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格局凶格

地網高張

天盤の己が地盤の壬に加わり、暗い土と濁った水が絡み合う。ひそかな情事の暗昧が禍の種となることを主り、男女関係のもつれから、情によって訴訟や傷害沙汰に至る。何事につけ色恋の罠への用心を要する。

成格条件

天盤 己 + 地盤 壬

詳解

地網高張は天盤の己が地盤の壬に加わることで成立する。己は陰土の地戸で、暗昧な私情を主る。壬は陽水で、流動と情欲を主り、天羅地網の郷に位置する。己土が壬水に加わると土は水中に入って一面を濁らせ、ひそかな情は水の流れのままに漂って収拾がつかず、地の網が張られて行く人を絡め取るかのようであることから、地網高張と名づけられた。成格の理は土と水の濁り合いにある。己の私情と壬の情欲が出会えば、人は色恋や私利に絡め取られて分別を失いやすい。それゆえ断語は「狡童佚女、姦情傷殺」と直言する——男女のひそかな情に端を発する欺瞞・もつれ、さらには傷害である。吉凶の程度としては凶格に属し、その凶は情・色・騙の三字に集約される。恋愛を占えば第三者や不適切な関係があることを主る。人事を占えば、小人が美色や私利で罠を仕掛けてくることを示す。失せ物を占えば、身近な者による持ち出しであることが多い。吉門・吉星を得れば、禍は醜聞や口論程度に軽減され、早く身を引けばまだ無傷で退ける。凶門・凶星に逢えば、情による傷害、私事による訴訟に用心すべきで、損失は免れがたい。この格の落宮が空亡に逢えば、姦情は露見して空振りに終わるか、噂が事実無根であることを主り、取り越し苦労が多い。この格に遇ったら、身を清く保ち、曖昧な関係から遠ざかることが第一の保身の道である。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では色恋沙汰と利益供与という二重の罠に注意。曖昧な関係や内々の約束は、いずれも弱みとして握られかねない。異性の同僚や取引先とは一線を保ち、微妙なやり取りは必ず記録を残すこと。私情を装って近づいてくる者には警戒を。

財運・経営

金銭は情事と私事によって失われやすい。交際相手への立て替えや、知人に仕組まれた罠にはまるのが典型的な散財の道筋である。異性との共同事業や感情の絡む投資はすべて見合わせること。帳簿は公開・透明を保ち、身近な者の細工に備えたい。

恋愛・結婚

恋愛ではこの格を最も忌む。関係に隠し事があるか、第三者が絡んでいることを主り、曖昧模糊として真偽が見分けにくい。新しく知り合った相手は素性をよく確かめ、恋愛詐欺に用心を。パートナーのいる人は節度を守り、一時の気の迷いで泥沼に踏み込まないこと。

健康

泌尿器・生殖器系と婦人科の隠れた疾患に注意。言い出しにくい部位こそ受診をためらってはならず、先延ばしは悪化を招くだけである。生活面では酒色の過度による消耗を防ぐこと。感情のもつれが鬱屈して病となる場合は、必要に応じて正規の心理カウンセリングを受けたい。

旅行・移動

旅では人に足を引っ張られることに注意。同行者の関係が複雑だと揉め事が生じやすく、道中の色めいた出会いは多くが罠である。水辺の夜市や歓楽街には近寄らないこと。貴重品と証明書類は肌身離さず、美色を餌にした窃盗や詐欺に備えたい。

訴訟・争い

訴訟は男女のひそかな情や、プライバシーをめぐる紛争と関わりが深く、不倫・名誉毀損・恋愛詐欺の類の事件でとくによく当たる。証拠は私的なやり取りの記録に潜んでいることが多く、収集は必ず適法・適正に行うこと。相手がプライバシーを盾に脅してきたら、すみやかに警察へ届け出たい。

関連項目

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