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格局吉格

獄神得奇

天盤の辛が地盤の丁に加わる形。天獄の凶神が丁奇の光に錬え直され、凶が吉に変わる。商いでは倍の利を得、囚われた人は赦に逢って解かれることを主り、逆境にあって再起を待つ者がこの格を得れば最もよく験する。

成格条件

天盤 辛 + 地盤 丁

詳解

辛は天獄の神であり、刑罰と困頓を主る。丁は玉女の星奇であり、光明・機会・貴人のひそかな助けを主る。天盤の辛が地盤の丁に加わると、獄神が星奇の光に照らされ、暗い牢に天の光が差し込む形となり、獄神得奇と称する。成格の理は凶神が化されることにある。辛金はもとより凶であるが、丁火が辛を克すのは、奇をもって凶を制する形である。丁奇の火がほどよく獄神の刑傷の性を抑え、克の中に錬を帯び、かえって辛金を鍛えて器と成すため、凶が吉に変わる。この格は吉格であり、その吉の性質は絶体絶命からの再生に重きを置く。古断は「商いは倍利、囚人は赦に逢う」。一つは財利の倍増を主り、一つは困厄からの解放を主り、逆境にあって再起を待つ人がこの格を得れば最もよく験する。局を断じる際は組み合わせを見る。三吉門を得れば吉の上に吉を重ね、求財も謀事も思い切って推進してよい。凶門に迫られれば吉力は割り引かれ、機会はなお存するが過程は波乱含みとなる。落宮では、丁火が震・巽の木地に臨めば生を得て、凶を化す力はいっそう十分であり、坎宮に臨めば丁火が制され、解困の効き目は遅くなる。空亡に逢えば吉象は宙に浮き、機会は見えても掴めないため、空を出るのを待って動くのが良い。この格の用法は明確である。困局の中で自ら変化を求め、大胆に事を営めば、貴人と転機は前進の中に現れる。座して待つだけでは、この格を無にしてしまう。

テーマ別の判断

仕事・官職

低迷期にあり、傍流に追いやられている人がこの格を得れば最も有利で、逆境からの再起を主る。異動が認められ、考課が逆転し、古い誤解が晴れる。求職者は長い応募の末に採用され、面接では貴人の口添えがある。自ら積極的に取りに行くのが良く、機会は行動の後に現れる。

財運・経営

「商いは倍利」はこの格の明断である。売買・流通の財が大いに旺じ、とりわけ長く行き詰まっていた商売の再起と回復に利があり、抱えた在庫は捌け、焦げ付いた債権にも回収の望みが出る。経営の力を強めてよいが、倍利は正業の経営に応じるものであり、投機や賭博はこの限りではない。

恋愛・結婚

恋愛は膠着の雪解けを主り、冷戦・別居・家族の反対に阻まれていた関係に転機が訪れ、第三者が間を取り持つ象がある。独身者は長い停滞の末にふさわしい人に出会う。和解の窓が開いているうちに胸の内を語り尽くすのが良く、先延ばしにすれば窓は再び閉じる。

健康

病は長患いが医を得ることを主り、長引いた症状に合う医師や新しい治療法に出会い、重症でもこの格を得れば好転の望みがある。積極的に受診して治療に協力するのが良く、必要な手術をこれ以上先延ばしにする必要はない。回復は治療の継続の先にあり、吉は座して待つ人を佑けない。

旅行・移動

外出は吉で、とりわけ苦境脱出のための旅程に利がある。証明の手続き、受診、再起をかけた商談はいずれも出発してよい。滞っていたビザや通行許可には解禁の象がある。道中には貴人の助けがあり、旅程に小さな波乱はあっても、結果は良い方へ向かう。

訴訟・争い

「囚人は赦に逢う」はこの格の明断である。訴訟は理が通り、冤罪の者は雪がれ、拘束された者には保釈・減刑・赦免の望みがある。控訴・再審請求・仲裁での逆転はいずれも推進するのが良い。勢いに乗じて証拠を補強し、積極的に事情を訴えること。司法の転機はこちらの側に立っている。

関連項目

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