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格局凶格

月奇悖師

天盤の丙が地盤の丙に加わり、両火が同宮するのは丙奇伏吟であり、月奇悖師と号する。文書に追われ、物事が二転三転し、破財や紛失を主り、静かに守るべきで妄りに動いてはならない。

成格条件

天盤 丙 + 地盤 丙

古訣出典

丙为悖兮庚为格,格则不通悖乱逆。(丙は悖たり、庚は格たり。格すれば通ぜず、悖すれば乱れ逆らう。)

《烟波钓叟歌(『煙波釣叟歌』)》

詳解

丙は月奇であり、その性は烈しく躁である。天盤の丙が地盤の丙に加わり、両火が相並ぶのが丙奇伏吟で、古くは月奇悖師と称し、丙悖とも呼ばれる。成格の原理:丙は十干の中で悖乱を主り、『煙波釣叟歌』にいわゆる「丙為悖兮庚為格(丙は悖たり、庚は格たり)」とある。二つの丙が同宮すると、火勢が重なって流通せず、気機が鬱屈するため、万事が切迫して混乱し、文書に追い立てられ、計画は二転三転して進みにくい。吉凶の位置づけ:凶格であるが、その凶は「乱」にあって「破」にはなく、文書の逼迫、破財・紛失、物事の停滞と繰り返しを主り、大禍が身に及ぶまでには至らない。注意事項:伏吟はもともと遅延を主り、落宮がさらに空亡に逢えば停滞の象は一段と重くなり、喜びも憂いも遅れて訪れる。死門・驚門・傷門などの凶門に臨めば破財が重くなり、焦って行動して事態を悪化させることを防ぐべきである。吉門・吉星を得ればその乱れを減じられる。丙奇が入墓する宮はことに忌み、光華が内に籠もり、晦渋と停滞がいっそう深まる。事を用いるには静を以て動を制するのがよく、重要な行動は先送りにし、まず手元の文書や契約を整理し、一枚一枚の書類を丁寧に照合し、時辰が変わって局が改まり、火気が漏れ出た後に前進を図るべきである。急かされるままに慌てて決断することは厳禁で、急げば急ぐほど乱れる。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では文書・承認・報告の類が急かされてミスが出やすく、企画案は修正を重ねてもなかなか確定しない。この時期に自ら手を挙げたり新計画を強く推すのは不向きで、契約書や公文書の細部を確認しながら好機を静かに待つのがよい。上司の急な指示のもとで拙速な決断を下さないよう注意する。

財運・経営

破財や紛失を主り、帳簿が乱れやすく、代金の二重払い・伝票の紛失はよく見られる象である。新規投資や契約・融資の実行には向かず、棚卸しと帳簿の照合、旧債権の回収に努めるのがよい。凶門に臨む場合は、焦った取引による直接の損失をいっそう防ぐこと。

恋愛・結婚

両火が相並び、双方とも気が急いて、昔の話を蒸し返しては争いを繰り返しやすい。告白・縁談・復縁はいずれも火気が強すぎるきらいがあり、数日冷却期間を置いてから話すのがよい。メッセージのやり取りではとくに言葉を吟味し、過激な言辞が弱みとして残らないよう注意する。

健康

火気が重なるため、心臓・脳血管、血圧、眼疾および炎症・発熱系の問題に注意し、苛立ちによる不眠もよく見られる。病状はぶり返しやすく、再診・再検査を省いてはならない。凶門が加臨する時は、持病のある人は旧疾の再発に用心する。

旅行・移動

旅には急かされる・便の変更・何度も引き返すといった象が多く、日程が混乱しやすい。急ぎでなければ延期して日を選ぶのがよい。どうしても出発する場合は、切符や証明書類を事前に確認し、変更の余地を残しておき、道中で書類を紛失して事を誤らないよう備える。

訴訟・争い

文書の逼迫はまさに訴訟に応じ、召喚状の督促、資料の再三の追完を主り、手続きは長引いて決着しにくい。自ら訴えを起こすのは不利で、和解か引き延ばしで対応するのがよい。証拠書類は漏れなく整え、重要書類の紛失によって受け身に陥らないよう防ぐ。

関連項目

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