飛干格
天盤の日干が地盤の庚の上に飛臨する形。問事者みずから太白の凶金の地に身を投じ、自分から敵を犯して動けばとがめを受ける。争いを自ら招き、謀事が挫かれることを主り、静にすべきで動くべきではない。
成格条件
天盤 日干 + 地盤 庚
古訣出典
庚加日干为伏干,日干加庚飞干格。加一宫兮战在野,同一宫兮战于国。(庚の日干に加わるは伏干となし、日干の庚に加わるは飛干の格。一宮を加うれば戦は野にあり、一宮を同じくすれば戦は国にあり。)
《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》
詳解
テーマ別の判断
自分から転職を仕掛け、自分から重任を志願しても壁に当たりやすく、魅力的に見える転職先が落とし穴である可能性もある。頭越しに掛け合えばかえって恨みを買う。この時期は経歴がどれほど良くても動かず、現職を深く耕すのがよい。どうしても変わる必要があれば、先に退路を固めてから辞表を出すこと。
自ら仕掛ける投資は罠にはまりやすく、流行を追い、レバレッジを掛ければ身動きが取れなくなりやすい。向こうから持ち込まれる案件はなおさら警戒すべきである。守りに徹して攻めず、キャッシュフローを確保するのがよい。取り立てや督促の強行はしばらく控え、関係を破綻させて元も子もなくすことのないようにすること。
自分から告白し、結婚を迫れば断られ、仲違いにさえなりやすく、しつこく追えばかえって迷惑がられる。恋愛は一歩引いて冷静に扱い、主導権を相手に委ねるのがよい。夫婦の言い争いでは先に頭を下げる姿勢が、かえって大げんかを免れさせる。
無理を押して傷つくことが多い。過度な鍛錬、病を押しての頑張り、軽率な手術はいずれも損を招く。静養を旨とし無理に動かすことを忌み、医者選びは速さより確かさを求めるのがよい。刃物による傷、打撲や骨折にはとくに用心し、危険度の高い作業はこの時期、格別に慎むこと。
自ら仕掛ける遠出は順調を欠きやすく、先を急ぐ心が事故を招き、見知らぬ土地に強引に踏み込めばもめ事を引き寄せやすい。日程を変えられるなら変えること。行かねばならない時はゆっくり進み安全運転で、道を奪わず、夜行せず、人と争わず、無事に着けばそれで上々である。
先に手を出して訴えを起こす者に不利で、自ら提訴し、自ら告発すれば火の粉をかぶり、かえって相手に弱みを握られやすい。守るべきで攻めるべきではなく、調停できるなら調停すること。すでに係争中の者は足場を固め、相手が過ちを犯すのを待って後の先を取るのがよい。
関連項目
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