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格局吉格

雲遁

乙奇が三吉門と会して地盤の辛の上に臨む形。紫雲が身を覆い、雲霧の間に姿を蔵すがごとく、雨の恵みを祈ること、控えめな謀事に宜しく、覆いの中で功を成す。

成格条件

天盤 乙 + 三吉門 + 地盤 辛

古訣出典

天上六乙合六辛,临三吉门云遁取。(天上の六乙が六辛と合し、三吉門に臨めば雲遁を取る。)

《烟波钓叟歌》

詳解

雲遁は天盤の乙奇が休・生・開の三吉門と会し、地盤の辛の上に臨むことで成る。乙は日奇にして陰木に属し、辛は陰金である。乙木が辛金の上に臨むのは本来、金が木を制する嫌いがあるが、三吉門の護りを得て、かえって雲気が身を覆う象と成る——身は雲の中にあり、姿かたちは朦朧として、人はその実を窺いがたい。成格の原理は、吉門が金木の剋を解き、剋を転じて蔽と為すことにある。刃たる辛が護身の雲と化すため、覆い・緩衝・柔を以て剛を化すことを要する事はみな利を得る。古法では雨の恵みを祈り、農事を助け、雲を候って動くことに用いた。今日では、控えめな運営・曖昧戦略・競争の鋒鋩の下でひそかに布石するなどの事務に引き当てられる。この格は吉に属し、その吉は「蔽」の一字にある。人と鋒を交えず、雲がかかり霧が巡る中で事を成し遂げる。雲行き雨施すの言葉通り、恩沢の到来をも主る。注意点としては、乙奇が入墓するか吉門が迫を受ければ、雲は散り姿は露わになって庇護は失われる。落宮が空亡に逢えば、雲は虚ろで雨は無く、謀りは空振りに終わりやすい。乙加辛は本来「青龍逃走」であり、ひとえに吉門によって格を成すため、門が吉でなければ凶と論じる。用いる際は必ず門の吉凶を確かめること。

テーマ別の判断

仕事・官職

強豪がひしめく中で控えめに昇ることに利がある。目立とうとせず黙々と働けば、査定ではかえって抜きん出る。他人の嫌がる厄介な任務を引き受け、音のしない所で功を立てるのが宜しい。派手に功を争えば衆矢の的になりやすいので、鋒を蔵し拙を守ることを忘れないこと。

財運・経営

求財は輪郭をぼかした布石が宜しい。値を公開せず、手札を晒さず、雲がかかり霧の巡る中の交渉で良い値を勝ち取る。農業・雨具・水蒸気に関わる業に利がある。投資は分散して目立たせず、財は外に見せないこと。音を立てずに財を入れるのがこの格の正解である。

恋愛・結婚

感情は朦朧のまま少しずつ進むのが宜しく、つかず離れずがかえって魅力を添える。急いで明かせば雲が開け霧が散じ、余韻はたちまち失われる。競争相手がいる時は素知らぬ顔が最も妙である。すでに溝がある間柄は、数日冷却の間を置けば、雲が過ぎて空が晴れるように自然と和らぐ。

健康

症状は朦朧としてはっきりせず、現れたり隠れたりしやすい。系統立った検査で雲を払って日を見るのが宜しく、感覚に頼った自己判断の服薬は禁物である。呼吸器や皮膚の湿症はこの時の調治が適する。療養は清幽で潤いのある地を選び、静かに養ってゆるやかに図り、猛薬での攻めは忌む。

旅行・移動

外出は控えめに人目を避け、混雑を外して時期をずらせば、道中は静かで順調である。曇りや雲の多い日の出立は差し支えなく、かえってその象に適う。行程は言い広める必要がなく、直前の経路変更がかえって面倒を避ける。雨具を備え、道中の雨に用心するのが宜しい。

訴訟・争い

訴訟は守りに宜しく攻めに宜しからず。引き延ばして変化を待ち、曖昧に応対して、相手に虚実を掴ませず自滅を誘う。公開の対峙や派手な応酬は不向きである。内々の和解の窓は膠着の中でこそ開くもので、雲の切れ間の一筋を捉えればそのまま決着できる。

関連項目

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