華蓋蓬星
天盤の癸が地盤の乙に加わる格。華蓋が木を覆い、蓋の下に秀気を蔵す形で、貴人は禄位を保ち、常人は平安を得ることを主る。守成と韜晦、研鑽と蓄積に宜しく、開拓や進取は主らない。
成格条件
天盤 癸 + 地盤 乙
古訣出典
癸加乙:贵人禄位,常人平安。(癸が乙に加わる:貴人は禄位を保ち、常人は平安を得る。)
十干克应(十干剋応)
詳解
テーマ別の判断
官公庁や大組織に勤める者は上層の庇護を得て、地位は安泰、俸給は保たれる。一般の人も守成すれば咎はない。研修や学び直し、資格取得による経歴の蓄積に適し、この時期の思い切った転職や退職・起業は不向き。鋒鋩を収めるのが上策である。
財気は平穏で、給与などの正財に憂いはないが、あぶく銭や偏財は求めがたい。貯蓄や積立投資など手堅い運用に適する。投機や冒険は蓋の下に光なく、塩漬けになりやすい。生門と吉星が同宮すれば小幅の買い増しは可能だが、それでも守りを主とする。
恋愛は淡々として安定し、細く長く続く象で、目上の庇護や仲立ちを得れば成りやすい。情熱には欠けるが、堅実で頼れるのが取り柄。波乱万丈を求める人には物足りなく感じられるだろうが、期待を調整し、目の前の安らぎを大切にすることこそ福分である。
総じて平安で、持病も重くはなく、多くは肝胆・眼の疾患や陰虚の症で、養生すれば回復する。静養して心を安んじ、規則正しい生活を。急を要する症状がなければ手術を急ぐ必要はなく、まず保存的治療で経過を見ること。再検査と経過観察は欠かさないように。
旅は平穏で大きな支障はなく、控えめな旅に適する。親族訪問や友人訪ね、参拝や研修、近場での休養はいずれも好適。派手な遠征や探検は不向きである。雨天や水路には注意を払い、日程はゆとりを持って組むこと。悠然と構えれば安泰である。
訴訟は騒ぎ立てて広げるべきではなく、目上や上層の取りなしを得れば、大事は小事に、小事は無事に収められる。調停や法廷外の和解の道を選ぶのがよい。証拠資料はきちんと保管して備えつつ軽々しく人に見せず、やむを得ない場合を除いて対決を激化させないこと。
関連項目
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