奇門遁甲大全に戻る
格局吉格

星隨月轉

天盤の丁が地盤の丙に加わり、星奇が月奇に随って流転し、光焔が相催す。貴人が等級を飛び越えて高く昇ることを主る。常人がこれを得た場合は楽しみ極まって悲しみ生じることに用心し、喜びの中にも余地を残すべきである。

成格条件

天盤 丁 + 地盤 丙

詳解

丁は星奇、丙は月奇である。天盤の丁が地盤の丙に加わると、星の光が月の光に随って流転し、両火が相催して、声勢が急速に高まるため、星随月転と称する。成格の原理:丙丁は気を同じくし、火勢が積み重なる。天盤の丁が地盤の丙に支え上げられるのは、星が月に寄り添って光が倍増する象であり、境遇が急に引き上げられることを主り、等級を飛び越える破格の遇にしばしば恵まれる。吉凶の位置づけ:全体としては吉であるが、吉の中に戒めがある。貴人や基盤のある者がこれを得れば、勢いに乗って高く昇り、数段を一気に跳び越えられる。常人は基盤が浅く、にわかに勢いを得ると節度を失いやすいため、楽しみ極まって悲しみ生じると断じ、慶事の中でも不意の反転に用心しなければならない。両火が炎えすぎるのは、また物事の来るのも速く去るのも速いことを主り、応期を占えば多くは速やかで、近日中に決着がつくことが多い。注意事項:この格を名や官を求めるのに用いる場合は、速く進んで速く守るのがよい。機会が来たら果断につかみ、手にしたら直ちに収めて固める。最も忌むのは得意になって我を忘れ、勝ちに乗じて賭け金を積み増すことである。凶門に逢えば虚火の喜びとなり、ぬか喜びに終わることを防ぐ。入墓や空亡であれば、昇進の話は先送りにして改めて検証し、まず目の前の基盤を固めてから跳躍を語っても遅くはない。

テーマ別の判断

仕事・官職

破格の抜擢、等級を飛び越えた重用の象であり、とくに実績のある者が思い切って勝負するのに利がある。機会の窓は短く、その場で引き受けてから細部を詰めればよい。昇進後の三か月間は控えめに足場を固め、急進的な主張を性急に推し進めないこと。高く持ち上げられるほど落ちた時の打撃も重いことに用心する。

財運・経営

財の来方は速く勢いがあり、短期の素早い売買や流行に乗じて利を取るのに有利であるが、大きな利益の後は必ず手元に収めて手じまいすること。常人は一勝したとたんに倍賭けすることを防ぐべきで、楽しみ極まって悲しみ生じるのは多く「貪」の一字に応じる。大口の入金は直ちに手堅い所へ振り分ける。

恋愛・結婚

愛情の熱の高まりは極めて速く、一目惚れ、電撃的な恋愛や結婚はいずれもこの格の象である。熱愛の最中は甘さ十分だが、火の旺は長続きしにくく、情熱が引いた後の落差に用心する。慶事が訪れた時も三分の冷静さを残し、重要な約束は冷却期間を置いてから決める。

健康

両火が相催すため、心火の亢盛、血圧の急上昇、感情の高ぶりによる急症に注意する。祝いの席では飲みすぎを防ぐこと、楽しみ極まって悲しみ生じるとはまさにこの場面に応じる。心臓・脳血管に旧疾のある人は祝宴でことさら節制を要し、吉報に接した時こそ規則正しい起居を守る。

旅行・移動

旅には喜びがあり、赴任や受賞、祝典参列の旅に有利で、道中は華やかである。ただし行程の速度が速く疲れやすいため、運転では高揚による速度超過を防ぎ、山道や夜道は控えめに走る。帰路は往路よりいっそう注意を要し、無事に家へ着いてはじめて円満といえる。

訴訟・争い

訴訟は身分や地位のある側に有利で、上層の関心を得て進展がにわかに速まることを主り、勢いに乗って有利な裁決へ押し進めてよい。勝ちが見えた時に誇示や挑発は厳禁で、相手の背水の反撃や新たな火種を防ぐ。良いところで手を収め、判決が下りてこそ安心である。

関連項目

この格局があなたの盤に現れるか見てみませんか?

無料で立局する