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格局吉格

玉女守門

値使門の落宮の地盤が丁奇である形。玉女が門戸に立って客を迎えるがごとく、和合と慶事、内密の事のいずれも順調であることを主る。奇門で名高い吉格であり、とくに婚恋と交渉に利がある。

成格条件

直使門の宮の地盤が丁

古訣出典

又有三奇游六仪,号为玉女守门扉。若作阴私和合事,请君但向此中推。(又た三奇の六儀に遊ぶあり、号して玉女守門扉となす。若し陰私和合の事を作さば、請う君ただこの中に向かいて推せ。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》

詳解

丁奇は玉女と号し、柔明にして情が深い。値使門は当直の門であり、号令を携えて九宮を巡行する。値使門の落宮の地盤干がちょうど丁であれば、玉女がみずから門の下に立って来客を迎え待つ形となるため、玉女守門と名づけられた。古訣に「又た三奇の六儀に遊ぶあり、号して玉女守門扉となす」とあるのは、まさにこの格を指す。成格の理は、号令の門が玉女の助けを得ることにある。剛の令が柔に行われ、内外の気が通じ、何事にも受け手があり取りなす人がいる。ゆえに和合を主り、婚恋・嫁娶、提携・同盟、依頼や口添え、密会や内談など、情誼によって進め内々の筋を通す一切の事は、この時この方位を用いれば最もよく験がある。吉凶の位づけでは吉格に属するが、その力は陰柔と和合に偏り、名を謀り利を奪う事や公開の競争事への助力は限られ、難関攻略の頼みとしてはならない。注意点として、丁奇が艮八宮に入墓し、または空亡に逢えば、玉女は位を失い、情意は通じがたい。値使が凶門であれば吉の中に滞りを帯び、和合の中でも口舌に備えること。内密の事に用いれば験があるとはいえ、名分に関わるものは早めに公にして名を正すのがよい。吉を択んで事を用いる時は、値使門の落ちた方位こそ玉女の迎え待つ方位であり、この方位から着手するのがよい。

テーマ別の判断

仕事・官職

求職や依頼事には内応する人があり、内部推薦や内々の引き合わせが公開の応募に勝り、面談は打ち解けた雰囲気でまとまりやすい。職場では懐柔路線を取り、同僚とのわだかまりを解くのがよい。機密、広報、調整の類の職務に就くのはとくに有利である。

財運・経営

財は人情の中から来る。内々に商談する取引、顔なじみとの商売、仲介によるとりまとめに向き、食事の席でまとまる案件が多い。共同事業の配分は、先に条項を細かく明文化してから信頼を語るのがよい。力ずくで攻め取るような商売には向かない。

恋愛・結婚

婚恋における第一等の吉格であり、告白、見合い、仲直りはいずれもこの時この方位がよく、相手とは心が通じ、ひと言で伝わる。復縁にも望みがあり、仲人がよく働く。ただし秘密の恋は順調でも、長引けば変化が生じやすく、機を択んで正式な縁組みに進むのがよい。

健康

病には親身に世話をしてくれる人があり、看護が行き届けば回復は早い。婦人科、心神、陰分の疾は調理の効果が出やすい。穏やかな養生と心のケアがよい。病を隠して医者を避けたり、内々に薬を用いたりすれば手遅れのおそれがあり、検査すべき時は必ず検査すること。

旅行・移動

旅は迎えと手配をしてくれる人があり、親類を訪ね友に会い、約束の場へ赴く旅は順調で楽しい。控えめに軽装で、連れ立って行くのがよい。内密の行程は順調でも、行き先は家族に告げておき、音信不通で心配や疑いを招かぬようにすること。

訴訟・争い

訴訟は和すべきで争うべきではない。内々の調停や人を介した斡旋は成功率が高く、相手にも和解の意がある。交渉の席では柔らかな物言いで相談すれば譲歩を引き出せる。プライバシーに関わる証拠は厳重に保管し、内密の事がかえって相手の切り札とならぬよう用心すること。

関連項目

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