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格局吉格

奇入太陰

二つの丁が並び、星奇が太陰の郷に入る。文書や証書がまもなく届き、慶事が思いどおりに運び、事を謀れば陰ながらの助力を得やすいことを示す。文事と情報のやり取りに有利な吉格である。

成格条件

天盤 丁 + 地盤 丁

詳解

奇入太陰は天盤の丁に地盤の丁が重なって構成される。丁は星奇であり、陰火に属し、灯火の光・文書や証書・消息や音信・陰ながらの助力を象徴する。二つの丁が同宮し、星の光が太陰の境に入ることで、光華は内に収まりながらもその明るさを失わない。格が成る理は星奇の自旺にある。丁火が重なることで、文書や消息の類の事柄が倍加して促されるため、文書がまもなく届き、慶事が思いどおりになると断じる。この格は吉であるが、吉は文にあって武にはない。証書を求める、消息を待つ、手続きを進める、契約を結ぶといった事柄に最も験が現れやすく、力ずくで攻め取るような事には助力が限られる。二つの干が同じで伏吟の性も帯びるため、物事は多く既存の軌道に沿って実現し、速度は速く波乱は少ないが、格の外にある思わぬ僥倖を期待すべきではない。層次としては、開門・休門・生門の三吉門が配されれば、慶事はより速く確実になり、傷門・驚門などの凶門が配されれば、文書は届くものの、過程に口舌の煩わしさが加わる。この格を用いるには落宮の状態を調べる必要がある。丁が乾宮に落ちて入墓すれば、灯火が暮土に没するように、消息は晦く滞る。落宮が空亡に逢えば、文書は名ばかりで実がなく、空を出る時期を待たねばならない。さらに門迫に逢えば、吉力はもう一段減じる。総じて、同じ干が並びながらなお吉と断じる数少ない格局のひとつであり、文書・吉報・試験・採用を占う場合にとりわけ験がある。

テーマ別の判断

仕事・官職

就職や公務員試験、昇進に関わる文書類の事柄は順調で、認可書・招聘状・採用通知は期日どおりに届くことが多い。開門か生門が配されれば人事の任命はことのほか円滑に進み、驚門に逢えば同僚との口舌がやや増えるが大局には障らない。文をもって勝ちを取るのがよく、人と力で争ってはならない。

財運・経営

財運は平穏でやや吉。契約・手形・決済類の入金に利があり、売掛金には音信が届きやすい。丁火の財は細く長く流れるもので、にわかな大富を意味しない。落宮が空亡に逢う時は帳簿上の財が手元に落ちにくいため、空を出てから残金を回収するのがよい。

恋愛・結婚

恋愛には吉報があり、文通も、告白の言伝もいずれも成りやすい。二つの丁が並ぶさまは二つの心が映し合う象であり、旧知との再会にはとりわけ験がある。六合か休門が配されれば婚恋は成る。局中に別に凶神が見える場合は、甘い言葉は多いが実行が遅いため、相手の行動を見てから決めるのがよい。

健康

病状は重くないことが多く、心火・目の疾患・微熱・不眠といった軽い不調が主となる。受診の知らせや検査報告は早く届き、確定診断に有利である。丁が墓宮に落ちるか空亡に逢えば、報告は遅れ、病因は一時判然としないため、念のためもう一度検査して確かめるのが安全である。

旅行・移動

旅は順調で、連絡は滞りなく、道中には助けてくれる人が多い。文書・ビザ・面接のための外出に適し、証書や手続きは整いやすい。方位は丁奇の落宮の方向を取るのがよく、門迫に逢えば一両日延期するほうが安全である。

訴訟・争い

訴訟は文書と証拠によって勝ちを収め、訴状・判決・調停書は早く届く。訴訟を占ってこの格を得れば、多くは文書のやり取りにとどまり、刑傷には至らず、和解が期待できる。驚門が配されれば口舌が何度か往復するが、結果はなお己方に傾く。

関連項目

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