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九星

天英星

九星の中の小凶の星。五行は火に属し、原始宮位は離九宮。名声の輝きと、華やかだが実の伴わないことを司る。文化・芸能で表に立ち名を揚げるには利があるが、急進的な行動と争いを忌む。

古訣出典

坎蓬水星离英火,中宫坤艮土为营。乾兑为金震巽木,旺相休囚看重轻。(坎の蓬は水星、離の英は火、中宮と坤艮は土を営とす。乾兌は金にして震巽は木、旺相休囚にて軽重を看る。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》

詳解

天英星は五行が火に属し、原始宮位は離九宮にあり、九星分類では小凶に属する。『煙波釣叟歌』は九星に五行を配して論じ、離宮の天英を火とし、旺相休囚はこれによって推し量る。その象意は光明・名声・短気・虚飾であり、人においては気が短く聡明で、目立ちたがりの者を主り、芸能・メディア・儀礼に携わる人をも表す。事においては表向きは華やかだが内実は空虚であることを主る。天英は夏に旺じ、春に相、四季の土用の月に休、秋に囚、冬に死となる。旺相の時は火の勢いが烈しく、名声は上がりやすいが、是非もまた早く訪れる。休囚の時は炎の力が足りず、実のない虚名、有始無終を主る。離宮に臨めば得地、震・巽宮に入れば木の生を得て声勢はさらに盛んになる。坎宮に入れば水に克され、名望の挫折と計画の中断を主る。天英の凶は性急さと虚飾にある。表に立って名を揚げること、宣伝や公演、面接で自分を見せることにはその光を借りられるが、沈潜・忍耐・確かな裏付けを要する事ほどその性に合わない。事を用いてこれに遇えば、まず気性を抑え、虚火を真の実力へと変えること。景門と同宮すれば、文書・宣伝の事はなすべし。凶格に逢えば血光・火災と、歓喜が極まって悲しみに転じることを防ぐべきである。

テーマ別の判断

仕事・官職

人前に立つ職業に利があり、芸能・メディア・広報・面接ではいずれもその勢いを借りられる。虚名は得やすいが実権は握りにくく、功を誇って急進することは厳禁である。休囚の時は露出がかえって非難を招くため、控えめに仕事をするほうが無難である。

財運・経営

財は入りが早いが出ていくのも早く、見た目は繁盛していても利益は薄い。流行を追う投機を忌み、火の勢いが過ぎればたちまち身動きが取れなくなる。旺相の時は素早い出入りで小さく勝ち、確実に利益を確保すること。休囚の時は元本を固く守り、レバレッジには手を出さないこと。

恋愛・結婚

恋愛は火のごとく、来るときは燃え上がり、引くときは跡形もない。相手は容姿が優れ、情熱を表に出すが、腰の据わりに欠けることを主る。熱愛期に生涯を決めるのを急がず、潮が引いた後にどれだけの真心が残るかを見ること。

健康

心血管・目・血光と炎症の疾患を主り、発熱・のぼせ・不眠・動悸が最もよく見られる。夏季の応験が特に顕著である。病は勢いが急だが、速やかに受診すれば概ね制御できる。日頃から夜更かしと怒りを戒めれば、心が静まり自然と火も下がる。

旅行・移動

旅では火と乾燥に注意し、夏の遠出では熱中症に、運転では焦りによる追突に注意すること。旺相の時は近場の観光を存分に楽しめる。休囚の時は計画が竜頭蛇尾に終わりやすく、重要な行程は切符や予約をもう一度確認するのが良い。

訴訟・争い

性急さが事を損ない、法廷で怒って取り乱すことを最も忌む。是非は目立ちたがりや言辞の派手さから起こることが多い。冷静に処理し、一拍置いてから対応し、相手の怒りを先に発散させるのが良い。証拠は確かなものを揃えること。虚勢は必ず見破られる。

関連項目

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