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格局平格

華蓋蓬星

天盤の癸が地盤の乙に加わる格。華蓋が木を覆い、蓋の下に秀気を蔵す形で、貴人は禄位を保ち、常人は平安を得ることを主る。守成と韜晦、研鑽と蓄積に宜しく、開拓や進取は主らない。

成格条件

天盤 癸 + 地盤 乙

古訣出典

癸加乙:贵人禄位,常人平安。(癸が乙に加わる:貴人は禄位を保ち、常人は平安を得る。)

十干克应(十干剋応)

詳解

華蓋蓬星は、天盤の癸が地盤の乙に加わって成立する平格である。癸は至陰の水で、華蓋が覆い隠す星を象り、乙は日奇で、秀気を含む陰木である。癸水が乙木の上を覆うと、水は木を生じ、蓋の下に奇を蔵し、秀気は内に収まって外に現れない。この格は庇護と安定を主る。官に在る者は上層の庇護を得て禄位を保ち、常人がこれを得れば家宅は平安で、大きな浮き沈みがない。成格の原理は、蓋の下で生を得ることにある。華蓋には覆い隠す嫌いがあるものの、癸水は乙木を生じて扶けるため、覆われる側は剋制を受けるのではなく、蔵されて養われ時を待つ形となる。ゆえに凶ではなく静を主る。吉凶の層次では、これは平格のやや吉に寄るものである。門も星も吉なら、小さく謀って小さく成り、研鑽・守成・蓄積のいずれにも宜しい。門が凶なら、覆いは抑圧に転じ、望みは阻まれるため、避けるに宜しく進むには宜しくない。注意点:華蓋には孤高の性があり、この格を得た者は清高に自らを守って人と疎遠になりやすく、協力事には過度の期待をかけないほうがよい。空亡に逢えば庇護は空となり、後ろ盾は当てにならない。乙奇が旺地に臨めば、蓋の下の秀気にもやがて頭角を現す日が来るので、静かに時機を待てばよい。事を占うには「守」の一字を訣とし、妄りに動けばその平安の本色を失う。

テーマ別の判断

仕事・官職

官公庁や大組織に勤める者は上層の庇護を得て、地位は安泰、俸給は保たれる。一般の人も守成すれば咎はない。研修や学び直し、資格取得による経歴の蓄積に適し、この時期の思い切った転職や退職・起業は不向き。鋒鋩を収めるのが上策である。

財運・経営

財気は平穏で、給与などの正財に憂いはないが、あぶく銭や偏財は求めがたい。貯蓄や積立投資など手堅い運用に適する。投機や冒険は蓋の下に光なく、塩漬けになりやすい。生門と吉星が同宮すれば小幅の買い増しは可能だが、それでも守りを主とする。

恋愛・結婚

恋愛は淡々として安定し、細く長く続く象で、目上の庇護や仲立ちを得れば成りやすい。情熱には欠けるが、堅実で頼れるのが取り柄。波乱万丈を求める人には物足りなく感じられるだろうが、期待を調整し、目の前の安らぎを大切にすることこそ福分である。

健康

総じて平安で、持病も重くはなく、多くは肝胆・眼の疾患や陰虚の症で、養生すれば回復する。静養して心を安んじ、規則正しい生活を。急を要する症状がなければ手術を急ぐ必要はなく、まず保存的治療で経過を見ること。再検査と経過観察は欠かさないように。

旅行・移動

旅は平穏で大きな支障はなく、控えめな旅に適する。親族訪問や友人訪ね、参拝や研修、近場での休養はいずれも好適。派手な遠征や探検は不向きである。雨天や水路には注意を払い、日程はゆとりを持って組むこと。悠然と構えれば安泰である。

訴訟・争い

訴訟は騒ぎ立てて広げるべきではなく、目上や上層の取りなしを得れば、大事は小事に、小事は無事に収められる。調停や法廷外の和解の道を選ぶのがよい。証拠資料はきちんと保管して備えつつ軽々しく人に見せず、やむを得ない場合を除いて対決を激化させないこと。

関連項目

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