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格局吉格

鬼遁

杜門が天盤の丁奇と会し、九地の位の上に臨む形。星精が至陰の処に潜み、鬼神が姿を隠すがごとく、ひそかな偵察・内密の計画・隠密の行動に宜しい。

成格条件

杜門 + 天盤 丁 + 八神 九地

詳解

鬼遁は杜門・天盤の丁奇・八神の九地が同宮して成る。丁は星奇にして夜に入る微光、九地は至陰にして伏蔵する神、杜門は閉塞と隠遁を司る。星奇が九地の位に臨めば、鬼神の隠伏の覆いを得て行方は測りがたく、人に察知されない。暗い処から明るい処を見通す様を象徴する。成格の原理は、杜門の閉、九地の伏、丁火の明が合わさり、明を晦に蔵すことにある。閉塞に見えて実は潜行であり、ゆえに隠密の運びを要する事にはすべて利がある。古法では敵情の探索・夜襲や陣営の急襲・伏兵を設けて虚を突くことに用いた。今日では、市場調査・デューデリジェンス・覆面調査による証拠収集・競合情報など、気配を消して進める用件に引き当てられる。この格は吉に属し、その吉は「隠」の一字にある。低調であるほど有利で、九遁の中で最も暗中の行動に利がある格である。注意点としては、公に声を張るべき事には不向きで、名を揚げ勢いを作るなら神遁を選ぶのが宜しい。丁奇が入墓すれば暗中の明が尽き、実情を探り当てにくい。杜門はもともと閉塞を主るため、謀りが隠密の事でなければ、ただ諸事に阻まれるとだけ感じる。落宮が空亡に逢えば、探り得た情報は虚が多く実が少ないので、多方面から裏を取ること。

テーマ別の判断

仕事・官職

舞台裏の仕事と機密性の高い職務に利がある。研究開発・監査・競合分析はみな宜しく、成果は人目につかぬ所で積み上がる。転職は秘密裏に進め、今の職に就いたまま探して言い触らさぬこと。公募や派手な自己アピールには利がなく、鋒鋩を露わにすればかえって阻みを招く。

財運・経営

求財はひそかな布石が宜しい。目立たぬ仕込み・内々の買収・先回りの陣取りで、人の捨てるものを拾って利を得る。情報の優位こそ財源であり、調査を重ねてから動くのが宜しい。相場の後追いや高値掴み、富をひけらかすことは禁物で、財は表に見せないことが守成の道である。

恋愛・結婚

感情は静かな水が深く流れるように、ひそかに観察してゆっくり相手の素性を知り、じわじわと温めるのが宜しい。片想いの者は動かず時機を待つべきである。相手に隠し事があると疑う者は、この時に確かめれば発見が多い。公開の告白も性急な直談判も、ともに不向きである。

健康

病は潜伏して隠れやすいが、まさに徹底的に調べる好機であり、健診は細かく漏れなく行えば隠れた疾患を見つけ出せる。静かで人目につかない場所での静養に宜しく、付き合いや見舞いの出入りは減らすこと。気鬱の症は抱え込むほど重くなるのを防ぎ、信頼できる人に打ち明けて解きほぐすのが宜しい。

旅行・移動

外出は隠密と低調が宜しく、身分を伏せての訪問やひそかな視察が最も験があり、行方を知られなければ道中は平安である。鳴り物入りの団体の遠出は不向きで、夜の移動や脇道への迂回がかえって順調である。商用の旅はまず市場を内々に見て回り、それから去就を決めるのが宜しい。

訴訟・争い

訴訟はひそかな証拠集めと相手の虚実の見極めに利があり、開廷の前にすでに三分の勝ちを収める。じっと堪えて動かず、後の先を取るのが宜しく、手の内を早々に晒すのは不向きである。調査で得た証拠は適法に固定してこそ法廷で勝ちを制する。手段が一線を越えることは厳に禁物である。

関連項目

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