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格局凶格

貴人入獄

天盤の戊が地盤の己に加わる。戊土の貴人が己土の暗昧の地に陥り、貴人が獄に囚われたかのように才能が抑えられて力を発揮できない。公事も私事も順調には運びにくい。

成格条件

天盤 戊 + 地盤 己

詳解

貴人入獄とは、天盤の戊が地盤の己に加臨することを指す。戊には甲子が遁蔵し、十干の首が拠り所とするため、貴人の象を取る。己は陰土で、暗昧の地・墓獄の場所を象徴し、それゆえ己は地戸とも呼ばれる。戊土が己土に下臨し、二つの土が並んで陽が陰に陥る様は、貴人が誤って牢獄に入り、威望が通らず手足を縛られるかのようであり、ゆえにこの名がある。成格の原理は陽土が陰土に降ることにある。戊が同類の低く湿った暗い気に引きずり込まれ、力があっても出せない。ゆえに断語は公私ともに不利と直言する——公事では貴人が位を失って承認・決裁が停滞し、私事では頼み込む先がなく、力ある者も自分の身を守るのに精一杯である。吉凶の位置づけは凶格だが、その凶は破ではなく困にあり、多くは抑圧・降格・棚上げとして現れ、財を破り身を損なう急激な災いではない。注意点として、この格が最も忌むのは凶門と空亡の重なりで、囚われの上に囚われを重ねる。頼みとする貴人はこの時期自分のことで手一杯なので、これ以上負担をかけないこと。戦線を縮小し、戊土が困から出る時期を静かに待つのが良い。吉門・吉星の助けを得れば困局は解け得るが、それでも緩やかに図るべきで速さを求めてはならず、人脈や後ろ盾に頼る事柄はこの時期すべて別の算段を立てる必要がある。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では後ろ盾が力を失う。あなたを評価してくれる上司が異動・降格・棚上げになる可能性があり、昇進の決裁は途中で止まる。この時期は派閥に与して旗色を示すべきではなく、上層のコネによる打開も期待しないこと。持ち場の仕事を固め、格局が緩んでから前進を図るのが良い。

財運・経営

求財の道では貴人の助けが利かず、コネで得た案件や認可は頓挫しやすく、注ぎ込んだ義理のコストは回収しがたい。投資では連鎖保証や三角債に引きずり込まれることに注意する。現金第一とし、貸さない・保証しないことが、この格での守財の最低線である。

恋愛・結婚

恋愛は目上や権威からの抑えを受け、有望と見られていた関係が家族の反対に遭うこともあり、仲介者自身にも事情がある。交際は控えめに育て、当面は家族の承認を求めないこと。無理に名分を勝ち取ろうとすれば、かえって相手を板挟みに追い込む。

健康

健康面では脾胃の湿による停滞と身体の重だるさを主り、慢性病が長引き、入院や臥床の象が急病よりも多い。病状の放置は大忌であり、特定の名医や専門家を盲信するのも良くない。手順どおりの標準的な治療の方が信頼できる。

旅行・移動

外出は阻まれ、ビザ・審査・通行許可の段階で引っかかりやすく、公務の出張は成果なく終わることが多い。行程は省けるなら省くこと。どうしても発つなら各種の証明書類を整え、道中は余計な事に関わらず、無用の巻き添えで足止めされないようにする。

訴訟・争い

訴訟には大いに不利で、当てにしていた証人・保証人・後ろ盾がこの時期は力を出せず、自身の保身に手一杯なことさえある。コネや人情に頼るのは厳禁で、かえって事を固めてしまう。愚直に手続きを踏んで証拠を残し、この格をやり過ごしてから転機を図ること。

関連項目

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