火悖地戶
己土の地戸が丙火の悖気を覆い圧し、烈火が地中に籠もる。陽人が陰人を冤に陥れて害し、訴訟には屈して伸びがたく、是非が陰に結ばれ、謀事は滞りがちであることを示す。
成格条件
天盤 己 + 地盤 丙
詳解
テーマ別の判断
職場には上が下を圧する象がある。功を横取りされ、責を擦り付けられ、申し開きすれば逆に叱責される。正面から逆らっても益はなく、業務の記録をよく残し、迂回の経路で訴えること。管理職にある者は決して勢いを笠に着て人を圧してはならない。鬱した火は怨みを積み、遅かれ早かれ我が身に返る。
財は強い者に奪われる。共同経営で欺かれ、帳簿を隠され、取り立てには理があっても通らない。この時期はこれ以上金を注ぎ込まず、まず損失を止めること。証憑を揃え、重みのある仲介者に出面を頼むほうが、自分で無理に取り立てるより数倍勝る。
恋愛では一方が強く圧し、屈した側は怒りを飲んで口に出せず、冷戦が鬱結する。婚恋を占ってこの格を得たら、まず誰が抑えつけられているかを見ること。抑えられた側が長く忍べば、いつか爆発の日が来る。早めに胸の内を明かすか、親族や友人の調停を借り、火山の噴火を待ってはならない。
鬱した火が身を傷める。心火の鬱結・目の充血や咽の痛み・血圧の上昇に用心し、感情の鬱屈こそ病根である。女性と虚弱な者は症状がとりわけ重い。解きほぐすことは抑え込むことに勝る。言うべきことは口に出し、調べるべきことははっきりさせれば、鬱が開けて火はおのずから降りる。
旅には鬱憤が多い。道中で人に難癖を付けられ、横暴な者に圧され、争って損をするのは多くは自分である。連れ立って行き、揉め事の地を避けるのが上策。南方への旅はとりわけ慎重を要し、暑熱・火難・口論に用心する。
詞訟伸びがたしがこの格の本断である。訴訟は理があっても勝ちがたく、弱い側の申し立ては阻まれる。開廷を急がず、まず証拠を補い、代理人を替え、より上位の経路を探すこと。被告を占えば、相手が勢いを笠に着るのを防ぐ。丙火が旺に転じる時期を待てば、冤情にようやく雪がれる機がある。
関連項目
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