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格局吉格

飛鳥跌穴

天盤の丙が地盤の戊に加わり、月奇が甲子旬首の遁れた干に臨む形。飛ぶ鳥が巣に帰って穴に収まるように、奇門で最上の吉格とされ、物事を明晰に見通し、百事行うべしを示します。

成格条件

天盤 丙 + 地盤 戊

古訣出典

丙加甲兮鸟跌穴,甲加丙兮龙回首。只此二者为最吉,百事如意十八九。(丙が甲に加われば鳥は穴に跌り、甲が丙に加われば龍は首を回らす。ただこの二者のみを最吉となし、百事の十中八九は意の如し。)

《烟波钓叟歌(『煙波釣叟歌』)》 · 烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)

詳解

丙は月奇で飛鳥を象り、戊は甲子旬首の遁れた干、すなわち甲木が身を隠す位置です。天盤の丙が地盤の戊に加わるのは、つまり丙が甲に加わる形で、飛鳥跌穴と名づけられました。成格の原理は甲木が丙火を生じる点にあります。丙の鳥が甲の木に舞い降りるのは、飛鳥が林に帰って巣穴を得るような形。生を得て位を得、上下が相い助け、火は明るく木は秀でるため、為す事は洞徹——見通しが利き、要点を掴み、確実に実らせる——と断じ、青龍返首と並んで奇門の二大至吉の格と称されます。吉凶の程度としては大吉の格で、百事行うべし。とりわけ開創・進取・決断の事に有利です。開業・着任・交渉・求財・求名のいずれにも適し、時機を捉えて自ら打って出れば、成就の確率は極めて高いでしょう。さらに三吉門と吉星が配されれば錦上に花を添え、名利ともに至ると断じられます。注意点:古歌に百事如意十八九と言うとおり、なお一、二分の変数が残ります。丙戊の落宮が入墓し、空亡に逢えば、鳥は穴に落ちても穴が空ろとなり、吉力は大きく減じます。凶門の迫制を受ければ、成就の中にも小さな波乱に注意。この格の貴さは洞徹の二字にあり、謀を定めてから動いてこそその吉が顕れます。格局が大吉だからといって軽率に構え、功を貪って突き進むことのないようにしましょう。

テーマ別の判断

仕事・官職

昇進にも起業にも適し、公募や業務報告は一撃で決まり、新任の地位で威信を立てるのに絶好の時です。重要な任務は自ら名乗り出て引き受けるべきで、上司の目に留まり、活躍の場も用意されています。起業する人は今、登記・開業すれば大吉です。

財運・経営

求財に大いに有利で、投資眼は冴えわたり、見定めた案件には思い切って打って出て良いでしょう。開業・成約・事業誘致のいずれにも収穫があります。旺相の宮の勢いに乗って勝負すべきですが、勝ちに乗じて止め時を忘れるのだけは禁物。程よい所で収めてこそ吉が全うされます。

恋愛・結婚

天の配剤ともいうべき縁の象です。告白・結婚の申し込み・入籍はいずれも速やかに進めるのが良く、両想いのうえ目上の承認も得られます。独身者は近く正縁に出会う可能性が高く、集まりに足を運んで自分から知り合いを広げると良いでしょう。復縁の願いも応じてもらいやすい時です。

健康

病状は明確に見え、治療も的を射ます。確定診断・手術・治療方針の変更はいずれもこの時が適し、良医に巡り会う象があります。回復も速いでしょう。ただし丙火がやや旺じるため、術後はほてりやのぼせに注意し、食事は淡泊にして回復を仕上げましょう。

旅行・移動

旅は大吉です。商用・赴任・遠行のすべてが順調で、鳥が巣に帰るように行く先々で歓待され、南方へ向かうのが特に良いでしょう。道中は助力に恵まれ、交渉や契約も併せてまとめられます。外にいる人は無事で、帰る日も近づいています。

訴訟・争い

訴訟は攻める側に大いに有利です。事実の筋道を見通せるため、立証も弁論も急所を突けて、勝算は手中にあります。速戦即決が良く、勢いに乗って審理や和解を推し進めましょう。長引かせればかえって相手に立て直しの隙を与えます。

関連項目

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