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格局凶格

飛干格

天盤の日干が地盤の庚の上に飛臨する形。問事者みずから太白の凶金の地に身を投じ、自分から敵を犯して動けばとがめを受ける。争いを自ら招き、謀事が挫かれることを主り、静にすべきで動くべきではない。

成格条件

天盤 日干 + 地盤 庚

古訣出典

庚加日干为伏干,日干加庚飞干格。加一宫兮战在野,同一宫兮战于国。(庚の日干に加わるは伏干となし、日干の庚に加わるは飛干の格。一宮を加うれば戦は野にあり、一宮を同じくすれば戦は国にあり。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》

詳解

日干は問事者を代表し、庚は太白の凶金で対抗と阻隔を主る。天盤の日干が地盤の庚の所在の宮に飛臨するのは、我がみずから敵陣に踏み込み、身を躍らせて刃先にぶつかる象であるため、飛干格と名づけられた。伏干格とは表裏の関係にある。伏干は敵が来て我を圧す形で、禍は外から至る。飛干は我が敵を犯しに行く形で、とがめは自ら招くものである。成格の理は、日干が下に庚金に臨み、粛殺の上に坐すことにある。事を行う根基が定まらず、動けば動くほど挫かれ、謀る事は自らの不用意な出撃によって争いを生むことが多い。古訣に「一宮を加うれば戦は野にあり、一宮を同じくすれば戦は国にあり」というのは、いずれもこの二格の争戦やまざる性を言ったものである。吉凶の位づけでは凶格に属し、自ら動く事がとくに凶である。自ら打って出る、自ら訴えを起こす、自ら決着を迫る、いずれも紛糾が身に絡みつく結果になりやすい。受け身で守りに徹すれば凶勢はやや緩む。注意点として、日干が旺相の者は挫かれてもなお立て直しの余地があるが、休囚の者は損傷がいっそう重い。三奇や吉門が宮に臨めば半ばは解け、外の力を借りて斡旋するのがよい。この格を占い得た時の第一の要義は兵を按じて動かぬことであり、手を出す機をあえて譲れば、局面はかえって緩む。

テーマ別の判断

仕事・官職

自分から転職を仕掛け、自分から重任を志願しても壁に当たりやすく、魅力的に見える転職先が落とし穴である可能性もある。頭越しに掛け合えばかえって恨みを買う。この時期は経歴がどれほど良くても動かず、現職を深く耕すのがよい。どうしても変わる必要があれば、先に退路を固めてから辞表を出すこと。

財運・経営

自ら仕掛ける投資は罠にはまりやすく、流行を追い、レバレッジを掛ければ身動きが取れなくなりやすい。向こうから持ち込まれる案件はなおさら警戒すべきである。守りに徹して攻めず、キャッシュフローを確保するのがよい。取り立てや督促の強行はしばらく控え、関係を破綻させて元も子もなくすことのないようにすること。

恋愛・結婚

自分から告白し、結婚を迫れば断られ、仲違いにさえなりやすく、しつこく追えばかえって迷惑がられる。恋愛は一歩引いて冷静に扱い、主導権を相手に委ねるのがよい。夫婦の言い争いでは先に頭を下げる姿勢が、かえって大げんかを免れさせる。

健康

無理を押して傷つくことが多い。過度な鍛錬、病を押しての頑張り、軽率な手術はいずれも損を招く。静養を旨とし無理に動かすことを忌み、医者選びは速さより確かさを求めるのがよい。刃物による傷、打撲や骨折にはとくに用心し、危険度の高い作業はこの時期、格別に慎むこと。

旅行・移動

自ら仕掛ける遠出は順調を欠きやすく、先を急ぐ心が事故を招き、見知らぬ土地に強引に踏み込めばもめ事を引き寄せやすい。日程を変えられるなら変えること。行かねばならない時はゆっくり進み安全運転で、道を奪わず、夜行せず、人と争わず、無事に着けばそれで上々である。

訴訟・争い

先に手を出して訴えを起こす者に不利で、自ら提訴し、自ら告発すれば火の粉をかぶり、かえって相手に弱みを握られやすい。守るべきで攻めるべきではなく、調停できるなら調停すること。すでに係争中の者は足場を固め、相手が過ちを犯すのを待って後の先を取るのがよい。

関連項目

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