入獄自刑
天盤の辛が地盤の己に加わる形。天獄の神が自ら地戸の暗く低い地に身を投じ、さらに自刑に坐す。使用人が主に背き、腹心がひそかに謀ることを主り、禍は内側から起こる。人を使う際も提携でも、まず内部の点検と権限の制約を重んじるべきである。
成格条件
天盤 辛 + 地盤 己
詳解
テーマ別の判断
身近な人が陰で足を引っ張ることを主る。部下の頭越しの直訴、助手による情報漏洩、同盟者の途中での寝返りなどである。チームを率いる者はこの時期権限を引き締め、重要な事務は記録と控えを残すこと。耳に入る内部情報には罠が多く、軽々に信じることも又聞きのまま広めることも禁物である。
財が内部の人間にひそかに損なわれることを主る。経理担当の曖昧な帳簿処理、共同経営者による資金の私的流用、店員の使い込みなどである。帳簿の監査・棚卸し・権限の照合がこの格の解決策である。新任の経理や代理人には身元確認を行い、権限の委譲は小刻みに段階を踏むのが良い。
恋愛は不透明さと裏切りの疑いを主り、親しい人の心と言葉が一致しない、あるいは第三者が友人の顔をして傍らに潜んでいることがある。疑いを膨らませる必要はないが、不自然な行動や出費には注意する値打ちがある。話を切り出す前にまず確かな証拠を取り、憶測で罪を決めつけないこと。
病は隠れた疾患が内に伏することを主り、表面は無事でも病巣がひそかに育つ。脾胃・皮膚と慢性の炎症に応じる。この格は健康診断で精密な項目を省くなという示唆であり、とりわけ消化器の検診を怠らないこと。服薬は正規の医師の指示に従い、出所の知れない民間療法に誤られることを防ぐ。
外出では同行者や内輪の手配に問題が出ることに注意する。知人が代わりに取った切符、友人の紹介した運転手やガイドが、かえってリスクの源になり得る。旅程の情報をむやみに言い広めず、財布と証明書類は自分で管理し、宿は正規に確認できるところを選ぶこと。
訴訟では内通者に注意する。味方の証人の寝返り、内部文書の流出、代理人の立場への疑いはいずれもこの象である。核心の証拠は信頼できる手にのみ渡し、弁護士との連絡経路は一本化する。相手が穏やかに見えても、和解条項は一字一句まで精読すべきである。
関連項目
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