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格局辞典吉格

輔弼夾帝

紫微が命宮を守り、左輔・右弼が両隣の宮から挟む形です。ふたりの臣が帝を護り、土台がきわめて安定して常に支えがある、帝の格の中でも安定した一筋です。

関わる主星:紫微

🔑 成格条件

紫微が命宮そのものに坐します。同時に、左輔と右弼が命宮の前後に隣り合うふたつの宮にそれぞれ入り、一方に一つずつ命宮を真ん中に挟むことが必要です(これを夾宮といい、どちらが前でどちらが後かは問いません)。この二条が同時に満たされて、この格が成立します。判定は隣り合うそのふたつの宮だけを認め、輔弼が三方から照らしてくる形はこの一路には数えません。

📜 古訣出典

輔弼夾帝為上品(輔弼が帝を挟む形は、上品とされる)

—— 『紫微斗数全書』

📖 詳解

会照する輔弼が朝廷の有能な臣なら、宮を挟む輔弼は身近な親衛隊です。三方から遠く拱するのではなく、左右のわき腹で護る。紫微がこれを得れば、進むも退くも受け止めてくれる人がいます。判断を誤れば支える人があり、立場が揺らげば盤を安定させる人がある。この格の強みは「安定」の一字です。大きく飛躍するとは限りませんが、大きく崩れることはきわめて少なく、帝星の下限がふたりの臣によって高く引き上げられます。この格の人はまた中央で差配することに慣れており、そばに右腕・左腕が欠けることがありません。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1978-04-28 17·男性旧暦 1978年3月22日命宮 五行局 火六局
実例の命盤
命宮
紫微
破軍
天鉞
兄弟宮
天機化忌
左輔 擎羊
夫妻宮
祿存
子女宮
太陽
陀羅
財帛宮
武曲
七殺
天喜 天姚 咸池
疾厄宮
天同
天梁
地空
遷移宮
天相
文昌 文曲 天魁
交友宮
巨門
鈴星
官祿宮
廉貞
貪狼化禄
田宅宮
太陰化権
火星
福徳宮
天府
紅鸞
父母宮
右弼化科 地劫 天馬
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    命宮(未宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    命宮の本宮に 紫微 を確認しました。

  3. 3

    命宮の前後の隣宮(父母宮、兄弟宮)を確認:挟む条件が成立します。

  4. 4

    以上の 2 項目の条件をすべて満たすため、この格は成立します。

  5. 5

    最後に格の高さ:命宮の三方四正に煞忌の妨げがなく、真の成格として扱います。

判定結果:この格は真の成格として成立します

💡 この格の判定のポイント

同じ紫微が輔弼を得る形でも、会照と夾宮はまったく異なる二種類の護りです。三方から会照する輔弼は朝堂に立つ有能な臣のようで、距離を隔てて力を出します。夾宮の輔弼は身近な親衛隊のようで、命宮の左右の脇にそのまま控えています。この格が取るのは後者なので、判定器は三方四正ではなく「前後の隣宮」という検査をわざわざ行います——見るのは命宮から順に一つ、逆に一つ数えたこのふたつの位置で、一方に左輔、もう一方に右弼があればよく、前後は問いません。帝星がなぜこの構造を特に重んじるのでしょうか。挟むというのは包み込む形の下支えで、決断を誤っても受け止める者があり、位置が揺らいでも安定させる者がある。格局の下限が高く引き上げられ、大きな飛躍よりも安定に強みが出ます。判定は隣宮に他の星があるかどうかを問いません。隣宮に煞星が同時に坐していても成格はそのまま成立し、護衛が棘を帯びているという話は破格と注意点の範囲にあたります。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

舵を取り、守り育てる立場が向きます。後継者、大きな事業の管理者、既存事業の責任者など。両手足となる人を育てるほうが、何もかも自分でやるより実りがあります。

財運

財務の下限が高く、リスクに強い体質です。富は安定した器の中で大きくなるため、高利回りの物語に釣られて安全圏から出るのは禁物です。

恋愛・結婚

世話をされ慣れているぶん、恋愛でも支えられる側になりがちです。逆に与えることを覚えてこそ、関係の均衡が保たれます。

⚠️ 破格と注意点

挟む力は、隣宮が清らかであることに依存します。隣宮に煞星があれば、護衛に棘が混じります。帝星が輔弼に頼りすぎると独断の力が鈍るため、ここぞという場面では自分で決断できることが大切です。

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