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十二宮兄・疾・田

🏠田宅宮

田宅宮は不動産と住環境を司り、生涯の「財庫」でもあります。持ち家の運、家庭の安寧、家業の継承は、この宮から読みます。

📖 詳解

田宅宮は一方で不動産を司ります。持ち家を得る力、不動産との縁、家業の継承。もう一方で住まいを司ります。住環境、近隣との関係、家運の盛衰。住まいが安定するか、家の購入が順調に進むか——すべてこの宮から見ます。 さらに重要なのが「財庫」の考え方です。財帛宮はフロー、田宅宮はストック。いくら稼ぐかは財帛の話、いくら残るかは田宅の話です——田宅宮が安定して厚ければ、細い流れも湖になります。田宅宮が壊れていれば、激流も貯まりません。 現代的に広げれば、オフィス、店舗や工場、デジタル資産、さらには「居場所の感覚」そのものまで、田宅の性質を帯びています。対宮は子女宮で、家族と家業は表裏一体。三方では疾厄宮・兄弟宮と会します。

🔍 この宮の見方

まず主星で、持ち家の運と住まいの基調を見ます。庫の星・財の星(天府・太陰・武曲)が田宅に入るのは「得位」で、動の星(天機・破軍)なら引っ越しや変動が多めです。次に吉星と煞星。吉星なら資産は豊かで家は安泰、地空・地劫が田宅に入る場合は「庫が破れる」ことへの警戒が第一です。最後に財帛宮と併せて見ましょう。入ってきて、貯まる——それでこそ完全な財の構造です。

十四主星がこの宮に入る場合

紫微星系天府星系

紫微が田宅宮に入ると、住まいは体面がよく立地も上等で、風格のある邸宅です。吉星と会えば資産は厚く、自力で買う力もあります。煞星が加わると、立派な家に住みながら維持に苦労する——家が体面の代価になってしまいます。

天機が田宅宮に入ると、引っ越しの頻度が高く、資産の入れ替わりも多いため、先祖の家業を守り続けるのは不向きです。柔軟に売り買いし、安く買って高く売る型が向いています。家の設備はよく更新され、住まいには書斎と工夫が宿ります。

太陽が田宅宮に入ると、廟旺なら資産は明るく開けており、家運は上り調子。日当たりと眺望の良い住まいが吉です。落陷では先祖の資産を守りにくいか、家運に浮き沈みが出やすいため、明るく風通しの良い家を自分で構えれば、運も家とともに転じます。

武曲が田宅宮に入ると、不動産観は実務的で、家を資産運用の道具と見ます。買うときに見るのは利回りで、思い入れではありません。廟旺なら資産は豊かに。煞星が加わると資産をめぐる争いに注意し、権利関係は必ず明確に。

天同が田宅宮に入ると、自らの手で家を構える型で、中年以降にようやく安住の地を得ます。手に入るのは遅めですが、住み心地は安定します。住まいは豪華さより快適さと温かさを重視。ささやかな日々の暮らしの味わいこそ、この星の福なのです。

廉貞が田宅宮に入ると、先祖の資産との縁は薄く、自力での取得が中心です。煞星や化忌が加わると権利関係の紛争や家のもめごとに注意し、購入契約の細部は厳しく確認を。古家のリノベーションや競売物件のような複雑な取引は、この宮の質が最も試される場面です。

天府が田宅宮に入ると、庫の星が「得位」に就いた形です。資産は安定して厚く、守りに道があり、家は落ち着いて堅実。持ち家の運としては最も安定した配置のひとつで、住むほどに栄え、買い増すほどに厚くなります。

太陰が田宅宮に入ると、田宅の主として最高の「得位」に就く形です。不動産との縁が深く、持つほどに栄え、長期保有が向いています。廟旺なら家は静かで和やか。落陷では財庫に見えない漏れがあるため、物件の収支はこまめに見直しましょう。

貪狼が田宅宮に入ると、資産の変動が大きく、投機的に不動産を買う傾向があり、思い切った借り入れも恐れません。火星・鈴星と会えば、急に資産を築く運もあります。家はにぎやかで来客も多く、書斎より客間のほうが華やぐ家庭です。

