虎遁
乙奇が休門と会して艮八宮に臨み、地盤の辛の上に臨む形。猛虎が山に踞ってその険を得るがごとく、険に拠っての固守、山地の事務、招安と人心の慰撫に宜しく、守りの中に成果がある。
成格条件
天盤 乙 + 休門 + 艮八宮 + 地盤 辛
古訣出典
天上六乙合六辛,临休到艮虎遁门。(天上の六乙が六辛と合し、休門に臨み艮に到れば虎遁の門なり。)
《烟波钓叟歌》
詳解
テーマ別の判断
守成と地位の固守に利がある。今の職位と担当領域を守り、経歴と地盤を頼みに立てば、争いに来る者はおのずから退く。保安・リスク管理・駐在型の職務を引き受けるのが宜しい。この時期の転職や遠方への移籍は不向きで、根拠地を離れれば虎も平地に落ちる。
求財は地盤を守っての経営が宜しい。老舗の深耕・既存顧客の維持・鉱業や山の産物や観光はみな利がある。防御的な資産が積極的な拡張に勝る。既得の利益を狙う者が現れても、この格は守り切れることを主る。参入の垣根を高く築き、相手が難を知って退くのを静かに待つのが宜しい。
感情は守りを固めることに利がある。今ある関係を大事に育てれば、第三者は割り込みがたい。離れて暮らす二人は連絡の頻度と信頼の一線を守ること。新しい縁を求める者は遠くに求めるのは不利で、近場・旧知の地・山あいの縁がかえって末永く安定する。
筋骨・脾胃の症を主り、静養して本を固めるのが宜しい。艮は止を、休門は休養を主るため、腰を据えた休整があちこち医を求め回るのに勝る。山あいの清浄な地での療養、静功の稽古と早寝で元気を蓄えるのが宜しい。病を押しての長旅と疲労を忌み、奔走による持病の再発を防ぐこと。
外出は近きに宜しく遠きに宜しからず。山地の短い旅や旧知の地の再訪は平安順調で、東北へ向かうのはまさに艮宮の象に適う。遠く他郷への長征は拠って守る利を失う。道中は険しくも頼れる場所を選んで足を止め、連れ立って山に入り、危険な絶景を欲張らないこと。
訴訟は守る側に利がある。静を以て動を制し、証拠の陣地を固く守り、相手に先に手を出させて綻びを晒させる。応訴・抗弁・却下を求める局面はみな有利である。また招安の象にも利があり、相手が和談に来れば受け入れてよく、条件がまとまり次第収め、追い打ちはかけないこと。
関連項目
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