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格局辞典吉格

七殺朝斗

七殺が寅・申・子・午で命宮に入り、紫微・天府と会する形です。将星が斗を拝するようで、威権が際立ち、大きく起きて大きく成す、武の貴の第一格です。

関わる主星:七殺

🔑 成格条件

七殺が命宮そのものに坐し、命宮が寅・申・子・午の四宮のいずれかにあり、七殺の明るさが旺または廟に達していることが必要です(明るさとは星がその宮で持つ力の等級で、廟が最も強く、旺がそれに次ぎます)。そのうえで命宮の三方四正(=命宮そのもの+向かいの宮+左右ふたつの三合宮、合わせて四つの宮)に紫微または天府があるかを見ます。二星のうちどちらか一つが見えれば足ります。会し方には二通りあります。寅・申に坐命するときは対宮に紫微と天府が同じ宮に入っており、二星がともに会するので、古くは「朝斗」(=北斗の帝座に朝する)と呼びました。子・午に坐命するときは対宮が武曲・天府で、天府だけが会して紫微は見えないので、古くは「仰斗」(=斗宿を仰ぎ見る)と呼びました。どちらの道も成格と数えます。

📜 古訣出典

七殺朝斗、爵禄栄昌(七殺が斗を拝すれば、爵位も禄も栄え盛んになる)

—— 『紫微斗数全書』

📖 詳解

七殺は将星で、最も恐れるのは主のいない野戦です。朝斗格の要は、将星が入廟し、しかも遠く帝座と財庫を拱していること——将には仕えるべき主があり、戦には目的がある。殺気はすべて版図を広げる戦功へと変換されます。この格の人は胆力と気概を備え、大きな責任を引き受け、難しい戦いを戦い抜けます。人生には裸一貫から身を起こす一章があることが多いものです。ただし将星の脚本に平坦な道はありません。浮き沈みは織り込み済みで、胆力ゆえに成り、胆力ゆえに危うい。格が大きいほど、波もまた高くなります。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1970-02-07 11·男性旧暦 1970年1月2日命宮 五行局 水二局
実例の命盤
命宮
七殺
祿存 天馬
兄弟宮
天梁
天鉞 陀羅 火星
夫妻宮
廉貞
天相
子女宮
巨門
地空 地劫 紅鸞
財帛宮
貪狼
文昌 左輔
疾厄宮
太陰化科
咸池
遷移宮
紫微
天府
交友宮
天機
天魁 天姚
官祿宮
破軍
田宅宮
太陽化禄
天喜
福徳宮
武曲化権
文曲 右弼
父母宮
天同化忌
擎羊 鈴星
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    命宮(申宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    この格は宮位が 寅、申、子、午 にあることを求めます。命宮は申宮にあり、条件を満たします。

  3. 3

    命宮の本宮に 七殺 を確認しました。

  4. 4

    明るさを確認:七殺廟。この格の条件を満たします。

  5. 5

    命宮の三方四正で 紫微、天府 を探し、紫微、天府 を確認しました(いずれか一つで可)。

  6. 6

    以上の 2 項目の条件をすべて満たすため、この格は成立します。

  7. 7

    最後に格の高さ:命宮の三方四正に煞忌の妨げがなく、真の成格として扱います。

判定結果:この格は真の成格として成立します

💡 この格の判定のポイント

判定は二段階に分かれ、二段階目が最も読み違えられます。一段階目は宮を押さえます——七殺は寅・申・子・午になければなりません。この四宮でしか七殺は入廟せず、それ以外では将星に率いる兵がないからです。二段階目は三方を調べます。ここは「紫微または天府に会する」であって、両方が必要なわけではない点に注意してください。寅・申に坐命するときは対宮がちょうど紫微・天府の同宮で、二星がともに会し、古くはこれを朝斗と呼びました。子・午に坐命するときは対宮が武曲・天府で、天府だけが会して紫微は見えず、古くはこれを仰斗と呼びました。どちらも成格と数え、違いは朝拱の段階だけです。二星のどちらにも会さなければ、それは七殺が独りで守っているだけで、殺気の帰する先がなく、この格には入りません。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

起業、軍・警察、外科、エンジニアリング、開拓型の営業——「難所を攻める」性質の分野がすべて向きます。デスクで安穏と過ごすのは、名将を遊ばせておくようなものです。

財運

財は戦功から生まれ、出入りは大きくなります。元手を投じて利を取る実業が向き、金融レバレッジによる投機は不向きです。勝ったら引き、負けたら損切りする規律が要ります。

恋愛・結婚

気性は激しく情は深く、愛し方はまっすぐです。伴侶には離れて過ごす時間や、有無を言わせない性分を受け止める度量が要ります。その志を敬う人が、その心を得ます。

⚠️ 破格と注意点

擎羊・陀羅・火星・鈴星に遭えば朝斗の格は変質し、威権に傷が伴い、生涯にわたり刃物による怪我や事故への警戒が必要です。七殺が落陷したり、拝すべき紫微・天府がなかったりする場合は、単に気性が剛いと読むにとどめ、この格には入りません。

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