獄神得奇
天盤の辛が地盤の丁に加わる形。天獄の凶神が丁奇の光に錬え直され、凶が吉に変わる。商いでは倍の利を得、囚われた人は赦に逢って解かれることを主り、逆境にあって再起を待つ者がこの格を得れば最もよく験する。
成格条件
天盤 辛 + 地盤 丁
詳解
テーマ別の判断
低迷期にあり、傍流に追いやられている人がこの格を得れば最も有利で、逆境からの再起を主る。異動が認められ、考課が逆転し、古い誤解が晴れる。求職者は長い応募の末に採用され、面接では貴人の口添えがある。自ら積極的に取りに行くのが良く、機会は行動の後に現れる。
「商いは倍利」はこの格の明断である。売買・流通の財が大いに旺じ、とりわけ長く行き詰まっていた商売の再起と回復に利があり、抱えた在庫は捌け、焦げ付いた債権にも回収の望みが出る。経営の力を強めてよいが、倍利は正業の経営に応じるものであり、投機や賭博はこの限りではない。
恋愛は膠着の雪解けを主り、冷戦・別居・家族の反対に阻まれていた関係に転機が訪れ、第三者が間を取り持つ象がある。独身者は長い停滞の末にふさわしい人に出会う。和解の窓が開いているうちに胸の内を語り尽くすのが良く、先延ばしにすれば窓は再び閉じる。
病は長患いが医を得ることを主り、長引いた症状に合う医師や新しい治療法に出会い、重症でもこの格を得れば好転の望みがある。積極的に受診して治療に協力するのが良く、必要な手術をこれ以上先延ばしにする必要はない。回復は治療の継続の先にあり、吉は座して待つ人を佑けない。
外出は吉で、とりわけ苦境脱出のための旅程に利がある。証明の手続き、受診、再起をかけた商談はいずれも出発してよい。滞っていたビザや通行許可には解禁の象がある。道中には貴人の助けがあり、旅程に小さな波乱はあっても、結果は良い方へ向かう。
「囚人は赦に逢う」はこの格の明断である。訴訟は理が通り、冤罪の者は雪がれ、拘束された者には保釈・減刑・赦免の望みがある。控訴・再審請求・仲裁での逆転はいずれも推進するのが良い。勢いに乗じて証拠を補強し、積極的に事情を訴えること。司法の転機はこちらの側に立っている。
関連項目
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