢えば禍はさらに烈しく、吉門・吉星を得ても損を減らせるだけで吉には転じない。鋒先を避けて守りに縮み、格局が過ぎるのを待ってから改めて謀るのが良い。

テーマ別の判断

仕事・官職

事業の基盤が不安定で、まとまったはずの職位や昇進が土壇場で覆る可能性があり、強力なライバルや外から降りてきた人物に席を奪われることにも備える。この時期に鋒芒を露わにすれば抑圧を招くだけである。拡張計画をしまい、中核の業務と成果を守り抜くことが肝要である。

財運・経営

財には大凶の兆しがある。投資は強い力に刈り取られ、契約は一方的に破棄され、売掛金は強硬に支払いを引き延ばされる、いずれも起こり得る。レバレッジをかけず、強い相手との賭けに出ないこと。利益を確定して分散して保管するのが、この格のもとで最も現実的な選択である。

恋愛・結婚

恋愛は強い衝撃を受ける。第三者の割り込み、家族の強硬な反対、あるいは相手の態度の急な硬化、いずれもあり得る。正面からぶつかれば破局を早めるだけである。まず半歩引いて冷却期間を置き、底線を守りつつ決裂は避け、冲剋の気が過ぎてから改めて話し合うこと。

健康

健康面では刃物による傷、打撲や骨折、肝胆の損傷に備え、持病はこの時期に急に重くなりやすい。急を要しない手術の予定は入れないこと。運転や機械の操作はことのほか慎重に。不調を感じたら直ちに受診すること、遅らせる代償は平時より大きい。

旅行・移動

外出は凶が多く吉が少ない。道中は交通事故、荷物の強奪や差し押さえに注意し、商用の行程も相手方の土壇場の翻意に遭いやすい。延期できるなら延期すること。どうしても行くなら夜道や険しい道を避け、重要な物は分けて持ち、連れ立って行動するのが良い。

訴訟・争い

訴訟では受け身で打たれる形勢にあり、相手は勢いが荒く手段も強硬で、慌てて応戦すれば必ず損をする。この格では自ら訴えを起こすことを忌む。訴えられた場合は専門の弁護士を立てて正面から守り、同時に資産と証拠を保全し、調停に持ち込むことに力を注ぐこと。

関連項目

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