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格局凶格

反吟蛇刑

天盤の壬が地盤の己に重なる形。壬の蛇が己土という刑の地に臨み、反吟に刑を帯びて、大禍の到来を主る凶格である。ただし流れに順って静を守り、妄りに動かなければ、災禍は免れうる。

成格条件

天盤 壬 + 地盤 己

詳解

反吟蛇刑とは、天盤の壬が地盤の己に重なる形を指す。壬は螣蛇、己は地戸・墓土である。壬水が己に臨めば土が水を剋し、蛇は刑の地に囚われ、もがくほどにかえって噛みつかれる。ゆえに反吟蛇刑と名づく。反吟は「事、願いと違い、結果が反転する」ことを主る。速くと思えば遅くなり、成そうと思えば敗れ、力を込めるほど反動は激しくなる。古伝の「大禍まさに至らんとす、順守すれば免るべし」の一句は、この格の使い方を言い尽くしている。凶はまことの凶だが、災いを免れる条件が明確に示されている。すなわち「順」と「守」の二字である。成格の原理は己土が水を晦ますことにある。壬水の機変と敏捷さが泥土に封じ込められ、力ずくでもがけば深みにはまるばかり。泥沼に落ちたときのように、静止してこそゆっくりと抜け出せる。凶の程度は重いが解きうるもので、解きようのない連鎖の凶格とは異なり、この格は生路を示している。鍵は当事者が手を引く気になるかどうかである。落宮で吉門吉星に逢えば免災の条件はより緩やかになり、しばらく守っていれば局面は変わる。死門・白虎に逢えば禍の端緒はすでに動き出しており、あらゆる強気の行動を直ちに止めなければならない。注意点として、この格のもとでは「一勝負しろ」「一度賭けてみろ」と勧める人が現れるほど警戒すべきで、そこにこそ禍の門がある。壬が空亡に落ちれば禍事の多くは取り越し苦労に終わるが、静を守る原則は変わらない。反吟の時期は通常一旬のうちに自然に解けるので、耐え抜けば安泰である。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場には暗礁があり、目立とうとするほどミスが出る。強気の転職、起業、成果を賭けた勝負は、この時期いずれも禍の種である。現在の職位を守り、高リスクの任務は断り、手元の仕事を堅実にこなすこと。この一時を耐え忍べば、局面は自然に反転する。

財運・経営

大きく財を破る前兆であり、レバレッジの積み増し、集中投資、借金による投資はこの時期最も凶険で、誘い込んでくる人がいればなおのこと警戒すべきである。現金こそ王であり、あらゆる強気の持ち高を縮小すること。すでに含み損を抱える者は取り返しを急がないこと。勝負するほど損は深くなる。

恋愛・結婚

恋愛には覆る危うさがあり、この時期に決着を迫る、結婚を迫る、行動を調べ上げるといった行いは、いずれも事態を裏目に押しやる。相手は情緒が不安定なので、冷静に距離を置くのが上策。復縁も告白もいまは不適で、自然の流れに任せ、この一旬が過ぎてから改めて考えること。

健康

健康には急転直下の危うさがあり、脾胃・腎および不慮の怪我が中心となる。小さな症状を我慢で押し切らず、早めに受診すれば大禍を戸口で食い止められる。激しい運動、水辺に近づくこと、夜間の外出は忌む。手術など重大な医療上の決断は、延ばせるなら延ばすこと。

旅行・移動

「大禍まさに至らんとす」の格であり、遠出が真っ先にその矛先を受ける。車・船・水路のリスクはことに高い。取り消せるなら取り消し、延期できるなら延期すること。どうしても行く者は保険を十分にかけ、連れ立って行き、夜道と水路を避け、行程は簡素に、速やかに行って速やかに帰ること。

訴訟・争い

訴訟は凶。自ら訴えを起こす者は火の粉をわが身に浴び、相手の背後には別の仕掛けがある。この格は「順守すれば免る」と明示している。姿勢を低くして和解を図り、必要なら小さな損失を受け入れて平安に換えること。真っ向からぶつかれば、小さな事案が大きな事案に変わる。

関連項目

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