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格局辞典凶格

孤君無輔

紫微が命宮に入りながら、三方に左輔・右弼を見ない形です。帝星に使える臣がなく、志は大きくとも助力に乏しい——孤高で自負が強く、何ごとも自ら手を下すことになる局です。

関わる主星:紫微

🔑 成格条件

紫微が命宮を守り、しかも命宮の三方四正(=命宮そのもの+向かいの宮+左右ふたつの三合宮、合わせて四つの宮)に左輔・右弼という一対の輔星が見つからないこと——ふたつとも現れないことによって、この局が成立します。

📖 詳解

帝星の格は、そもそも自分ひとりでは決まりません。朝廷に大臣がいなければ、皇帝はただの孤独な人です。輔けのない紫微は、自尊心も能力も備えているのに、「受け止めてくれる人がいない」という袋小路をぐるぐる回ることになります。委ねたくても託す相手がおらず、事を成そうとすれば何もかも自分でやる。それが続けば、頑なさと疲れが同時に育ちます。ただしこの局は詰みではありません。ここから押し出されるのは「専門で王になる」道です。取り巻きに頼らず腕で立ち、ひとりで一軍に匹敵する権威になる——孤君もまた、一派を成せるのです。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1966-02-22 1·男性旧暦 1966年2月3日命宮 五行局 木三局
実例の命盤
命宮
紫微
天府
火星 天姚
兄弟宮
天機化権
夫妻宮
破軍
地劫
子女宮
太陽
天魁
財帛宮
武曲
地空
疾厄宮
天同化禄
文昌化科 右弼 天鉞 紅鸞
遷移宮
七殺
天馬
交友宮
天梁
官祿宮
廉貞化忌
天相
擎羊
田宅宮
巨門
文曲 左輔 祿存
福徳宮
貪狼
陀羅 鈴星
父母宮
太陰
天喜 咸池
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    命宮(寅宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    命宮の本宮に 紫微 を確認しました。

  3. 3

    命宮の三方四正に 左輔、右弼 が無いことを確認しました。この格はまさにその不在を求めます。

  4. 4

    以上の 2 項目の条件をすべて満たすため、この格は成立します。

  5. 5

    最後に格の高さ:命宮の三方四正に吉星・禄星の緩和がなく、この局のリスク構造はそのまま成立します。

判定結果:成立し、吉星・禄星による緩和もないため、凶意はそのまま現れます

💡 この格の判定のポイント

この格の判定の論理は逆向きです。他の格局が「あるかどうか」を調べるのに対し、この格は「欠けているかどうか」を調べます。紫微は帝星で、格局の高低は昔から自分では決まらず、朝堂に誰が立っているかで決まります——ですから二段階目では、三方四正に左輔・右弼がどちらもいないことを確かめます。見つからないことで、初めて成立します。同じ紫微の坐命でも、ある人は君臣慶会の大格になり、ある人は孤君になるのはこのためです。星は同じ一つ、違いはすべて周りに人がいるかどうかにあります。判定器はこのステップで「見えてはならない」という条件を用いており、他の格局の「見つけなければならない」とはちょうど逆になっています。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

管理職の路線より専門家の路線が向きます。技術的権威、独立開業、個人ブランド。無理に部隊を率いるのは、短所で戦うようなものです。

財運

自分の手を動かして得る財で、規模は個人の体力に縛られます。単価の高い専門サービスが向き、手を広げすぎるのは禁物です。

恋愛・結婚

身構える癖があり、助けを求める言葉がなかなか出ません。親密な関係は「鎧を脱ぐ」稽古場です。弱さを見せられる人ほど、良い相手に恵まれます。

⚠️ 破格と注意点

大限や流年で左輔・右弼、天魁・天鉞の力を得る限に入れば、孤君が臣を得て、運勢は一時的にひっくり返ります。さらに地空・地劫に逢えば孤の上に空が重なるため、信仰や学問で心気を落ち着けるのが良策です。頑固さは、この局でいちばん高くつく授業料です。

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