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格局凶格

朱雀入獄

丁火の朱雀が辛金の天獄に落ち、文明の象が囚われる。位にある者は失位して挫折するが、囚われの身の者はかえって解き放たれる。官や名声を占えば不利、解放を占えばかえって吉である。

成格条件

天盤 丁 + 地盤 辛

詳解

朱雀入獄は天盤の丁に地盤の辛が加わって構成される。丁は星奇であり朱雀でもあって、文書・名声・官職を司る。辛は天獄の神で、刑罰・罪責・囚困を象徴する。朱雀は本来、文明の宣揚を司るが、天獄の地に落ちれば、光焔は囚われ、名声は制せられる。ゆえに官人失位と断じる。この格にはもう一面がある。罪人釈囚である。丁火は辛金を剋し、獄の器が剋を受けることで、獄事そのものはかえって緩む。囚われ、拘束され、調査を受けている人がこの格を得れば、多くは解放の機がある。一格に二断あり、鍵は問う人の境遇にある。高位にあり名望のある者は転落を防ぎ、困境にあり掣肘を受ける者は浮上を待つ。格が成る理は丁が辛を剋して両者ともに傷つくことにある。火は金を剋し、金もまた火を挫き、剋戦の中で元の地位と秩序が打ち破られ、得失は人によって異なる。この格は凶であるが、凶は名位の動揺にあり、生命の危うさを示すものではない。層次としては、凶門が配されれば譴責は重くなり、官非や降格の事は免れがたい。吉門が配されれば、転んでも護りがあり、失位の後には別の道が用意される。落宮が空亡に逢えば、名位の失は多くは杞憂に終わる。辛金が落宮で旺を得れば、獄の象はより実となり、処分は逃れがたい。この格で事を断ずるには、まず一言問うこと。当事者はいま位にあるのか、それとも困にあるのか。位にある者は謙退して禍を避け、鋒鋩を収めるがよい。困にある者は申し立てて争い取るがよい。解放の門はまさに開いている。

テーマ別の判断

仕事・官職

位にある者は降格・免職・調査を防ぎ、鋒鋩を収め、重大な決定の前にはまず自ら規範との適合を点検するのがよい。すでに停職や閑職に追いやられた人にはかえって転機があり、申し立てや異動は成りうる。吉門が配されれば失位の後に別の行き先があり、凶門が配されれば処分は免れがたい。

財運・経営

財は名位に連動して動く。職位や名声で立てている収入が真っ先に影響を受け、処分によって財路が断たれるのを防ぐ。凍結・差し押さえられた資金にはかえって解ける望みがある。この時期は派手に資産を購うべきでなく、守成を第一とする。

恋愛・結婚

恋愛では主導権を握る側が勢いを失い、関係の力学が逆転する。抑えつけられ、悔しい思いをしてきた側が浮上する。束縛の関係から抜け出したいなら、いまが動く時である。復縁を占えば不利で、旧来の形にはもう戻れない。

健康

病は心肺にあり、火と金が交戦するため、気道の炎症・口内炎・動悸や不眠に用心する。長く病床に囚われてきた者がこの格を得れば、かえって病勢の緩みを示し、快方と解放の機がある。新しい病は早めに受診すれば、長引かせずに済む。

旅行・移動

旅は公務で位にある人に不利で、公用の旅は波折が多く、道中で責を問われて呼び戻されるのを防ぐ。異郷で足止めされ帰れずにいる者はかえって脱出を示し、証書の解禁や行程の解除が望める。私的な旅は控えめに行くのがよい。

訴訟・争い

訴訟は身分のある側に不利で、官人失位、名望が高いほど転落も大きい。拘束され、訴えられている側はかえって釈放・解決を得やすく、保釈・執行猶予・取り下げのいずれにも機会がある。この格は冤を晴らすに利あり、押さえつけるに利なしである。

関連項目

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