巨門が田宅宮に入ると、家をめぐる口論が多めで、近隣・管理・権利関係の紛争が生じやすく、不動産の書類は厳密に。廟旺なら、話術と目利きでかえって不動産で利を得られます。もめごともまた相場のうち、と心得ておきましょう。

天相が田宅宮に入ると、住まいは清潔で体面がよく、資産は安定しています。譲り受け、社宅、住宅の割り当てなど、「用意された資産」に恵まれることが多い形です。家風は礼節を重んじ、客人を丁重にもてなす家庭です。

天梁が田宅宮に入ると、先祖の蔭に恵まれ、目上から資産を受け継げる形です。住まいは文教地区、官公庁の近く、緑の多い土地が吉。家の年長者はどっしりとした重しであり、「老人がいる限り、家がある」のです。

七殺が田宅宮に入ると、資産は大きく出入りし、実用本位が吉。「家宝として代々伝える」ことにこだわるのは不向きです。家庭には威厳がある反面、温かみは控えめで、家族が離れて暮らす形もよく見られます。持ち家は投資と割り切るほうが、かえって執着なく扱えます。

破軍が田宅宮に入ると、先祖の家業は一度壊れて立て直される形で、「破れてから構える」のが基本です。古家の改修、取り壊しと再建、リノベーションでかえって利を得ます。住まいの変動は多めですが、引っ越しのたびに財庫が組み直されていくのです。

🔄 四化がこの宮に入る場合

化禄

化禄が田宅宮に入ると、財庫に入りがあり、不動産の取得も順調で、家に財の気が満ちます。家や店を買えば良いタイミングをつかみやすく、家庭は和やかで人も栄えます。

化権

化権が田宅宮に入ると、家計の実権を握り、資産の拡大にも積極的で、家の決定権はあなたにあります。ただし大きな投資は相談しながら。独断は、家庭内の口論の火種です。

化科

化科が田宅宮に入ると、家に声望があり、住まいは上品で、書香の家の趣です。不動産の書類はきれいに整い、購入の過程も体面よく順調に進みます。

化忌

化忌が田宅宮に入ると、財庫に漏れがあり、不動産の取得には障害が多めです。権利関係の紛争、引っ越しの苦労、ローンの重圧に注意。大きな買い物ほど、じっくり確かめてゆっくり署名を。逃す悔いより、踏み外す悔いを避けること。庫を守るのが先、広げるのは後です。

🌟 吉星が入る場合

六吉星が田宅宮に入ると、家は助けを得て栄えます。天魁・天鉞は不動産購入での貴人との出会いと、内々の好機を。左輔・右弼は家の人手の多さと、家族の助け合いによる取得を。文昌・文曲は住まいの知的な趣と、書類・権利関係の明快さを意味します。祿存が田宅に入るのは、財庫にもうひとつ錠前を掛けるようなものです。

煞星が入る場合

煞星が田宅宮に入ると、財庫が衝かれます。擎羊・陀羅は資産をめぐる争いと近隣の不和、火星・鈴星は家の急変(伝統的には火の用心、今日では住まいの安全点検と読みます)、地空・地劫は最も忌むべき配置で、庫に貯まりにくいことを意味します。煞星の集まる盤では、不動産は着実に。借り入れは低めに、低めに。

🌫️ 空宮と借星

田宅宮に主星がない場合は、対宮の子女宮の主星を借りて論じます。家の重心は資産ではなく人にあり、持ち家への執着は薄く、買うも借りるも縁次第です。家運は家族構成の変化とともに揺れ、人が集まれば家は栄えます。まず人を落ち着かせ、それから家を構える——順序が合っていれば、うまく回ります。

🕰️ 大限と流年

大限や流年が田宅宮を通る時期は、家の購入、引っ越し、リフォーム、家族構成の変化が起こりやすくなります。化禄の会照は取得の好機、化忌や煞星の衝会なら庫を守るのが先で、不動産の動きはゆっくりと。この期間、「家」のつく決断は、どれももう一歩深く考える価値があります。

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あなたの田宅宮にはどの星が入っているでしょうか?