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格局凶格

天牢華蓋

天盤の辛が地盤の癸に重なる形。辛は天牢、癸は華蓋・天網であり、二凶が相並んで「日月明を失い、誤って天網に入る」を主る。進退も動止もすべて狂い、拠り所を失う凶格である。

成格条件

天盤 辛 + 地盤 癸

詳解

天牢華蓋とは、天盤の辛が地盤の癸に重なる形を指す。辛は天牢で、罪過と刑罰を主る。癸は天網、また華蓋とも号し、遮蔽・陰暗・束縛を主る。天牢が上にあり天網が下にあって、人がその間に置かれるさまは、二重の網に閉じ込められたようなものである。古伝は「日月明を失い、誤って天網に入り、動止乖張す」と断じる。眼前は暗く方向が見えず、一挙一動がことごとく時宜を失うのである。この格の凶は「蒙蔽」の二字にある。白刃を交えるような災禍ではなく、情報の歪みと判断の誤りがもたらす連鎖的な過ちである。凶の程度は重に属し、とりわけ意思決定に関わる事項を忌む。契約、決裁、職業選択、伴侶選び——この時期に見えているものの多くは全貌ではない。成格の原理としては、癸水は辛金より生じられ、金が水を生むほどに水はいよいよ暗くなり、凶気が絶えず巡るため、速やかには解けない。落宮で吉門に逢えば、雲を払って月を見るがごとく凶意はいくらか減じるので、情報が明らかになるのを静かに待つのがよい。死門・杜門に逢えば閉塞は倍加し、一歩も進めないに近い状態となる。用法としては、この格を得たときの第一の務めは情報の裏取りと意思決定の一時停止である。すでに網の中にいる者は退くことをもって進むこととし、小さな過ちを認めて大きな禍を免れる。空亡に逢えば網に破れ目があり、かえって束縛の緩みを主るため、隙を見て脱け出せる。辛と癸がともに旺じる秋から冬への変わり目は、凶意が最も盛んになる。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場は霧の中に落ちたようで、入ってくる情報の多くは歪んでおり、この時期のキャリア判断は落とし穴にはまりやすい。転職も、素性の知れないプロジェクトの引き受けも避けること。まず兵を按じて動かず、多方面から裏を取り、局面が明瞭になってから動くのがよい。

財運・経営

財の道は遮られ、投資対象には隠し事があり、帳簿には見えない穴がある。この格のもとで交わした契約、投じた金は、後になって悔いを生むことが多い。手を止めて様子を見るのがよく、すでに投じた者は速やかに帳簿を精査して実態を把握し、問題を見つけたら早めに身を引くこと。

恋愛・結婚

恋愛には目くらましがあり、相手が何かを隠しているか、あなたの見ている姿が実像と大きくかけ離れている。新しい恋を問うなら、深く知ってから踏み込むこと。結婚を問うなら、当面は離合にかかわる重大な決断を避け、まず腹を割って話すことである。

健康

病状には隠匿の象があり、表面の症状は軽くても水面下の問題は小さくない可能性があり、誤診・見落としのリスクが高い。腎・内分泌・眼疾および気分の落ち込みが中心となる。全面的な精密検査を受けるのがよく、別の病院でセカンドオピニオンを求める価値もある。

旅行・移動

外出には大いに不利で、道に迷う、時間に遅れる、足止めされるといったことが起きやすく、夜間と雨や霧の日はリスクが倍加する。この格には「誤って天網に入る」象があるため、見知らぬ土地で道案内を買って出る人を軽々しく信じないこと。日程を変えられるなら変え、どうしても行くなら連れ立って行き、連絡手段を確保しておくこと。

訴訟・争い

訴訟は凶。事案は人為的にかき乱され、鍵となる証拠は覆い隠され、自分側の見ている記録が全貌とは限らない。相手が罠を仕掛けて失言を誘うことに注意。弁護士に依頼して一項目ずつ証拠を検証し、口頭の約束を軽信せず、和解条件は必ず書面に落とすこと。

関連項目

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