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格局凶格

伏吟天庭

天盤の辛と地盤の辛が同宮に重なる伏吟の格。辛は罪過と刑罰を司る神であり、二つの辛が並ぶと公事の停滞と私事のもつれを主り、訴えを起こした者がかえって自ら罪名を被る。万事、動くより静を守るのがよい。

成格条件

天盤 辛 + 地盤 辛

詳解

伏吟天庭とは、天盤の辛が地盤の辛に重なり、二つの辛が同宮する形を指す。辛金は奇門遁甲において天庭と号し、また罪過・刑罰・過誤を主り、十干の中で最も刑獄の色彩が濃い干である。天地盤が同干となるのが伏吟であり、伏吟は静・反復・閉塞を主る。物事はその場で堂々巡りし、動こうとしても動けない。二つの辛が並ぶと罪過の気が重なり合い、古伝では「公を廃して私に就き、訟獄にて自ら罪名を被る」と断じる。私利のために公事を荒廃させ、訴訟では人を訴えるつもりが、結局自分が罪に問われるという意である。この格は凶格の中でも静の凶に属し、禍は爆発ではなく遅延と纏綿にある。白虎出力のような相残の格に比べれば激しさは軽いが、長く尾を引いて解けにくい。落宮に吉門吉星を得れば、旧事の蒸し返しにとどまり、兵を按じて動かなければまだ身を保てると読める。死門・驚門に逢えば官非が身に纏いつく。この格で事を断じるには、まず求測者が誤った立場に身を置いていないか、清算されていない旧い問題を抱えていないかを見る。伏吟の格局のもとでは自ら打って出れば多くは敗れ、非を認め、現状を守り、時機を待つことこそが活路となる。空亡に逢えば凶意は半減し、物事は空振りに終わることが多く災いには至らない。辛金が旺相する秋季は凶性が最も強く、重大な行動は避けるのがよい。

テーマ別の判断

仕事・官職

求職も昇進も阻まれ、職位はその場で足踏みし、過去の過ちが掘り返されて責任を問われやすい。この時期は転職も、自ら大役を買って出ることも避け、まず積み残しの問題を片付けること。退職を問うなら、去っても良い行き先は得がたく、現職を守るのが上策である。

財運・経営

金運は閉塞し、旧い債権は回収しがたく、新しい財も入らない。投資案件では同じ問題が繰り返し起こり、補填するほど損が膨らむ。この格のもとでは拡張も借入も避け、不良債権の整理と戦線の縮小を図るべきである。税務やコンプライアンスに旧い懸案がある者は、まず自主点検して補正しておくこと。

恋愛・結婚

恋愛は同じ喧嘩の繰り返しに陥り、過去の蒸し返しが主旋律となって、双方とも不満を抱える。復縁を問えば、多くは同じ問題に戻ってもう一度別れることになる。既婚者は昔の過ちを掘り返されることに注意。この時期は冷却期間を置き、まず非を認めてから、愛情の話をするのがよい。

健康

持病が再発する象で、肺・気道・皮膚および古傷が中心となる。病状はぶり返して長引くが、悪化もしにくく完治もしにくい。旧い病巣の再検査を受け、医師の指示に従って長期的に調えるのがよい。病院や治療方針を頻繁に変えてはならない。変えるほど混乱する。

旅行・移動

外出は滞り、行程は元の道を引き返したり、日程変更を繰り返したりしやすい。この格は静を主り、遠出しても益はなく、行っても用は果たせない。どうしても出かけるなら、慣れた経路を選び、新しい道は避け、遅延に備えて倍の時間を見込んでおくこと。

訴訟・争い

「訟獄にて自ら罪名を被る」がこの格の本断であり、訴訟は大凶。自ら提訴した者はかえって自身の問題を暴かれ、被告となった者は旧い案件に巻き込まれる。最善の策は法廷外での和解と、自ら非を認めて責任を軽減することであり、戦線の拡大や反訴の提起は厳に慎むべきである。

関連項目

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