辛儀
辛は陰金で、獄神と号し、過ち・刑罰・革新を司る。盤中で辛の落ちる宮は、問題や欠陥、修正すべき箇所を指し示すことが多く、丁に逢えば転機がある。
詳解
テーマ別の判断
職場の占いで辛が現れると、業務の流れや自分自身に誤りや抜けがあることを示すことが多く、まず誤りを正してから前進を図る。辛が丁に加わると獄神得奇となり、以前の過失がかえって転機となるため、思い切って取り組んでよい。辛が辛に加わる伏吟天庭は、過去の誤りで責任を負うことを示し、自ら過ちを認めて損失を止めるのがよい。辛の落宮が吉門に逢えば、革新の提案は採用されやすい。
辛は金石・珠玉の財を司り、また過ちによる破財も司る。辛が乾・兌の旺地に臨めば、金物・宝飾・精密機器の商売に有利である。乙が辛に加わると青龍逃走となり、部下が財を持ち逃げしたり侵害したりすることを示すため、帳簿をしっかり監視すること。辛が衰えてさらに凶門に逢えば、品質の過誤による賠償ややり直しに注意する。
恋愛の占いで辛が現れると、過去の過ちが清算されていなかったり、心のわだかまりが解けにくかったりすることが多い。乙が辛に加わると青龍逃走となり、一方はすでに去る決意を固めており、無理に引き留めても益はない。辛が丁に加わればわだかまりは解け、旧情を続けることができる。辛の落宮が剋を受ける場合、相手は関係の中で自分に非があると自覚しており、面子を立ててあげれば和解できる。
辛は肺・気道・細かな骨節を司る。辛が凶格に臨む場合は、持病の再発と誤診・誤治療に注意する。辛が離九宮に臨んで撃刑となれば病状がぶり返すため、医師を替えて再検査するのがよい。辛が丁に加われば、囚人が赦免に逢うがごとく、長患いにも解決がある。この時期に最も忌むのは薬の誤用であり、服薬前に一つずつ確認すること。
外出の占いで辛が現れると、車両の故障や証明書類の不備に注意が必要で、出発前に一つずつ確認することが肝要である。辛が乙に加わると白虎猖狂となり、遠出では災いが多く、車も船も損なわれる大凶であり、日程を変更するのがよい。辛の落宮が吉門に逢いかつ旺相であれば、道中の小さな過ちはすぐに補うことができ、旅程に大きな支障はない。
辛は罪と罰を表す。訟事の占いで辛が現れると、事件の鍵は多くの場合、一つの過失の認定にある。辛が丁に加わると獄神得奇となり、囚人が赦免に逢うがごとく、再審や減刑が望める。辛が辛に加われば自ら罪名を被ることになり、罰を認めて寛大な処分を得るのが上策である。辛の落宮が日干の落宮を生じる場合、判決や処罰は軽めであり、自ら進んで協力することが有利に働く。
関連項目
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