奇門遁甲大全に戻る
格局凶格

白虎干格

天盤の庚が地盤の辛に加わる形。太白の金が天獄を冒し、二つの金が互いに犯し合って凶性が重なる。遠行では車折れ馬死すという道中の凶険を主り、求財・謀事は大凶で、旅立ちにはとりわけ避忌が必要である。

成格条件

天盤 庚 + 地盤 辛

詳解

庚は太白であり、刀兵と争闘を主る。辛は天獄の神であり、刑罰と過誤による傷を主る。天盤の庚が地盤の辛に加わると、陽金が陰金に乗り、剛暴の気が獄神を冒す形となり、白虎干格と称する。「干」とは冒犯の意である。庚金はもとより強横であるのに、さらに同類の辛を犯すのは、猛虎同士が犯し合うようなもので、凶性が重なり合う。この格は凶格の中でも程度が深く、古くは「遠行すれば車折れ馬死す」と断じられた。今日に当てはめれば交通手段の損壊や旅程の事故の象であり、広くは道中にあるすべての事が挫折する象へと広がる。旅行・輸送・出荷・出張はいずれも不利であり、求財もまた大凶で、損耗を主る。局を断じる際は落宮を見る。白虎干格が乾・兌の金旺の地に臨めば凶力は全開となり、巽宮に臨めば風が虎の勢いを助けて道中の危険はさらに増し、離宮に臨めば金が火に制されて凶勢はやや減じる。開・休・生の三吉門を得れば一、二分は緩むが、吉門でも大局は変えがたく、吉門を借りて時機を選び危険を避けるにとどめるのが良い。空亡に逢えば凶象の多くは取り越し苦労となるが、なお油断はできない。旅行・車馬・貨物輸送を占ってこの格を見れば、そのまま危険と判じ、延期または経路変更が最も無難な選択である。強行すれば、車の損壊・人の負傷・貨物の紛失という三重の禍に備えなければならない。

テーマ別の判断

仕事・官職

求職での海外赴任・駐在ポストへの応募はいずれも不向きで、赴任の道中で変事が起こるか、着任後に諸事制約を受けることを主る。在職者はこの時期の出張では成果が出にくく、道中の不測の事態にも注意する。用件はリモートで処理するのが良く、人が動かないのが上策である。

財運・経営

求財は大凶で、とりわけ物流・輸送・遠隔地投資といった「財が道中にある」商売を忌み、貨物の損傷や送金の途中停滞を主る。当面は大口の仕入れをせず、現金の輸送も避ける。すでに輸送中の財物は、保険を十分に掛け、所在を厳重に追跡すること。

恋愛・結婚

遠距離恋愛や遠方への嫁入り・婿入りはこの格を最も忌む。行き来の道中に波乱が多く、奔走の消耗から感情に恨みが生じることを主る。この時期に会うためだけの無理な長距離移動は不向きで、まずオンラインでの意思疎通で関係を安定させ、格局が吉に転じてから再会を計画するのが良い。

健康

外傷・骨折・刃物による傷を主り、肺・大腸・筋骨に応じる。外出の道中では交通事故や転倒に注意する。すでに病のある者は容体急変の危険があり、転院や長距離の搬送はことのほか慎重を要する。その場で治療できるなら、遠方に医を求める必要はない。

旅行・移動

この格は外出に対する最も直接的な凶断である。「車折れ馬死す」とは交通手段の故障・事故の象であり、長距離の自動車運転や自転車走行はとりわけ危険である。中止できるなら中止し、どうしても行くなら最も安全な公共交通を選び、出発前に車両の状態を徹底的に点検し、夜間の強行運転は避けること。

訴訟・争い

訴訟は凶で、対立が激烈となり、こちらが猛虎のように獄門へ突っ込めば、強攻はかえって刑傷の害を受ける。交通事故や輸送紛争に関わる案件はとりわけ不利である。攻勢を収め、証拠を補強し、時間を稼いで変化を待つのが良く、法廷で対立を激化させることは厳に慎むこと。

関連項目

この格局があなたの盤に現れるか見てみませんか?

無料で立局する