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格局凶格

騰蛇相纏

天盤の壬が地盤の辛に重なる形。辛金が壬水を生じて罪過が身に纏いつき、蛇が絡んで離れないがごとく、たとえ吉門を得ても安寧ならず、謀望は欺かれることが多い凶格である。

成格条件

天盤 壬 + 地盤 辛

詳解

騰蛇相纏とは、天盤の壬が地盤の辛に重なる形を指す。壬は螣蛇、辛は罪過と過誤を主る。辛金が下にあって壬水を生じるさまは、過ちが絶え間なく纏いつきの蛇を養い続けるに等しく、絡むほどにきつくなる。ゆえに騰蛇相纏と名づく。古伝は「たとえ吉門を得るとも、また安寧なる能わず、謀望の事は人に欺かる」と断じる。これがこの格について最も覚えておくべき特徴である。すなわち吉門の庇護を貫く力を持ち、休・生・開の三吉門が通常なら解ける凶も、この格の前では軽減できるだけで、消し去ることはできない。成格の原理は「生助がかえって患いとなる」ことにある。金が水を生じるのは本来相生だが、生み出されるのは暗昧と纏繞の性であり、旧い過ちが新しい乱れを生み、一環がまた一環と連なって、当事者はどの一歩から制御を失ったのか、往々にして説明できない。凶の程度は中の重に属し、突然の横禍ではなく、長期にわたる精神の消耗を主る。瑣事に身を縛られ、小人に絡まれ、嘘に囲まれて、夜も安らかに眠れない。判断にあたっては二点を重点的に洗い出す。一つは隠されている事がないか——提携先、恋愛相手、実務の担当者のいずれも点検の対象である。もう一つは、決着のついていない旧い問題がくすぶり続けていないかである。解きほぐす道は「断」の一字にある。纏いつきの源を断ち切り、損を認めて退くことはあっても、戦いに固執してはならない。壬が空亡に落ちれば纏繞の力は半減し、煩わしさは多くとも実害は少ない。辛金が旺相する秋季はこの格の凶意が最も強く、重大な提携は避けるのがよい。

テーマ別の判断

仕事・官職

仕事は瑣事と人事のもめ事に絡め取られ、気力が内へと大量に消耗し、表向きは協力しながら陰で足を引っ張る者がいる。この時期は複数の案件を同時に走らせるべきではなく、二次的な業務を切り捨てて、主軸の一件に集中すること。人に約束する事は少なければ少ないほどよい。

財運・経営

財が絡め取られる象である。資金は支払いを引き延ばされ、塩漬けにされ、次から次へと流用され、取り立てれば一層またその奥に一層が現れる。新しい借りで旧い借りを返させる手口の詐欺に注意。快刀で損切りするのがよく、値引きしてでも退くことはあっても、含み損をほどくために追加投入をしてはならない。

恋愛・結婚

恋愛はもつれて整理がつかず、旧い恋に付き纏われるか、説明のつかない多角関係に陥り、約束と嘘が織り交ざる。この格は欺かれることを主り、相手の言葉は多方面から裏を取る必要がある。断てば双方の利となり、引きずれば共に傷つく。長い痛みより短い痛みである。

健康

慢性の長引く疾患で、神経衰弱、不眠と多夢、不安および泌尿器系が中心となり、病が去るのは糸を引き抜くように遅い。症状がぶり返しても慌てる必要はなく、標準的な治療を続け、処方を頻繁に変えないこと。心のわだかまりを解くことが快癒の鍵である。

旅行・移動

外出には纏いつきが多く、行程は突発の用事に中断され、あるいは道中で人事のもめ事に引き留められて身動きが取れなくなる。紛争処理のための外出は、大方は徒労に終わる。どうしても行くなら身軽な装いで供を減らし、行程はあまり外に言い広めず、道中の付き合いを減らすこと。

訴訟・争い

訴訟は長引いて結審しがたく、手続きは繰り返され、相手は引き延ばし戦術を常套とし、さらに鍵となる事実を隠している恐れもある。たとえ吉門の助けがあっても損を減らせるだけで、速やかな勝利は望みがたい。損切りラインを設定し、受け入れられる条件に達したら和解して退場するのがよい。

関連項目

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