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格局辞典吉格

日月照壁

太陽と太陰がともに廟旺で田宅宮に会う形です。日月が壁を照らし、家業は豊かに、資産は輝く——田宅と財富にまつわる名高い富の格です。

関わる主星:太陽太陰

🔑 成格条件

この格は田宅宮(=不動産と家業を司る宮)を判定の基準とします。太陽と太陰が同時に田宅宮の三方四正(=その宮そのもの+向かいの宮+左右ふたつの三合宮、合わせて四つの宮)の中に現れ、しかも二星それぞれの明るさが「旺」以上に達していることが必要です(星の力は強い順に廟・旺・得・利・平・不・陷の七段階に分かれ、廟と旺が最も強いふたつの段階です)。

📜 古訣出典

日月照壁、家資巨富(日月が壁を照らせば、家の資産は巨富となる)

—— 『紫微斗数全書』

📖 詳解

壁とは、家の壁のことです。ふたつの大きな光源がそろって田宅の垣を照らすと、家業は昼間のように明るくなります。先祖からの蔭があり、不動産を持つ運があり、土地建物との縁が深い——斗数の中で最も直接に「家の資産」を指し示す富の格です。この富はフローではなくストックにあります。住宅、土地、受け継がれる資産が主戦場で、太陽は表に出る資産を、太陰は表に出ない蓄えを司り、明暗ふたつの帳簿がどちらも厚くなります。命主自身が稼ぐとは限りませんが、家の地力と物件を見る目は天賦です。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1966-03-01 21·男性旧暦 1966年2月10日命宮 五行局 水二局
実例の命盤
命宮
七殺
陀羅
兄弟宮
太陽
天梁
文曲 天喜 咸池
夫妻宮
武曲
天相
鈴星 天姚
子女宮
天同化禄
巨門
財帛宮
貪狼
火星 地空
疾厄宮
太陰
文昌化科 天魁
遷移宮
廉貞化忌
天府
地劫
交友宮
右弼 天鉞 紅鸞
官祿宮
破軍
天馬
田宅宮
福徳宮
紫微
擎羊
父母宮
天機化権
左輔 祿存
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    田宅宮(未宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    田宅宮の三方四正で 太陽、太陰 を探し、必要な星がすべて揃いました。

  3. 3

    田宅宮の三方四正に 太陽 を確認しました。

  4. 4

    明るさを確認:太陽廟。この格の条件を満たします。

  5. 5

    田宅宮の三方四正に 太陰 を確認しました。

  6. 6

    明るさを確認:太陰廟。この格の条件を満たします。

  7. 7

    以上の 3 項目の条件をすべて満たすため、この格は成立します。

  8. 8

    最後に格の高さ:田宅宮の三方四正に煞忌の妨げがなく、真の成格として扱います。

判定結果:この格は真の成格として成立します

💡 この格の判定のポイント

この格が見るのは命宮ではなく田宅宮です。もともと家業と不動産について語る格だからで、判定の基準となる宮が別の場所に移っている以上、盤を読むときに命宮を探しにいってはいけません。太陽と太陰は盤上にふたつしかない光源で、一方は明るいところを、もう一方は暗いところを司ります。ふたつが揃って田宅宮を照らして初めて「照壁」(=家の壁を照らす)の意象が生まれるので、判定器は二星がともにあることを求め、一つ欠ければ成格しません。明るさは二星それぞれについて別々に一度ずつ調べます。日月は時を得ているかどうかを最も重んじ、力の足りない太陽では物を照らせないので、このステップで止まってしまいます。二星が田宅宮そのものに坐しているか、三合宮や対宮から照らしてくるかについて、判定器は分け隔てせず、いずれも三方四正の内と数えます。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

不動産、資産運用、同族企業の継承ラインが向きます。家業を広げるのも守るのも、どちらも正しい使い方です。

財運

不動産運は最上級で、買う目も入るタイミングも的確です。資産配分は不動産と承継の設計に重心を置き、流動資産への全張りは避けましょう。

恋愛・結婚

家という観念が非常に強く、結婚と住まいの取得が連動して進みがちです。共同で物件を持つことは、関係の接着剤であり試金石でもあります。

⚠️ 破格と注意点

日月のどちらかが落陷すれば、照壁の力は半減します。煞星や化忌が田宅宮に入る場合は、所有権のもつれと家庭内の悶着に注意を。家業に富がある人ほど、兄弟間の財産分けは避けて通れない課題です。早めに取り決めを作っておくのが上策です。

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