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三奇六儀

戊儀

六儀の一つ。天干の戊は陽土に属し、甲子旬の旬首は戊の下に遁れる。山岳や堤防を象る資本・銭財の星で、資金・田宅・信用を司り、財を占うには戊を用神とする。

詳解

戊儀は奇門六儀の一つで、天干の戊は陽土に属し、山岳や堤防のように厚く堅実である。奇門では甲を貴しとして顕わさず、甲子旬の旬首はすなわち戊の下に遁れるため、戊は常に直符の貴気を帯びる。戊は盤中で資本の星であり、取象は資金・銭財・不動産・田土・担保・信用で、財運・貸借・投資を占うには、いずれも天盤の戊の落宮の状態を核心の用神とする。戊土は四季の土用の月に旺じ、火の生を得れば財気は満ちる。震・巽の木宮に落ちて剋を受ければ、財気は抑えられ資金は滞る。戊が地盤の各干に加われば数多くの格を成す。丙に加われば青龍返首、丙が戊に加われば飛鳥跌穴で、いずれも奇門の大吉の格であり、事を図るにも財を求めるにも利がある。己に加われば貴人入獄、庚に加われば直符飛宮、壬に加われば青龍入天牢で、財事はいずれも損なわれる。戊が二つ同宮すれば伏吟で、万事閉塞し、資金はその場から動かない。財を断ずるには戊を見るとともに生門を併せ見る。生門と戊が相生・比和なら財路は通じ、相剋・相刑なら財は来ては去る。注意点として、戊が空亡に逢えば帳簿の数字は上滑りし、約束された資金は届きにくい。戊が冲剋される方位では、資産を置くことも貯めることも不向きで、財を守るにはまず宮を守ることである。

テーマ別の判断

仕事・官職

戊は資本と信用の星である。職場でこれを見れば、予算・財務・資産系の業務を扱うのに適し、信を守る者は一歩ずつ実績を固める。戊が旺宮に落ちれば所属先の基盤は厚く、安心して腰を据えられる。戊が冲剋されれば雇い主の資金繰りが苦しいため、転職の前にまず台所事情を見極めること。

財運・経営

財を占うには戊を用神とする。戊が旺相の宮に落ち、さらに生門の生を得れば、資金は潤沢で財源は絶えない。丙に加わって青龍返首を成せば大きな財を図れる。戊が入墓し空亡に逢えば、資金は塩漬けになるか約束が流れるため、投資も貸借もこの時は手を引くこと。

恋愛・結婚

戊が感情の宮に入れば、関係の中で金銭の重みが増し、結婚の話は住まいや結納金を避けて通れない。戊が旺なら家産は豊かで話も地に足がつく。戊が剋されれば経済観の食い違いが主な火種となるため、婚前に金銭の取り決めをテーブルに載せるほうが、かえって長続きする。

健康

戊は陽土に属し、脾胃・筋肉・皮膚に対応する。病占でこれを見れば、脾胃の停滞・消化不良・しこりや結節の類に注意。戊が旺に過ぎれば土が塞がるため、食事は淡泊に節度をもって。戊が衰えて剋を受ければ脾胃の虚弱を示し、滋養の前にまず消化吸収を整えること。

旅行・移動

戊は田土の穏重を司る。旅行でこれを見れば行程は手堅く波乱が少なく、商用の視察や物件・土地の見学の旅に適する。戊が冲剋されれば、出張費の超過や宿の前金をめぐるもめ事に注意。山間部の運転では土砂崩れや落石に気を配り、険しい場所に長居しないこと。

訴訟・争い

戊は銭財と信用を司り、訴訟は貸借・契約金・不動産に起因することが多い。戊が旺で吉門を得れば、帳簿は明瞭で勝ち目は手の内にある。戊が空亡に逢えば相手の返済能力に疑いが残り、勝訴しても執行の難航に備えるべきで、財産の手がかりは先に洗い出しておくこと。

関連項目

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