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格局凶格

官符刑格

天盤の庚が地盤の己に加わり、刑殺の金が暗昧の土に養われる形。古訣は「己に加わるは刑にして最も宜しからず」と説く。訴訟が長引いてやまないことを主り、対処を誤れば牢獄の災いに至る。

成格条件

天盤 庚 + 地盤 己

古訣出典

庚加癸兮为大格,加己为刑最不宜。(庚の癸に加わるは大格たり、己に加わるは刑にして最も宜しからず。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》

詳解

官符刑格は天盤の庚が地盤の己に加わることで成立する。庚は太白で、官非と刑獄を主る凶金である。己は陰土で、暗昧な私情を主る。庚金が己土の上に加わると土がかえって金を生じ、隠し事が刑殺の神を養う形となり、官非は尽きることのない燃料を得る。それゆえ官符刑格と名づけられた。『煙波釣叟歌』は庚格の諸凶を数え上げる中で、わざわざ「己に加わるは刑にして最も宜しからず」と指摘し、庚格の中でも刑傷の最も重い一路に位置づけている。成格の理は生助の誤りにある。凶神が生を受ければ凶性はいっそう猛る。それゆえこの格の特徴は「やまない」ことにある——訴訟は長引いて繰り返し、一波が収まらぬうちに次の一波が起こり、対処を誤れば民事の紛争から牢獄の災いへと滑り落ちる。吉凶の程度としては重い凶格である。訴訟を占えば事件の中から事件が生まれ、旧い事件が蒸し返されることを主る。人事を占えば小人の告げ口がやまないことを示す。身命を占えば刑責がわが身に及ぶことに備えるべきである。三奇・吉門の助けがあれば口論や散財程度に軽減できるが、それでも長引くことは変わらない。凶門・凶星に逢えば、牢獄の憂いを軽く見てはならない。落宮が空亡に逢えば、訟事は宙に浮いて決着せず、掛け声ばかりで実害の少ないことが多い。この格に遇ったら、法令遵守こそ唯一の確かな道であり、いかなるグレーゾーンにも触れてはならない。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では規則違反の追及に備えたい。手続きの瑕疵や署名・裏書きは、後日掘り返されて責任を問われかねない。担当業務は厳格に規程を守って記録を残し、他人の保証や裏書きは引き受けないこと。争いの残る旧件は自分から説明し、追及されるまで待たないことだ。

財運・経営

財は訴訟によって削られる。訴訟を抱えれば弁護士費用・賠償金・資金凍結の損失が相次ぐ。係争に関わる資産は早めに切り分けておき、契約前の法務審査は省かないこと。グレーな収益には決して手を出さないこと。それは刑事責任の導火線である。

恋愛・結婚

感情のもつれは法廷に持ち込まれやすい。離婚時の財産分与、婚約の財物、贈与の返還請求といった争いでとくによく当たり、しかも長引く。協議で解決できるなら法廷で争わないこと。関係が続いている間の高額なやり取りは、書面にはっきり残しておくのが最善だ。

健康

健康面では過労の蓄積と持病のぶり返しに備えたい。肺・大腸・皮膚、そして打撲の古傷が再発しやすい。訴訟疲れを抱える人は、不安と不眠で体を壊すことにも注意。治療は根本から行い、好転してすぐ服薬をやめないこと。係争中は意識して休養を組み込みたい。

旅行・移動

旅では思わぬ横槍に注意。証明書類の不備、違反記録、出入国審査での質問は、いずれも足止めの種になり得る。出発前に証明書・査証・車両の手続きを一つずつ確認すること。道中は規則を厳守し、検査に付け入る口実を与えないことだ。

訴訟・争い

この格は詞訟の正格である。訴訟はやまず、長引いて繰り返し、重ければ牢獄の災いがある。必ず専門の弁護士に全過程の監督を頼み、一歩ごとに手続きを踏むこと。証拠の偽造や口裏合わせは断じてしてはならない。それは民事を刑事へと引きずり込む行為である。

関連項目

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