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格局吉格

地遁

開門が天盤の乙奇と会し、地盤の己土の上に臨む形。日奇が地戸の下に隠れて紫雲が身を覆うがごとく、造営や不動産の取得、守りを固めての蓄え、基盤を固めての謀事に宜しい。

成格条件

開門 + 天盤 乙 + 地盤 己

古訣出典

开门六乙合六己,地遁如斯而已矣。(開門に六乙と六己が合すれば、地遁とはかくのごときものなり。)

《烟波钓叟歌》

詳解

地遁は開門・天盤の乙奇・地盤の己土が同宮して成る、三遁の一つである。乙は日奇にして陰木の生気、己は地戸にして坤土の私門。日奇が地戸に臨む様は紫雲が身を覆うがごとく、光華が地下に蔵れることから、地の利の加護を得ることを象徴する。成格の原理は、開門が事業の門戸を司る吉門であり、乙奇が己土に養われ、木が土に植わって根基が深く固まることにある。ゆえに基盤・田土・貯蔵に関わる事はみな利を得る。この格は大吉の格で、家屋の造営・田畑や不動産の取得・守りを固めての駐屯・埋蔵や貯蔵・種まきと農事・埋葬と基礎固めなど、土地・基盤・隠匿に関わる事に用いれば最も験がある。乙加己はもともと「日奇入霧」だが、開門を得ることで霧が遁に変わる。門こそが成格の要であることが分かるので、占う際は必ず門の吉凶を確かめること。吉凶の位づけは天遁と同等ながら方向性が異なり、天遁は公開の進取に、地遁は潜んで基盤を固めることに利がある。注意点としては、開門が迫を受けるか乙奇が入墓すれば、地の利の力は大きく削がれる。落宮が空亡に逢えば基盤が実らず、不動産取得や造営は填実の期を待つのが宜しい。さらに撃刑に逢えば土が動いて根を傷めるおそれがあるため、土を動かす事は慎むべきである。

テーマ別の判断

仕事・官職

今の足場を深く耕して基盤を固めることに利があり、インフラ・後方支援・土地・不動産関連の職務を引き受ければ、堅実に昇っていける。派手な躍進は不向きで、控えめに実務をこなすほうがかえって重用される。開門が迫を受ける時は、組織の内側に別の掣肘がないか用心すること。

財運・経営

不動産や土地の取得・住宅投資・倉庫での備蓄に最も利があり、財は地の蔵に入り、蔵すほどに厚くなる。長期運用と不動産に宜しく、あぶく銭を追うのは不向きである。この方位・この時に購入や倉庫賃貸の契約を結ぶのは特に佳いが、落宮が空亡なら権利関係に瑕疵が出やすいので細かく調べること。

恋愛・結婚

感情は着実に積み上げるのが宜しく、縁談の中で住まいや所帯構えの相談を進めるに利があり、家を成し業を立てることが一挙に叶う。付き合いは誠実さを貴び、控えめに準備を進めるほうが派手に振る舞うより勝る。共に家産を築き、家の安定によって絆を固めるのが宜しい。

健康

基礎の培いと固めを主り、慢性病の養生は地の利の助けを得る。この時この方位での休養や入院療養に宜しく、脾胃・消化器系の疾患はとりわけ快方に向かう。養病は静を宜しとし動を宜しとせず、食養生を第一とする。働きすぎや奔走で療程を長引かせることを忌む。

旅行・移動

外出は転居・所帯構え・土地や物件の視察に宜しく、到着後の足場は安定し、土地の人の助けを得やすい。派手な遠遊には利がなく、控えめな移動に利がある。財物を携えての移動も無事に守れる。先に落ち着き先を定めてから発つのが宜しい。

訴訟・争い

田土・不動産・権利関係の紛争に最も有利で、証拠が固く足場が立っていれば勝てる。書面の契約や証書で勝ちを取るのが宜しく、騒ぎ立てて世間を煽るのは不向きである。内々の調停にも利があり、争いを小さな範囲に収めて穏当に解決するとよい。

関連項目

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