紫微斗数格局辞典に戻る
格局辞典吉格

日月並明

太陽と太陰がともに廟旺の地で命垣に会照する形です。昼と夜のふたつの輝きが揃い、富貴を兼ね、名利がともに進む、日月系の第一の吉格です。

関わる主星:太陽太陰

🔑 成格条件

命宮の三方四正(=命宮そのもの+向かいの宮+左右ふたつの三合宮、合わせて四つの宮)に、太陽と太陰のふたつの星がともに現れ、しかもそれぞれの明るさが旺または廟に達していることが必要です(明るさとは星がその宮で持つ力の等級で、廟・旺・得・利・平・不・陷の七段階が強い順に並び、この格は最も強いふたつの段階だけを認めます)。二星がともにあり、どちらも十分に明るければ、この格が成立します。

📜 古訣出典

日月並明、佐九重於堯殿(日月がともに明るく、堯の御殿で天子を輔ける)

—— 『紫微斗数全書』

📖 詳解

太陽は名を、太陰は富を司ります。昼と夜、貴と富——斗数におけるふたつの光源です。並明格の鍵は「ともに得地の郷にあること」。日は昼の位を行き、月は夜の位を行く。それぞれが在るべき場所で光を放てば、名と利は互いを侵さず、かえって引き立て合います。この格の人は外では事を担い、内では守りを固められ、公の顔と私の蓄積というふたつの線が並び立ちます。生涯に名利を同時に得る、輝かしい時期が訪れることが多いでしょう。日と月のどちらが強いかで主従も分かれ、日が強ければ貴が富を連れ、月が強ければ富が貴を養います。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1966-02-04 5·男性旧暦 1966年1月15日命宮 五行局 木三局
実例の命盤
命宮
太陰
天魁
兄弟宮
廉貞化忌
天府
右弼
夫妻宮
天鉞 紅鸞
子女宮
破軍
地空 天馬
財帛宮
文昌化科 文曲
疾厄宮
紫微
擎羊 鈴星
遷移宮
天機化権
祿存
交友宮
七殺
左輔 陀羅 火星
官祿宮
太陽
天梁
天喜 咸池
田宅宮
武曲
天相
地劫
福徳宮
天同化禄
巨門
天姚
父母宮
貪狼
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    命宮(亥宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    命宮の三方四正で 太陽、太陰 を探し、必要な星がすべて揃いました。

  3. 3

    命宮の三方四正に 太陽 を確認しました。

  4. 4

    明るさを確認:太陽廟。この格の条件を満たします。

  5. 5

    命宮の三方四正に 太陰 を確認しました。

  6. 6

    明るさを確認:太陰廟。この格の条件を満たします。

  7. 7

    以上の 3 項目の条件をすべて満たすため、この格は成立します。

  8. 8

    最後に格の高さ:命宮の三方四正に煞忌の妨げがなく、真の成格として扱います。

判定結果:この格は真の成格として成立します

💡 この格の判定のポイント

太陽は名と貴を、太陰は富と蓄えを司る、斗数の二大光源です。この格が判定するのは二星があるかどうかではなく、明るいかどうかです——日月がともに命宮に会照すること自体はよくあることで、ふたつとも旺・廟の地にあることこそが稀なのです。判定器が「二星がともにあること」と「それぞれの明るさ」を二段階に分けているのは、明るさの検証がすでに見つかった星に対してのみ働くからで、まず二星の存在を確かめ、それから一つずつ光を量ります。下限をなぜ旺に置くのか。太陽は昼の位に、太陰は夜の位に行って初めて明るくなり、それぞれが所を得れば名と利は互いを侵しません。どちらかが得より下に落ちれば明暗の均衡が崩れ、古人はそれを日月反背として別に立てました。判定は煞星を調べず、二星が同宮か別々の方位かも問いません。この四宮の中にあるふたつの灯がどちらも十分に明るいかどうか、それだけを見ます。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

表方も裏方もこなせます。「名声と専門性」の二輪駆動になる職業が向き、公職、金融、文教の分野で最も名利がともに進みます。

財運

表の財と裏の財、二筋の入りがあります。本業が名を、副業が利をもたらす形です。配分は動と静を組み合わせ、日は働いて得る収入、月は資産から得る収入と考えるとよいでしょう。

恋愛・結婚

剛柔を兼ね備えて気配りができ、引き際もわきまえるため、恋愛運は総じて穏やかです。光源がふたつあるということは、家庭と仕事の両方を気にかけるということ。均衡こそが幸せです。

⚠️ 破格と注意点

一方の曜が力を失えば並明ではなくなり、かえって明暗の不均衡になります。日月反背(ともに落陷)は別の形として扱います。どちらかが化忌の衝を受ければ、名か利のどちらかが必ず損なわれます。強いほうを守り、弱いほうを手放すのが賢明です。

🔗 関連する格局

この格局があなたの命盤にあるか見てみませんか?

無料で紫微斗数の命盤を作成