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格局吉格

龍遁

乙奇が三吉門と会して坎一宮に臨むか、地盤の癸の上に臨む形。青龍が水に入って勢いを得るさまで、雨乞いや治水、水上の事務、水辺での求財に宜しく、水に遇えば発する。

成格条件

天盤 乙 + 三吉門 + 坎一宮 または 地盤 癸

古訣出典

日奇合休于坎宫,此为龙遁云从起。(日奇が坎宮にて休門と合すれば、これすなわち龍遁にして雲したがい起こる。)

《烟波钓叟歌》

詳解

龍遁は天盤の乙奇が休・生・開の三吉門と会し、坎一宮に落ちるか、地盤の癸水の上に臨むことで成る。乙は日奇にして陰木に属し、木は水を得て生じ、龍は水を得て霊となる。乙奇が坎宮に入るか癸水に臨む様は、青龍が淵に入って水の覆いを得るがごとく、潜龍が勢いを得て水に遇って興ることを象徴する。成格の原理は、吉門が奇を護り、水と木が相生し、乙木が水郷で涵養され生発の気を得ることにある。ゆえに水に関わる事はみなその利を得る。古法では龍を祭っての雨乞い、水戦の演練、河や渡し場の守備、橋の造営や井戸掘り、堤防や河川の締切りに用いた。今日では、水利工事・海運や漁業・水産の商い・水辺の不動産取得などの事務に引き当てられる。この格は吉に属し、その験は水を引き金とする。水辺の地、水に関わる業に用いれば最も霊験がある。乙はまた青龍であり、龍遁の名はまさにここに由来する。注意点としては、乙奇が入墓するか吉門が迫を受ければ、龍は浅瀬に困しみ、その力は大きく削がれる。落宮が空亡に逢えば水事は虚にして実らず、工事の計画は机上の空論に終わらぬよう用心すること。謀りが水と関わらない場合は吉の力は並程度なので、その滋養生発の意を取り、ゆるやかに図るのを上策とし、速効を強いて求めないことである。

テーマ別の判断

仕事・官職

水利・海運・漁業・飲料など水に関わる業界での就職や昇進に利があり、龍が大海に帰るがごとく、足場が合ってこそ躍り上がれる。水辺の都市や水系に関わるプロジェクトを選んで伸びるのが宜しい。水に関わる工事や水防の任務を引き受ければ、まさに功を立てる好機である。

財運・経営

求財は水に遇えば発する。水産・海運・酒類飲料・水辺の不動産はみな財源となる。流れに沿って動き、大勢に従って布石し、流れに逆らって無理をしないこと。坎宮は北に属すため、北方に財を求めるか北方の取引先と組めば、勝算はさらに増す。

恋愛・結婚

感情は魚が水を得たように馴染み、水辺の逢瀬や遊覧船の旅で情誼を育てれば、空気は自然と打ち解ける。水を隔てた遠距離の相手とは、この時の連絡に吉報が多い。感情の深まりは自然の流れに任せるのが宜しく、水が木を潤すがごとく、急かせばかえって伸びやかさを失う。

健康

腎系・泌尿器・血液循環の症はこの時の調治が効きやすく、水木相生により、滋陰養肝の法がとりわけ験がある。水辺に親しみ、温泉での療養に宜しい。心火の旺じる者は水でこれを済うとよい。ただし湿気の重い者は水湿が脾を困しめるのを防ぎ、程よく調えること。

旅行・移動

外出は水路に利がある。船に乗り、川を越え海を渡るのはみな順調で、水沿いの道行きは景色と機縁をともに得る。北方や水辺の地へ向かうのが宜しく、漁猟・釣り・水利の視察はこの時を選ぶのが最も宜しい。雨天の出立は憂うるに足りず、かえって龍遁の象に適う。

訴訟・争い

水利・海運・漁業権・排水汚染などの紛争に最も力を発揮し、主張は筋が通って支持を得やすい。訴訟は柔を以て剛を制し、水が砂に滲みるように一層ずつ推し進めるのが宜しい。調停にも利があり、名望ある仲介者の斡旋を借りれば、事は円満に収まる。

関連項目

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