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格局凶格

日奇被刑

天盤の乙が地盤の庚に加わり、日奇が金の制を受ける形。乙庚は干合しつつも金木が相い争い、財産を巡る争訟や、夫婦が互いに私怨を抱くこと——表向きは和合、内実は怨嗟という象を示します。

成格条件

天盤 乙 + 地盤 庚

詳解

乙は日奇で陰木に属し、庚は太白で陽金に属し、刑戮と争訟を司ります。天盤の乙が地盤の庚に加わるのが日奇被刑です。成格の原理はこうです。乙と庚は本来天干五合の間柄ですが、庚金は気性が剛く、乙木は柔弱で、合の中に剋を帯びます。か弱い女性が荒々しい夫に嫁ぐような形で、名は合でも実は傷。金木の争う所は、財産争いと夫婦の怨みに最もよく応じるため、財産を争訟し、夫婦互いに私怨を抱くと断じます。吉凶の程度としては凶格ですが、その凶は激烈さではなくもつれにあります。口では和やかに、心では恨みを抱き、関係は壊れていないのに帳簿が先に乱れる。凶門凶星に逢えば、積もった怨みが公然の争訟と化します。吉門吉星に逢えば表面上の和局はまだ保てるため、まさにこの機に調停して怨みを解くのが良いでしょう。注意点:この格が最も忌むのは、対立を隠して抱え込むことです。隠すほど深くなります。夫婦の共有財産や共同事業の持分に関わる事は、早めに証書を交わし、兄弟の間でも勘定は明確に。空亡に逢えば怨気は浮ついたもので、話せば散じるため、過度に憂う必要はありません。乙の落宮がさらに門迫を受ければ制はいっそう重くなります。交渉には仲介者を立て、決して一対一で対峙しないこと。小さな怨みを大きな訴訟に発展させないためです。

テーマ別の判断

仕事・官職

上司や協力先と表面は穏やかでも心は離れており、権限・責任・利益の配分に古い遺恨が潜み、査定や配分で紛争が起きやすい時期です。口約束は制度と文書に落とし込み、私的な取引は避けましょう。退職交渉では前の雇い主からの難癖に注意が必要です。

財運・経営

財を巡る争いの象です。共同経営の帳簿・家庭の財産・遺産分割で最も問題が起きやすく、他人の手に渡った金は取り戻しにくいでしょう。高額のやり取りには必ず証憑を残すこと。債権回収は吉門のうちに早く動き、先延ばしは訴訟につながります。

恋愛・結婚

夫婦や恋人が互いに思惑を抱え、表面は普段どおりでも内心は貸し借りを数えており、多くは金銭と過去の出来事による積怨が原因です。今は昔の話を蒸し返して欠点をあげつらうのは禁物で、家計を開いて率直に話し合うべき時。新しい恋は相手の別の思惑に注意しましょう。

健康

肝胆が金の剋を受け、肝気鬱結・脇腹の張り痛み・筋骨の損傷に注意。感情の積怨は身体症状に転じやすいでしょう。家庭不和の人は症状がさらに長引きます。体を調えるにはまず心を調えること。必要なら専門家のカウンセリングを受けましょう。

旅行・移動

旅では金銭や持ち物を巡って同行者との間に溝が生じやすく、旅費は事前に精算しておくのが良いでしょう。道中は金属の刃物による怪我や車両の接触に注意し、西方へ向かう際は特に慎重に。商談は一度ではまとまりにくいため、代案を多めに用意しましょう。

訴訟・争い

訴訟の原因は財産・婚姻が多く、争いは長引いて互いに譲らず、先に決裂させた側が得をするとは限りません。証拠は早めに固定し、調停の好機は吉門が宮に臨む時です。離婚と財産分与の訴えでは、特に仲介者の斡旋を頼るべきです。

関連項目

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