驚門
驚門は五行で陰金に属し、本来は兌七宮に位置する凶門で、驚恐・口舌・官非を司る。訴訟の答弁、伏兵で敵を驚かすこと、逃亡者の捕縛には有利だが、商談や婚姻には不利である。
古訣出典
景上投书并破阵,惊能擒讼有声名。(景は上書と破陣に宜しく、驚は訟を擒えて名声あり。)
《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》 · 八门吉凶(八門の吉凶)
詳解
テーマ別の判断
職場では流言が飛び交い、突発的な変動による動揺が絶えず、業務報告では衆人の前で詰問されやすい。弁護士・カスタマーサポート・交渉・営業など弁舌で勝負する職種は、かえって力を発揮する。この時期は口数が多いほど失言を招くので、人事の噂話は控え、重要な意思表明は腹案を練ってから口を開くこと。
求財には動揺が多く、帳簿の紛争、顧客からのクレームや賠償請求、契約の揉め事が次々と押し寄せる。弁舌で財を生む業種、たとえば弁護士・配信者・仲介業などは、なお利益を得られる。投資では突発的な悪材料に驚いて投げ売りしないよう注意する。驚門が休囚のときの驚きは虚が多く、旺相のときの驚きは実が多いので、見極めてから動くこと。
恋愛は口論や揉め事が多く、誤解・流言・疑心が代わる代わる現れ、売り言葉ひとつで三日は喧嘩になる。口喧嘩を減らし、確かめることを増やし、第三者に言葉を伝えさせないのがよい。恋愛の疑念を占って驚門が休囚なら杞憂が多く、旺相なら真剣に確認してから決断すべきである。
動悸・不眠・不安や恐慌を司り、肺・口腔・歯の疾患もこの門に応じる。驚いた後に心が落ち着かない者は精神を安定させ、規則正しい生活を送るとよい。健康診断の結果に異常があれば、まず再検査で確認を。取り越し苦労であることが多いが、病を隠して受診を先延ばしにすると、かえって事を誤る。
道中は虚驚が多い。乗り遅れ寸前の冷や汗、貴重品を失くしたかという疑い、突発事態が次々と心臓を試す。証明書と貴重品は身につけて保管し、行程には十分な余裕を持たせること。驚門が休囚なら驚いても実害はないことが多く、旺相なら日程変更が望ましく、夜道の一人歩きは必ず避ける。
驚門は本来訴訟を司り、応訴や答弁、法廷弁論に用いれば力があり、弁が立つほど勝算は高い。被告としては驚きの中から勝ちを拾え、原告としては相手の逆襲に備えること。証人と証言の場面には変数が多いので、重要な証人は事前に証言を固め、予備の策を用意しておく。
関連項目
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