六爻納甲・六神配卦ガイド
日干で六神を定め、卦の解読を補助する
六神とは
六神は六爻占術における補助ツールで、青龍、朱雀、勾陳、螣蛇、白虎、玄武の六種の神煞で構成されます。占いの日の日干によって配列順序が決まり、卦の六つの爻位に配置され、卦象の情報を補足し、解釈の詳細と深みを増します。
核心ポイント
六神は用神と世爻を補足・説明する役割を果たし、直接吉凶を決定するものではありません。卦の解読は五行の生剋を主とし、六神を補助とすべきです。
六神概要
六種の神煞の基本属性を理解する
青龍
木吉祥、慶事、財富、官禄、貴人を司る
朱雀
火口舌、文書、情報、通信、是非を司る
勾陳
土安定、遅滞、土地、障害、紛糾を司る
螣蛇
土虚驚、怪異、変化、詐欺、纏絡を司る
白虎
金凶傷、血光、葬儀、官非、剛猛を司る
玄武
水盗賊、曖昧、隠事、欺瞞、陰暗を司る
六神の五行属性
各六神には対応する五行と方位がある
| 六神 | 五行 | 方位 | 性質 |
|---|---|---|---|
| 🐉青龍 | 木 | 東方 | 陽木、仁慈と生発を司る |
| 🐦🔥朱雀 | 火 | 南方 | 陽火、文明と礼儀を司る |
| 🦄勾陳 | 土 | 中央 | 陽土、安定と厚実を司る |
| 🐍螣蛇 | 土 | 中央 | 陰土、変化と曲折を司る |
| 🐅白虎 | 金 | 西方 | 陽金、粛殺と威猛を司る |
| 🐢玄武 | 水 | 北方 | 陽水、智慧と隠晦を司る |
六神配列規則
日干により起始六神を決定する
六神の配列は初爻から始まり、順次上爻まで配置します。配列順序は固定で:青龍 → 朱雀 → 勾陳 → 螣蛇 → 白虎 → 玄武と循環します。重要なのは初爻の起始六神を決定することで、これは占いの日の日干によって決まります。
六神起排の口訣
甲乙は青龍から
丙丁は朱雀から
戊日は勾陳から
己日は螣蛇から
庚辛は白虎から
壬癸は玄武から
口訣を覚えれば、初爻の六神を素早く決定できる
| 日干 | 起始六神 |
|---|---|
| 甲・乙 | 🐉青龍 |
| 丙・丁 | 🐦🔥朱雀 |
| 戊 | 🦄勾陳 |
| 己 | 🐍螣蛇 |
| 庚・辛 | 🐅白虎 |
| 壬・癸 | 🐢玄武 |
ヒント:六神の順序は固定で、起始位置のみが日干により変化します。初爻から上へ順次配置し、上爻後は循環します。
インタラクティブ練習
日干を選択して六神配列を確認
異なる日干を選択して、六神配列の変化パターンを観察
六神象意詳解
各六神には豊富な吉凶の象徴がある
青龍
木属、吉祥、財富、官禄を司る
- • 慶事、結婚、出産
- • 昇進、出世、栄誉
- • 財運隆盛、利益豊富
- • 貴人の助け、吉祥如意
- • 楽観しすぎ、盲目的な自信
- • 虚栄、面子を気にする
- • 凶爻に臨めば、喜びの中に憂いあり
龍の形をした物品、青色の物品、東方の事物、仁慈な人、貴人、宴会、慶事
朱雀
火属、口舌、文書、通信を司る
- • 文書順調、契約締結
- • 試験合格、文章発表
- • 連絡伝達、通信順調
- • 弁舌優秀、表現力強い
- • 口舌の是非、争い紛争
- • 文書の誤り、契約紛争
- • 噂、誹謗、訴訟
- • 火災、火傷
電話、手紙、契約、文書、赤い物品、南方の事物、炎、鳥類
勾陳
土属、土地、遅滞、障害を司る
- • 不動産取引順調
- • 安定、信頼、持続
- • 忠誠、誠実、堅実
- • 農業、土地関連事項に吉
- • 遅滞、遅延、障害
- • 紛糾、煩雑
- • 訴訟纏い、紛争絶えず
- • 何事も脱出困難
土地、不動産、中央、黄色の物品、軍隊、武職、牢獄
螣蛇
土属、虚驚、怪異、変化を司る
- • 変通、柔軟、機転
- • 神秘的事物、玄学関連
- • 柔軟、纏絡するもの
- • 虚驚、杞憂
- • 怪夢、恐怖、不眠
- • 詐欺、策略、小人
- • 纏絡、紛糾、脱出困難
蛇の形をした物品、縄、管、曲がりくねった物、怪事、夢
白虎
金属、凶傷、血光、官非を司る
- • 威武、剛強、果断
- • 軍警、武職関連に吉
- • 手術成功、疾病治癒(用神旺の場合)
- • 除旧布新、障害除去
- • 血光の災い、傷病
- • 葬儀、死亡、凶険
- • 官非、牢獄、刑罰
- • 交通事故、金属による傷害
金属物品、刀剣、車両、西方の事物、白い物品、病院、虎の形をした物品
玄武
水属、盗賊、曖昧、欺瞞を司る
- • 智慧、謀略、深沈
- • 隠秘の事が順調に進行
- • 水利、海運関連に吉
- • 柔順、円滑、変通
- • 盗難、紛失、財損
- • 曖昧、不倫、桃花劫
- • 欺瞞、隠蔽、不誠実
- • 小人、陰謀、暗害
水、北方の事物、黒い物品、盗賊、曖昧な人、不倫、酒色
六神の応用原則
卦の解読における六神の役割を正しく理解する
六神は補助、生剋が本
六神は補助判断のツールに過ぎず、主役ではありません。卦の解読の核心は依然として五行の生剋関係であり、六神は錦上添花、情報を細分化する役割を果たします。
用神を核心とする
六神は用神と合わせて見る必要があります。同じ青龍でも、用神旺相に臨めば大吉、忌神旺相に臨めばその害を増します。
動静を結合して判断
六神が動爻に臨む時、その象徴的意味はより明確で活発になります。静爻に臨む時は、影響は相対的に弱くなります。
吉凶は絶対ではない
青龍が必ずしも全て吉ではなく、白虎が必ずしも全て凶ではありません。全体の卦象と用神の旺衰を結合して総合判断が必要です。
解読情報を細分化
六神は主に卦の解読の詳細を豊かにするために使用されます。例えば来訪者の方角、物の色、具体的な人物特徴の判断などです。
実際の状況と結合
六神の象意は占問の具体的事項と結合して柔軟に運用する必要があり、機械的に適用してはいけません。
実例演示
庚日の占いを例に、六神配列過程を演示
起始六神を探す
口訣「庚辛は白虎から」により、庚日は初爻から白虎が始まります。
順次六神を配列
初爻の白虎から始め、順序通りに上へ配列:白虎 → 玄武 → 青龍 → 朱雀 → 勾陳 → 螣蛇。
「庚辛は白虎から」
初爻から白虎を起点に、順番に上へ配置
六神配列結果
初爻から上へ、順番に循環配置