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格局凶格

天乙伏宮

天盤の庚が地盤の戊に加わり、太白の凶金が値符の貴人を圧する形で、天乙伏宮と称する。貴気が封じられ、百事に謀るべからずとされる大凶の格であり、静かに守って矛先を避けるのがよい。

成格条件

天盤 庚 + 地盤 戊

古訣出典

庚加值符天乙伏,值符加庚天乙飞。(庚が値符に加われば天乙伏、値符が庚に加われば天乙飛。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》

詳解

天乙伏宮は天盤の庚が地盤の戊に加わることで成立する。戊は天乙値符の干である——遁甲では甲子戊が六甲を統べ、戊はすなわち貴人・元帥の位に当たる。庚は太白で、奇門第一の凶金とされ、阻隔・争戦・官非を主る。太白の凶金が天盤から値符の真上にのしかかり、貴人が凶神に伏せられて身動きが取れないことから、天乙伏宮と名づけられた。成格の理はまさにこの「圧」と「伏」にある。事を主る神が制せられれば全局は要を失う。それゆえ断語はきわめて重く、「百事謀るべからず、大凶」とされる。吉凶の程度としては凶格の中の重格である。この時期に事を起こせば強い妨げに遭うことが多く、人に頼っても貴人自身が窮しており、助ける力がない。値符飛宮(戊加庚)とは表裏の関係にあり、古訣は伏と飛を並べて挙げ、兵占では主客ともに不利とする。三奇や吉門が同宮すれば凶勢はやや緩むが、急場をしのぐにとどまり、大勢は変わらない。庚の年・月・日・時に逢えば凶がさらに重なり、動けば咎めを受ける。落宮が空亡に逢えば大事は実体を失い、争い自体がかえって成立しにくくなる。この格に遇ったら、兵を按じて動かず、その鋒を避け、値符が困境を脱して局面が変わるのを待ってから、進取を図るほかない。

テーマ別の判断

仕事・官職

就職・昇進はこの時期全面的に阻まれ、後ろ盾も力を発揮できず、競争相手の勢いは強硬である。辞職の申し出、ポスト争い、強者との正面対決は避けること。腰を据えて本業を固め、次の好機を待って動いても遅くはない。

財運・経営

金運は強い圧を受け、大口投資・買収・開業をこの時期に始めると、妨害か損失に遭いやすい。資金は保全を第一とし、レバレッジをかけず、大きな案件を引き受けないこと。強引に割り込んで利を分けようとする者が現れたら、ひとまず一歩退くほうがよい。

恋愛・結婚

恋愛は強い障害に遭う。強硬な年長者の反対か、手強い相手の割り込みかで、正面からぶつかれば共倒れになるだけだ。縁談や婚約などの大事は先送りに。まず二人の関係そのものを固め、外からの圧力は時機を待って解いていきたい。

健康

健康面では外傷・手術リスク・急性発作に備えたい。金属や石による傷にはとくに用心を。不急の手術をこの時期に組むのは避け、運転や機械の操作は細心の注意を払うこと。長患いの人は急変に備え、家族があらかじめ対応策を用意しておきたい。

旅行・移動

旅は大凶の象で、道中の阻害・衝突・不慮の負傷を主る。重要な遠出は延期できるなら延期を。どうしても発つなら危険な区間と夜道を避け、道中では人と争わず、安全の余裕を十分に確保すること。

訴訟・争い

訴訟の相手は強硬で後ろ盾も多く、この時期に訴えを起こすのは卵を岩に投げるようなものだ。鋒を避け、まず調停・和解を図ること。すでに訴えられている場合は手続きを堅実に守って対立を激化させず、力は証拠の準備と時機の選択に注ぎたい。

関連項目

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