紫微斗数の十二宮詳解
宮の定め方を完全公開し、十二宮を一宮ずつ、十四主星の入宮と四化の吉凶まで一つひとつ解説。自分の命盤と照らし合わせながら読める十二宮ハンドブックです。
命宮が寅にある例です。実際の配置は生年月日時で変わります
👆 宮にカーソルを合わせると三方四正の線が表示されます。クリックで詳解ページへ
🏛️ 十二宮とは
紫微斗数は人生を十二の領域に分けます:性格と器(命宮)、きょうだい(兄弟宮)、結婚(夫妻宮)、子ども(子女宮)、金銭(財帛宮)、健康(疾厄宮)、外出・移動(遷移宮)、人間関係(交友宮)、仕事(官祿宮)、不動産と家(田宅宮)、精神(福徳宮)、両親(父母宮)。それぞれが地支の一宮を占め、合わせて十二宮と呼びます。
星は役者、宮は舞台。同じ星でも入る宮が違えば語ることはまったく別です——貪狼が命宮なら多才な性格、財帛宮なら人脈で財を成すこと、夫妻宮なら恋愛遍歴を語ります。盤を読む正しい順序は、まず宮、それから星です。
📐 当サイトの宮の定め方:ルール完全公開
当サイトの紫微排盤は以下の通行ルールで宮を定めます。どのステップも古典や専門排盤ツールと照合できます:
- 1命宮を定める
寅宮を正月として生月まで順に数え、その宮から子の刻を起点に生まれた時刻まで逆に数える。止まった宮が命宮。旧暦の生月と時辰を用います。
- 2身宮を定める
同じく生月の宮から子の刻を起点に、今度は順方向に生まれた時刻まで数える。止まった宮が身宮。
- 3十二宮を配置する
命宮から反時計回りに、兄弟・夫妻・子女・財帛・疾厄・遷移・交友・官祿・田宅・福徳・父母の順で配置します。
- 4五行局を定める
命宮の干支の納音で局を定めます:水二局・木三局・金四局・土五局・火六局。局数が紫微星の位置と大限の開始年齢を決めます。
- 5大限を起こす
第一大限は命宮から始まります(現代の主流ルール)。開始年齢は局数と同じで、陽年生まれの男性と陰年生まれの女性は順行、その逆は逆行、十年で一宮進みます。
🔺 三方四正:一つの宮だけで読まない
どの宮も孤立してはいません。本宮に対宮(六つ先)、さらに三合の二宮(左右四つずつ先)を加えた四つを「三方四正」と呼びます。どの宮を見るときも、この四宮の星を合わせて読みます:本宮が主役、対宮は正面から差し込む光、三合は左右の両翼です。
最も重要なのは命宮の三方四正:命宮・財帛宮・官祿宮の三合に、対宮の遷移宮——人・金・仕事・環境が一体の構造をなし、命式の器の大きさはこの構造で決まります。上の命盤図では、同じ色の宮が同じ三合のグループです。カーソルを合わせると線が表示されます。
⚓ 身宮:後天の第二の重心
十二宮のほかに、命盤には命宮を補完する「身宮」があります。命宮が先天の資質を、身宮が後天の力点を司り、中年以降は人生の重心が身宮のある領域へ傾いていきます。
身宮が入るのは六宮のみで、生まれた時刻で決まります。自分の身宮がある宮の項目は、もう一度読み返す価値があります。
🌫️ 空宮と借星
十四の主星で十二宮すべてを埋めることはできず、主星のない宮が必ず生まれます。これを「空宮」と呼びます。空宮は凶でも空白でもありません:対宮の主星を借りて読み(借星安宮)、力と安定度がやや割り引かれるだけです。自分の盤で空いている宮があれば、その宮の項目の「空宮と借星」をご覧ください。
📚 十二宮を一宮ずつ詳解
十二宮それぞれに完全な項目があります:宮の意味、読み方、十四主星の入宮を一星ずつ、四化の吉凶、吉星・煞星、空宮の場合まで——開いて自分の命盤と照らし合わせてください。
命宮は命盤全体の要となる宮位で、性格・才能・外見の雰囲気・人生の全体的な枠組みを司ります。残りの十一宮はすべて命宮を基準に配置されます。
兄弟宮は兄弟姉妹との縁の深さ、関わり方、助け合いの有無を司ります。現代では同世代の仕事のパートナーや親しい友人を見る宮位でもあります。
夫妻宮は結婚と恋愛の形、配偶者の性格タイプ、ふたりの関わり方を司り、恋愛運や結婚の早い遅いの傾向も映し出します。
子女宮は子どもの人数や資質、親子の縁を司り、出産や桃花も併せて見ます。現代では教え子や弟子、心血を注いだ作品にも意味が広がっています。
財帛宮は生涯の金運の形を司ります。お金がどう入り、どう出て、どう管理されるか。命宮・官祿宮とともに、命盤の鉄のトライアングルを成します。
疾厄宮は生まれつきの体質、かかりやすい病の傾向、災厄の傾向を司ります。命盤で健康を見る最初の入口で、命宮・福徳宮と併せて読みます。
遷移宮は外に出たときの運勢を司ります。外での発展、旅行や移住、社交の場での出会いと印象。命宮と表裏一体の宮です。
交友宮(古くは僕役宮)は友人と部下の質を司ります。どんな友人と出会い、力になってもらえるか。同僚や部下との関わりもここから見ます。
官祿宮は事業宮とも呼ばれ、仕事の形、職業の適性、キャリアの浮き沈みを司ります。命宮・財帛宮とともに、命盤の鉄のトライアングルを成します。
田宅宮は不動産と住環境を司り、生涯の「財庫」でもあります。持ち家の運、家庭の安寧、家業の継承は、この宮から読みます。
福徳宮は精神の世界を司ります。福の厚さ、心の持ちよう、趣味嗜好、ストレス耐性、晩年の安楽——命盤で「楽しく生きられているか」を見る宮です。
父母宮は父母との縁の深さ、受けられる庇護の多さを司り、目上や上司との縁も併せて見ます。古くは相貌宮とも呼ばれました。
💬 よくある質問
命宮が全体の要ですが、命宮ひとつで命は決まりません:命式の器は命宮の三方四正という構造全体で見ます。また具体的な事柄を占うときは、その事柄の宮が主役になります——結婚なら夫妻宮、金銭なら財帛宮が中心で、命宮は全体を調整する立場です。
同じ宮です。官祿宮が古称で、現代では事業宮と呼ぶことが多くなりました。同様に交友宮は古くは僕役宮・奴僕宮と呼ばれました。当サイトの排盤は官祿宮・交友宮の名を用い、項目内では両方の呼び方を同義として扱います。
いいえ。主星のない宮は空宮と呼ばれ、対宮の主星を借りて読みます。安定度は下がりますが、その分人生の柔軟性は高くなります。命宮が空宮の著名人は少なくなく、空宮を凶と読むのは初学者にありがちな誤りです。
そうとは限りません。星が語るのは関係の摩耗しやすい箇所と、手をかけるべきポイントです。伝統的にも晩婚や別居がちの生活などの緩和策が示されてきました。判決文ではなく、関係のメンテナンス手引きとして読むのが正解です。
四柱推命(八字)は五行の生剋で全体の格局と運の律動を読み、「いつ」に強い。紫微斗数は人生を十二の領域に分けて一宮ずつ細かく見るので、「どの方面が、どんな形で」に強い。両者は補完関係にあり、同じ生年月日時で両方の盤を並べて読むのが上級の楽しみ方です。
十二宮が読めたら、自分の盤を出してみましょう