官符刑格
天盤の庚が地盤の己に加わり、刑殺の金が暗昧の土に養われる形。古訣は「己に加わるは刑にして最も宜しからず」と説く。訴訟が長引いてやまないことを主り、対処を誤れば牢獄の災いに至る。
成格条件
天盤 庚 + 地盤 己
古訣出典
庚加癸兮为大格,加己为刑最不宜。(庚の癸に加わるは大格たり、己に加わるは刑にして最も宜しからず。)
《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》
詳解
テーマ別の判断
職場では規則違反の追及に備えたい。手続きの瑕疵や署名・裏書きは、後日掘り返されて責任を問われかねない。担当業務は厳格に規程を守って記録を残し、他人の保証や裏書きは引き受けないこと。争いの残る旧件は自分から説明し、追及されるまで待たないことだ。
財は訴訟によって削られる。訴訟を抱えれば弁護士費用・賠償金・資金凍結の損失が相次ぐ。係争に関わる資産は早めに切り分けておき、契約前の法務審査は省かないこと。グレーな収益には決して手を出さないこと。それは刑事責任の導火線である。
感情のもつれは法廷に持ち込まれやすい。離婚時の財産分与、婚約の財物、贈与の返還請求といった争いでとくによく当たり、しかも長引く。協議で解決できるなら法廷で争わないこと。関係が続いている間の高額なやり取りは、書面にはっきり残しておくのが最善だ。
健康面では過労の蓄積と持病のぶり返しに備えたい。肺・大腸・皮膚、そして打撲の古傷が再発しやすい。訴訟疲れを抱える人は、不安と不眠で体を壊すことにも注意。治療は根本から行い、好転してすぐ服薬をやめないこと。係争中は意識して休養を組み込みたい。
旅では思わぬ横槍に注意。証明書類の不備、違反記録、出入国審査での質問は、いずれも足止めの種になり得る。出発前に証明書・査証・車両の手続きを一つずつ確認すること。道中は規則を厳守し、検査に付け入る口実を与えないことだ。
この格は詞訟の正格である。訴訟はやまず、長引いて繰り返し、重ければ牢獄の災いがある。必ず専門の弁護士に全過程の監督を頼み、一歩ごとに手続きを踏むこと。証拠の偽造や口裏合わせは断じてしてはならない。それは民事を刑事へと引きずり込む行為である。
関連項目
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