紫微斗数格局辞典に戻る
格局辞典凶格

羊陀夾命

命宮が擎羊と陀羅に両隣から挟まれる形です。羊陀が命を挟み、表立った争いも陰の駆け引きも絶えず、生涯を通じて競争と試練が多い——確かな実力で足場を築くべき局です。

🔑 成格条件

命宮に隣り合う前後ふたつの宮の一方に擎羊、もう一方に陀羅があり(左右は問いません)、ふたつの煞星が命宮を真ん中に挟めば、この局が成立します。

📜 古訣出典

羊陀夾命、為乞丐之流(羊と陀が命を挟めば、身を落としかねないとまで言われた)

—— 『紫微斗数全書』

📖 詳解

この局には、見落とされがちな構造上の事実があります。擎羊と陀羅は必ず祿存を挟むので、羊陀が命を挟むとき、命宮にはたいてい祿存が坐っているのです——「金を懐に、両脇に狼」という絵柄です。命主は生涯、稼ぐ腕にも機会にも不自由しませんが、競争、揉めごと、横取りの目に常に囲まれます。表からの槍は競合相手から、陰からの矢は身近な人から飛んできます。古書の断はきわめて厳しいものの、実際に問われているのは守る力です。腕は硬く、境界は明確に、友人は厳しく選ぶこと。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1966-01-01 19·男性旧暦 1965年12月10日命宮 五行局 土五局
実例の命盤
命宮
紫微化科
貪狼
左輔 祿存
兄弟宮
天機化禄
太陰化忌
文曲 陀羅
夫妻宮
天府
火星 地空
子女宮
太陽
文昌 天魁 天姚
財帛宮
武曲
破軍
右弼 天馬
疾厄宮
天同
紅鸞
遷移宮
地劫
交友宮
天鉞 鈴星
官祿宮
廉貞
七殺
田宅宮
天梁化権
咸池
福徳宮
天相
父母宮
巨門
擎羊 天喜
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    命宮(卯宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    命宮の前後の隣宮(父母宮、兄弟宮)を確認:挟む条件が成立します。

  3. 3

    最後に格の高さ:命宮の三方四正に 左輔、祿存、右弼 があり、凶意は和らぎます——構造は残りますが程度は軽くなります。詳しくは下の「破格と注意点」を。

判定結果:成立しますが、吉星・禄星により凶意は和らぎます

左輔、祿存、右弼

💡 この格の判定のポイント

羊陀の盤上の位置は縛られています。擎羊は必ず祿存の前ひと宮、陀羅は必ず祿存の後ろひと宮にあるので、命宮がこのふたつに挟まれているとき、命宮にはたいてい祿存が坐しています——判定器はふたつの隣宮しか調べませんが、盤を読むときはついでに命宮も一目見ておくべきです。その祿存が、この局を「金は身にあり、狼は両側にいる」形にするのか、単に四方から攻められているだけの形にするのかを決めます。夾宮は隣り合う前後ふたつの宮だけを論じ、一つ飛ばした宮に羊陀が見えても数えません。羊は明るいところでの奪い合いと衝突を、陀は暗いところでの引き延ばしともつれを司り、両側に同時に存在するということは、競争環境の密度を語っているのであって、人柄や運命の結論ではありません。ですからこの局が本当に試すのは守る力です——腕を確かにし、境界をはっきりさせ、組む相手を選ぶことです。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

競争が激しく、実力がものを言う業界が向きます。この局が最も苦手なのは横並びの環境で、むしろ過酷な土俵でこそよく生きます。

財運

財を持つがゆえに狙われます。共同事業のもつれ、貸したまま返らないお金、仕組まれた話に注意を。財を見せないことが、この局の第一の家訓です。

恋愛・結婚

恋愛では第三者のかき回しと利害の絡みに注意を。結婚前に財産の話を明確にしておくのは、関係を守る行為であって傷つける行為ではありません。

⚠️ 破格と注意点

命宮の祿存が吉星の会照を得ていれば、挟まれても倒れず、かえって豊かさと苦労が同居する形になります。この局は保証人になること、是非の渦に巻き込まれることを避けましょう。凶局を宿命として読むより「財を守る講座」として読むほうが、ずっと役に立ちます。

🔗 関連する格局

この格局があなたの命盤にあるか見てみませんか?

無料で紫微斗数の命盤を作成