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格局凶格

火入天羅

天盤の丙が地盤の壬に加わり、丙火が壬水・天羅の郷に落ちて光明が困められる。客となる側に不利で、是非が頗る多いことを主り、静を守って自ら打って出ないのがよい。

成格条件

天盤 丙 + 地盤 壬

詳解

丙は月奇の火、壬は天羅の地であり、江河の大水を主り、羅網が張りめぐらされた象である。天盤の丙が地盤の壬に加わると、火が水郷に入り、水が火を剋して火気が困められる。明るい灯が羅網に落ちたようであるため、火入天羅と称する。成格の原理:奇門では天盤を客・動とし、地盤を主・静とする。丙火が自ら動いて加臨したのに、かえって壬水に剋制され、客気が挫かれるため、客に不利と断じる。自ら打って出る側、外から謀を求める側が損をし、守る側が相対的に有利である。水火が相激すれば、また口舌の是非が絡んで解けないことを主る。吉凶の位置づけ:凶格であるが、その凶は制せられることと是非にあり、大破大敗には至らない。注意事項:この格は客を以て主を犯すことを最も忌む。自ら事を仕掛ける、先に手の内を明かす、軽々しく他人の縄張りに踏み込む、いずれも紛糾に陥って抜け出せなくなりやすい。冬の水が旺じ火が衰える月は、困められることがいっそう深い。夏の火が旺じる月は、なお自らを保てる。吉門・吉星を得れば是非は減じられる。凶門に逢いさらに撃刑が加われば、口舌が官非へ発展することを防ぐ。静を守って時を待ち、後の先を取ることが上策で、相手に先に動かせれば、局面はおのずからこちらへ傾く。吉門・吉時を待ってから動いてこそ万全である。

テーマ別の判断

仕事・官職

自らの転職、売り込み、新しいチームへの乗り込みはいずれも不利で、是非の渦に巻き込まれて足を引っ張られやすい。現在の地位を守り、静を以て動を制し、相手に先に手札を切らせるのがよい。職場に噂話が立った場合は、意見表明を控え、どちらの側にも付かなければ、おのずから消えていく。

財運・経営

攻めの投資、訪問販売、他所での開拓はいずれも挫かれやすく、金は出ていきやすく、戻りにくい。手持ちを守り、集金は相手が先に口を開くのを待つのがよい。共同事業では口論から帳簿の蒸し返しになることを防ぎ、記録を残しておく。是非が収まるまでは大金を動かさない。

恋愛・結婚

自らの求愛や縁談の申し入れはこの時期うまく運ばず、熱意が冷たくあしらわれやすいうえ、陰口が水を差すことにも用心する。恋愛の是非は多く誤って伝わったことから起こるため、まず事実を確かめてから応じる。退くことで進む策を取り、相手に先に態度を示させるのがよい。守り切れれば、かえって転機が訪れる。

健康

水が火を剋すため、心臓・血圧・眼目の疾患に注意し、水火の相激はまた寒熱の往来、泌尿器や心神不安の症を主る。遠方まで奔走しての受診は不利で、近くで診療を受けて静養するのがよい。病中は口舌の事に気を揉まず、情緒が落ち着けば病はおのずから和らぐ。

旅行・移動

客に不利とはまさに旅に応じる。遠出して客となる旅は不順が多く、紛争・誤解・水路の風波に遭いやすい。必要がなければ取りやめるか日を改めるのがよい。どうしても出かける場合は、余計な事に関わらず、見知らぬ人と争わず、水に関わる行程はとくに慎重を期し、早く発って早く帰る。

訴訟・争い

是非が頗る多いのはまさに訴訟に応じるが、この格では自ら訴えを起こす者が不利で、先に手を出した方が先に損をする。被告であれば、手続きを守って沈着に対応することで、かえって余裕をもって渡り合える。書面を多用して対面の弁論を控え、法廷外の口舌が新たな火種となることを防ぐのがよく、調停は対決に勝る。

関連項目

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