丙奇得使
天盤の丙が地盤の戊または庚に加わり、その戊・庚がちょうど甲子旬・甲申旬の旬首の遁する干であれば、月奇得使となる。火は依り所を得て威権を展べ、謀事は勢いに乗じて成る、上吉の格である。
成格条件
天盤 丙 + 地盤 戊 または 庚
古訣出典
三奇得使诚堪使,六甲遇之非小补。乙逢犬马丙鼠猴,六丁玉女骑龙虎。(三奇の得使は誠に使うに堪え、六甲これに遇えば小補にあらず。乙は犬馬に逢い丙は鼠猴、六丁の玉女は龍虎に騎る。)
《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》
詳解
テーマ別の判断
人前に出る機会を積極的に取りに行くとよく、業務報告、公募選考、公開の答弁はいずれも映える。上層部はまさに人材を求めており、働きはそのまま目に留まる。権限を持つ者は威令が行き渡り、新方針の推進や規範の確立はまさに好機。ただし功に驕って人の妬みを招くことは忌む。
財気は旺盛で入りも早く、大衆向けで勢いを打ち出す商売に向き、広告宣伝への投入は効果が出る。丙加戊の得使であれば求財は大吉で、大口の商談を図れる。実際には丙加庚の凶象である場合は、まず盗難と漏れを防いでから攻めを語るべきである。
恋愛は堂々と公にするのがよく、告白、婚約、宴席はいずれも吉。熱烈な求愛は成りやすく、相手はあなたの気迫と才気に惹かれることが多い。ただし丙火は気が急くため、言葉が過ぎて相手を傷つけぬよう、熱愛の中でも節度を保つこと。
陽気は充実し、急症は来るのも去るのも早い。早めの受診と果断な治療がよく、手術も吉日を択べば行える。心血管、目の疾、炎症の類は火気の過旺に注意。丙が乾宮に落ちて入墓する時は病状が覆い隠されやすく、細かく調べて深く究めるべきである。
旅は勢いに乗って順調で、公務の出張、公演や出展の旅はとくに佳く、道中で名望ある人の助けがある。昼間に発ち、大きな街道を行くのがよい。夏の遠出は暑熱とのぼせに注意し、落宮が空亡の時は行程の空回りと無駄足に備えること。
訴訟は公開の場での弁明がよく、事実を明るみに出せば、世論と公議は味方につき、勝算は手中にあり、文書の裁可も比較的早い。ただし地盤の庚が旬首の遁する干でない時は、相手の突然の立証による奇襲に備え、まず証拠を固めてから開廷に臨むこと。
関連項目
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