六爻納甲・六親五行生克ガイド
卦宮五行を基に、六親生克関係を推演する
六親とは
六親は六爻予測術の核心的な基礎であり、卦象と人事を結びつける架け橋です。「六親」は実際の親族関係ではなく、卦宮五行を中心として、五行生克関係に基づいて確立された六種類の象徴符号であり、それぞれ異なる人・事・物の象を表します。
核心ポイント
六親は卦宮五行を「我」として、五行生克関係に基づいて定められた六種類の関係符号です。ここでの「我」は、卦全体が属する卦宮の五行を指し、世爻や占う人を指すものではありません。
五行基礎知識
五行相生相克の基本法則を理解する
五行相生
五行相生は五行間の相互促進関係を指します
五行相克
五行相克は五行間の相互制約関係を指します
八宮六十四卦の五行帰属
各卦宮には八つの卦があり、合計六十四卦
六十四卦は八つの宮位に分類され、各宮位には八つの卦があります。卦宮の五行属性は、その卦の六親推算に使用される五行を決定します。
六親定義規則
卦宮五行を「我」として六親関係を確定する
各爻の地支五行と卦宮五行を比較し、生克関係に基づいて六親を確定します。
| 六亲 | 生克关系 |
|---|---|
| 父父母 | 我を生むものが父母 |
| 兄兄弟 | 我と同じものが兄弟 |
| 妻妻財 | 我が克するものが妻財 |
| 官官鬼 | 我を克するものが官鬼 |
| 子子孫 | 我が生むものが子孫 |
六親装載実例
沢雷随卦を例に六親推演過程を説明
沢雷随
卦宮五行を確定
沢雷随卦は震宮に属し、震宮の五行は木です。したがって、本卦は「木」を「我」とします。
六親を推演
各爻の地支五行と卦宮五行(木)を比較し、生克関係に基づいて六親を確定します。
| 爻位 | 干支 | 五行 | 推理 | 六亲 |
|---|---|---|---|---|
| 上爻 | 丁未 | 土 | 木克土、土は妻財 | 妻財 |
| 五爻 | 丁酉 | 金 | 金克木、金は官鬼 | 官鬼 |
| 四爻 | 丁亥 | 水 | 水生木、水は父母 | 父母 |
| 三爻 | 庚辰 | 土 | 木克土、土は妻財 | 妻財 |
| 二爻 | 庚寅 | 木 | 木同木、木は兄弟 | 兄弟 |
| 初爻 | 庚子 | 水 | 水生木、水は父母 | 父母 |
以上の推演により、沢雷随卦の六親配置は:父母爻(水)が二つ、兄弟爻(木)が一つ、妻財爻(土)が二つ、官鬼爻(金)が一つで、子孫爻(火)はありません。
六親類象詳解
各六親には豊かな象徴的意味があります
父母爻
養育・庇護・教育・承載
- • 父母・祖父母・師長・目上の人
- • 保護者・後見人・リーダー
- • 家主・主人
- • 住宅・建物・避難所
- • 車両・船舶・交通機関
- • 書類・証明書・契約書・許可証
- • 学業・教育・知識
- • 苦労・奔走・心配
- • 責任・義務・負担
兄弟爻
同輩・争奪・援助・損耗
- • 兄弟姉妹・いとこ
- • 友人・同僚・同級生・同業者
- • 競争相手・ライバル
- • 腕・手足・肢体
- • 門戸・壁・柵
- • 同類の物品・類似事物
- • 財産損失・出費・消耗
- • 口論・争い・紛争
- • 協力・助け合い・団結
妻財爻
私が制御するもの・私が享受するもの・財産・配偶者
- • 妻・恋人・彼女(男性が占う場合)
- • 部下・従業員・使用人
- • 被管理者・被制御者
- • 金銭・通貨・資産
- • 宝石・貴重品
- • 食物・生活用品
- • 財富・利益・収入
- • 物質的享受・生活の質
- • 経済状況・財運
官鬼爻
束縛・管理・圧力・名誉・疾病
- • 上司・上役・リーダー
- • 夫・彼氏(女性が占う場合)
- • 官庁・政府機関
- • 功名・職位・官職
- • 仕事・事業・職業
- • 疾病・痛み・病症
- • 煩悩・憂慮・圧力
- • 訴訟・裁判・法律問題
- • 名声・評判・地位
子孫爻
快楽・解脱・創造・官鬼を制する
- • 子女・孫・後輩
- • 学生・弟子・門下生
- • 医師・薬剤師・治療師
- • 薬物・医療用品
- • ペット・動物
- • 芸術作品・創作品
- • 娯楽・快楽・享受
- • 憂いを解く・解放・リラックス
- • 医薬・治療・回復
インタラクティブ練習
卦宮五行を選択し、六親配置の変化を観察
| 地支五行 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 五行 | 水 | 土 | 木 | 木 | 土 | 火 | 火 | 土 | 金 | 金 | 土 | 水 |
| 対応する六親 | 子孫 | 父母 | 妻財 | 妻財 | 父母 | 官鬼 | 官鬼 | 父母 | 兄弟 | 兄弟 | 父母 | 子孫 |
異なる卦宮を選択して、同じ地支に対応する六親がどのように変化するかを観察してみてください
六親の占いにおける応用
異なる占問タイプの用神選択
財運を占う
妻財爻を用神とし、旺相生扶を喜ぶ;兄弟爻は忌神で、動けば財を損なう;子孫爻は財源
事業を占う
官鬼爻を用神とし、旺相有気を喜ぶ;子孫爻は忌神で、動けば官を克する;妻財爻は官を生む
試験を占う
父母爻を用神とし、書類・成績を表す;官鬼爻は功名合格を表す;妻財爻が動くと父母を克して不利
子女を占う
子孫爻を用神とし、子女の運勢を表す;父母爻が動くと子孫を克して不利;兄弟爻は子孫を生む
協力を占う
兄弟爻を用神とし、パートナー・友人を表す;官鬼爻が動くと兄弟を克し、協力に圧力がかかる
婚姻を占う
男性が占う場合は妻財を用神として妻を表し、女性が占う場合は官鬼を用神として夫を表す
疾病を占う
子孫爻は薬神で、旺なら病気が治る;官鬼爻は病神で、旺なら病気が重い;父母爻が動くと子孫を克して回復に不利
住宅を占う
父母爻を用神とし、住宅・不動産を表す;妻財爻が動くと父母を克し、不動産に損害がある
訴訟を占う
官鬼爻は裁判・案件を表す;子孫爻が旺相であれば解決できる;世爻は旺であるべきで衰えてはならない
重要注意事項
卦宮を基準とする
六親の確定は必ず卦宮五行を基準とし、世爻五行や他の基準で確定してはならない
類象を柔軟に運用
六親の意味は柔軟多変であり、具体的な占問内容と卦象環境を結合して確定しなければならない
卦画と卦宮を区別
卦画は卦象自体の陰陽爻の組み合わせであり、卦宮はその卦が八宮体系における帰属である
総合分析
六親は孤立して判断できず、世応・動静・旺衰・空亡・六神などの要素と結合しなければならない