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格局凶格

水蛇入火

天盤の壬が地盤の丙に重なる形。壬水が丙火に注がれ、水火が激しくぶつかり合って共倒れとなる。官災と刑禁が立て続けに起こり、是非のもめ事が絶え間なく続く凶格である。

成格条件

天盤 壬 + 地盤 丙

詳解

水蛇入火とは、天盤の壬が地盤の丙に重なる形を指す。壬は水蛇、丙は月奇の烈火である。壬水が丙火の上に臨めば、水は火を剋し、火はまた水を蒸し、水火が激しくぶつかって共倒れとなる。ゆえに水蛇入火と名づく。古伝は「官災刑禁、絡繹として絶えず」と断じる。訴訟、処罰、拘禁の事が一件また一件と続き、前の一件が終わらぬうちに次の一件が起こる。成格の原理は壬水が丙火を剋することにある。剋されるのは光明の奇であり、希望と転機に水を浴びせて消すに等しい。しかも丙火は性が烈しく、剋されて屈せず、かえってより大きな衝突を引き起こす。それゆえこの格の凶には、衝突の激化と連鎖的な発作という特徴がある。凶の程度は重に属し、とりわけ役所や司法と関わる事を忌む。訴訟、調査、行政処分——この時期はいずれも小事から大事へと転がりやすい。落宮で吉門に逢えば、取り越し苦労と軽い処分にまで減じられるが、驚門・傷門に逢えば刑禁の象は現実のものとなる。判断にあたっては事態がどの段階にあるかを見る。まだ表面化していないなら、言動を慎み、自ら進んでコンプライアンスを点検することが肝要。すでに表面化しているなら、感情的な対抗は厳禁で、煽るほどに凶は増す。弱みを見せて熱を冷ますことこそ損切りの道である。丙が空亡に落ちれば、官災の多くは虚仮威しで、雷声ばかりで雨は小さい。壬水が旺相する冬季は凶力が最も強く、重大な意思表明や交渉は避けるのがよい。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場ではもめ事が身に纏いつき、規律違反の調査に巻き込まれたり、上司と公然と衝突したりしやすい。衝動的な発言は小事を大事にする。この時期は腹立ちまぎれの退職も、頭越しの直訴も不適。鋒鋩を収め、手続きと記録を固め、わが身を守ることを最優先とする。

財運・経営

財を失う象は処罰や没収と結びつく。罰金、違約金、口座凍結の類である。グレーゾーンの収入はこの時期最も危険で、摘発が立て続けに起こる。自ら進んでコンプライアンスを点検し、納めるべき税金や費用は早急に納めること。「見つからないだろう」という心理は高くつく。

恋愛・結婚

恋愛は水と火のように相容れず、口論は激しく繰り返し激化し、冷戦と激しい喧嘩が交互に訪れる。復縁を問えば、よりを戻してもまた争う。この格のもとでは腹立ちの勢いで決断せず、まして争いを双方の家族や公の場に持ち込まないこと。熱を冷ますのが肝要である。

健康

健康は水と火の両象からの挟み撃ちに注意。心臓・脳血管・血圧・眼疾は火に属し、腎と泌尿器は水に属するので、両方とも検査すること。感情の激昂が最大の誘因で、急性発作に注意。持病のある者は時間どおりに服薬し、煙草と酒、夜更かしを忌む。

旅行・移動

外出は不利で、検査、足止め、証明書類のトラブルに遭いやすく、水路と鉄道はことに安全に留意すべきである。訴訟や手続きのための外出は、大方は無駄足の上に腹を立てて帰ることになる。どうしても行くなら証明書類を漏れなく揃え、言葉は謙虚に、争いを起こさないこと。

訴訟・争い

「官災刑禁」がこの格の本断であり、訴訟は大凶かつ連鎖する。一件が収まらぬうちに次の一件が起こり、民事から行政、さらには刑事へと発展する恐れもある。法執行への対抗や証拠の隠匿は厳禁。弁護士に全過程の監修を依頼し、和解できるなら和解すること。

関連項目

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