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八神

太陰

太陰は八神の一つで、五行で金に属する蔭佑の神であり、暗中の庇護・秘密の謀り・女性の貴人を司る。姿を隠し跡をくらますこと、舞台裏での画策に適し、これを得れば陰ながら助けてくれる人がいる。

古訣出典

伏兵但向太阴位,若逢六合利逃形。(伏兵はただ太陰の位に向かい、六合に逢えば逃形に利あり。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》 · 八神宜忌(八神の宜忌)

詳解

太陰は八神の一つで、五行で金に属する陰金の神であり、蔭佑と庇護の星である。太陰は月光の蔭のごとく、暗中の助け・秘密の計画・姿を隠し跡をくらますことを司り、象意には内密の事、舞台裏の謀り、保護と庇蔭、女性の貴人が含まれ、人事では母・姉妹・陰で支えてくれる人に応じる。吉凶の位置づけは吉神で、その吉は暗い所にある。これを得れば陰ながら助けてくれる人がいることが多く、事を図るには密やかにするのがよく、張り立てるのはよくない。旺衰と喜忌については、太陰の落宮が旺相なら陰の人の助けは力強く、密議は成る。落宮が休囚なら庇護の力は薄く、あるいは内密の事にかえって足を引かれる。奇門の三詐の法では、太陰・六合・九地に三奇と吉門を配し、これを得れば百事なすべしとされ、太陰はその一角を占め、休詐の局に最も利がある。用事の宜忌については、伏兵を置くなら太陰の位を取り、災いを避けて難を逃れるなら太陰の方へ赴くという古の明訓がある。交渉の布石、舞台裏の運営、機密の防護は、太陰を用いればいずれも宜しきを得る。公開入札や名を揚げて勢いをつくる事では、太陰の暗さはかえって内向きに過ぎるため、九天を取るのがよい。注意点として、太陰が凶門凶格に臨めば、陰の助けは陰の企みに転じるので、陰の人が背後で仕掛ける罠に備える。空亡に逢えば水面下の約束は果たされがたい。恋愛を占って太陰を見れば、陰で橋渡しをしてくれる人が多い一方、隠し事を伴うことも多いので、細かく察するのがよい。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場には陰ながら支えてくれる人がいて、重要な昇進は舞台裏の力によって成し遂げられることが多く、女性の上司や先輩はとくに力になる。目立たずに仕事をこなし、内々に意思疎通を図り、重要な根回しは表舞台の下で進めるのがよい。太陰が休囚のときは陰の助けが乏しいので、前途のすべてを人任せにしないこと。

財運・経営

財は暗く取るのがよく、明るみで争うのはよくない。内々に話を進める提携、未公開の販路、舞台裏の分配による利は取ってよく、女性の貴人が財路を指し示してくれることも多い。鳴り物入りで公開市場を奪い合うことは避ける。目立たないのはよいとして、法令遵守の一線は破ってはならず、証憑や領収書は漏れなく残すこと。

恋愛・結婚

縁談は女性の年長者や親しい友人が陰で橋渡ししてくれることが多く、片思いや目立たない恋愛もこの神に応じる。恋愛は細く長く、内々に育てるのがよく、派手に見せびらかすとかえって揉め事を招く。恋愛の隠し事を占って太陰が旺相なら、言われていない事が確かにあるので、冷静に確かめてから態度を決めるのがよい。

健康

陰虚と隠れた疾を司る。婦人科・内分泌・血液系の隠性の病症は早めの検診がよく、症状は隠れていて気づきにくい。きめ細やかな医師にかかり、デリケートな問題も正直に伝えること。夜間に症状が重くなる者は、まず生活リズムと情志を整え、そのうえで症に応じて薬を用いる。

旅行・移動

外出は控えめに人目を避けるのがよく、混雑を外し、人の少ない経路を行くほうがかえって順調で、災いを避けて難を逃れるには太陰の方位へ赴くのが最適である。道中は女性の助けを得ることが多い。行程や持ち物を見せびらかすのは禁物。夜の移動には蔭の護りがあるとはいえ、証明書の控えと行程の記録は省かないこと。

訴訟・争い

訴訟は舞台裏の調停で運ぶのがよく、内々の和解や法廷外の斡旋のほうが法廷で争うより有利で、陰で言葉を取り次ぎ、道を敷いてくれる人がいることが多い。女性の弁護士や調停員がいっそう力になる。証拠は人知れず収集して固定するのがよく、藪をつついて蛇を出せば、それまでの苦労が水の泡となる。

関連項目

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